明るい空から落ちるやわらかくて豊潤な雨の中、
広大な公園を抜けて激しく車の行き交う幹線道路を歩道橋で渡り、
北桔橋門から東御苑へ入って、三の丸尚蔵館へと歩きました。



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空がうれしげに明るいので水溜りに弾む雨粒のウォーター・クラウンは、楽しい音譜のようです。
人間の私にはちょっとまとわりつくような濃すぎる雨も
炎天下でぎらぎらと力強く光合成していた大きな樹木にはちょうどよかったのか、ほうっと一息ついているよう。

枯れかかったあじさいは、強烈な光の中では壊れたような渇きにあえいでいましたが

雨の中では穏やかに土に還る準備をしているようです。
植物の息づかいが聞こえてくるようなのは、明るい雨の日中の散歩をはればれとさせてくれます。


尚蔵館の「虎・獅子・ライオン」展は、展示作品数は30点程度と少ないですが、竹内栖鳳の「虎」をはじめ大きな作品が迫力満点です。
でもこの円山応挙「群獣図」のように虎はどこかかわいいです。



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私は散歩したかったので別の門から行きましたが


大手門(入門してから約100メートル) からのほうが近いです。

  • 地下鉄(千代田線、東西線、丸ノ内線など)の大手町駅(c13出口)から徒歩約5分。