「ＡＫＢ４８」のメンバー２７人がＪＲＡのＣＭ出演権を懸けて、春のＧ１シリーズ５戦の予想を競う「ＡＫＢのガチ馬」で２７日、河西智美（２０）の優勝が決まった。最終レースとなったこの日の日本ダービーでは的中者は出ず、ＮＨＫマイルカップ、ヴィクトリアマイルと２週連続で万馬券を的中させた河西が逃げ切った。「ＡＫＢに入って１位を取ったのは初めて」と河西は大喜び。秋のＪＲＡのＣＭで主演する。
河西がブッチ切りで優勝だ。獲得したポイントは８万３７８０。２位の片山陽加（２２）とは７万２２３０差だった。河西は「１位が決まった時はマネジャーさんと泣きながら喜びました！！ ギリギリまですごく不安だったから本当にうれしかったです。ＡＫＢに入って１位を取ったのは初めてなんです」と、大喜びだ。
「ＡＫＢ４８」のメンバーが「競馬部」を結成し、ＣＭ出演を目指して予想対決をする企画「ＡＫＢのガチ馬」が始まったのは４月。２０歳以上のメンバー２７人が天皇賞からの５レースで予想対決を行ってきた。
「ガチ馬」が始まって初めて競馬に触れたという河西は、２レース目のＮＨＫマイルＣの３連複予想で７万２９９０円の万馬券が的中。続くヴィクトリアマイルでも同じ３連複で１万７９０円を的中させ、２週連続の万馬券となった。
４レースを終わった時点で河西が圧倒的なリード。ほかのメンバーは最終レースで７～８万ポイントを逆転しなければならなかった。そのため、この日のダービーでメンバーは１点買いや大穴を狙った３連単、３連複の予想がズラリ。結果、的中者は出ず、河西が逃げ切る形で優勝を決めた。
惜しかったのは小嶋陽菜（２４）だ。３連単１０点予想の中に１着〈１０〉、２着〈１４〉、３着〈１１〉があり、もし２着と３着が逆ならば的中で８万７３８０ポイントを得て、河西を大逆転していた。
これで河西は秋のＪＲＡのＣＭで“主演”することが決まった。６月６日に日本武道館で行われる「第４回選抜総選挙」の速報（２３日）では、１７位と選抜メンバー（上位１６人）から外れ、出遅れている。「本当にガチ馬のおかげでたくさんのチャンスをいただきました。これからはＡＫＢのラッキーガールとして皆さんにｈａｐｐｙを届けたいです！！」。河西は今回の優勝を機に、総選挙での巻き返しを図る。
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