出産④ | ☆日々の記録☆

☆日々の記録☆

あったこと、思ったこと、感じたことを記録!!

左側臥位のまま陣痛の波に乗るようなイメージで息を吐きながら過ごす。


だけど痛みは強くなるけどなかなか出てこない。


会陰裂傷したくなかったから、いきみたくなくて自然に、自然に…とは思うものの、やっぱり力が入ってしまう。


その間もTさんがいいよ、いいよ〜
上手だよ〜
赤ちゃんの頭見えてきたよ〜


とたくさん声をかけて応援してくれる。


あと1回で出るよ‼︎


と言われ、よっしゃー‼︎
がんばるー‼︎


と思った。


けど、その1回が嘘で。笑


ごめん、ごめーん、嘘ついちゃった。と和やかになりつつもなかなか出てこない。


それも股に挟まった付近。激痛。


激痛。


身がよじれる。


言われた通りに呼吸を整えたり、力を入れたり緩めたり…


早く出てきて〜
と願う。


どんな指示にも従います。
早く終わるはずだから…。


やっと頭が出た。


けどそこからが進まない。


今までの分娩経過は把握できてたのに、もうそれどころではなくなりプチパニック。


痛い、痛い。の連呼。


痛いって、言葉は使いたくなかった。

赤ちゃんも頑張ってる。
赤ちゃんも痛いから、頑張れーって応援しながら一緒に頑張るイメージを持ってたから。


でもそれどころではない。


この痛みからは逃げれない。だからジタバタしても意味はない。そう何度も頭の中で繰り返しながら過ごした。


それでも痛すぎる。


Tさんの応援してくれる声は聞こえてた。その他は全く聞こえず。


ただただ、旦那の手とベッドの手すりを握りながらひたすら耐える。



すると、Tさんが首に臍帯巻いてるから臍帯切ってから出すね?と。


お願いします、と言ったのか、はい、と言ったのかは定かではないけど
早く出して欲しいの一心。


これはちょっとイレギュラーだ。と直感。



助産師さん達がバタバタし始め、色々会話をしてたけど私にはそれどころではなくなーんにも聞こえなかった。




臍帯を切ってからすぐにニョロ?グニョ?と体が外に。



救急カートが運ばれたり、もうそこからはめちゃめちゃ冷静な、映画の一コマ一コマをスローで見ている自分がいた。



泣いてない。
泣けない。



産まれたよー‼︎
大丈夫だから‼︎


とTさんからの強い言葉に安心感を感じた。。。


産まれてすぐ身を起こし、子どもを観察。


頑張れ!とひと声かけた。


全身は蒼白。
筋緊張はなく四肢はダラダラ。



あぁ…



泣かない。



頭は真っ白。



色々処置をされる子どもを冷静に観察。



早くモニターつけて。と思いつつ言葉にはできない。



ほんの僅かに一瞬、あえぐような反応があった。
あぁ大丈夫だ。となぜか思う。



刺激、吸引、そしてバッグをされる。



小児科の先生呼んで。



バッグを数回した後



泣いた。




やーっと泣いた。





それまで、蒼白でダラダラだった身体はみるみるうちにピンク色に。



小児科の先生が到着する頃には泣いていた。けどまだ元気があまりない。


あー!先生〜‼︎お願いします。
いつもはのんびりな先生がすごく慌ててすごく早く来てくれた。
お互いにアイコンタクトを取った。


これで大丈夫だ。と安心。



それから元気に泣いてほーーーっとした。



呼吸が早いからヘッドボックスしよう。と酸素30%で様子をみることに。



陥没呼吸と多呼吸がある。



色はまだ白いから大変だったね、頑張ったね。
目も鋭くて、やっぱりしんどかったね。
よかった、挿管にならなくて。



と横にいる子どもを見ながら心で伝える。



子どもの処置もひと段落して、Tさんと雑談しながら処置をしてもらう。



臍帯すごい短かった。しかも首に巻いてた。
臍帯33センチ。
だから最後出てこれなかった。
なかなかない短かさ。臍帯を切ってから出すことはほとんどない。
怖かった。と助産師さんの本音も。




もしTさんじゃなければ、会陰切開もして、赤ちゃんもNICUに入院してたかもしれない。



本当に感謝しかない。



息子の時にも今回もお産に携わってもらって本当によかった。
もし3人目があれば、次もTさんがいい。



小児科の先生と話しをして、もう大丈夫そうだね、念のためにまた見にくるね。


と。


けど、こなかった。笑



元気ななったのをTさんと確認して酸素を中止して抱っこ。
やっと抱っこ。



1:30に産まれて、3時くらいだったかな?
よかった、本当によかった。



分娩経過はとっても早くて、でもあまりにも最後が大変で息子の時よりもずっとずっと大変で痛かった。
やっぱりお産は怖い。無事に産まれるのが奇跡。