~強制解除~


編集長のフリーズが始まってどれくらい時間がたったのだろう
空気は、最悪。
帰りたい。

そんな重い雰囲気の中
出資者の方が一言
「後はよく話し合って進めてくれや!」


「はい」
編集長のフリーズが解除された。


「はいって?嫌っ!無理!無理!」私は心の中で何度も叫んだ。

だか私の心の叫びは、誰にも届かず、会社再建計画が始まったのであった。


つづく
~ファーストコンタクト~


話の続きを書く前に過去を振り返ってみようと思う。

現在の出資者・編集長と初めて出会ったのは平成22年10月の事だった。
その頃の私は、安い給料でクズのような会社で働いていた。

外注デザイナーで小遣い稼ぎでもしようと思い、知り合いの紹介で出資者の方、編集長と出会ったのだ。

その頃は、フリーペーパーの外注先として幾つか仕事を頂いた。


編集長も活発に動き回り
頼れる人だと心の中では、思っていた
だが、それから1ヶ月後
まさかロングフリーズする事になるとは…


つづく
~算数と数字と嘘~

出資者の方から手渡された用紙は、問題の雑誌に広告掲載をしているクライアント情報だった。

パッと見た感じ契約内容や契約金額が明確にならない。
編集長の説明を聞きながら、一つ一つ紐解いていくしかなかった。


説明を聞くが、いまいち理解出来ない。

私は、小学校で算数を習い中学校では、数学も習った。
簡単な計算位出来る。
ふざけるな!

強い口調で問い詰めるが
何度聞いてもあやふやな返答しかない
端から見ても掲載料金と契約金額が合わない。
ましてや集金日、集金予定日までも無茶苦茶だ。


痺れをきらした出資者の方が率直に聞いた
「掲載料金を早食いし、横領しただろ?」

編集長は、「ぃ……」言葉にならない返答で
そのまま気配を消すかのように長いフリーズを始めたのであった。


つづく