ゲームボーイアドバンス用ソフト、「ガンダムSEED友と君と戦場(ここ)で」のプレイレポ。
アークエンジェル内を探検しに行ったキラたち。その後から続きをやっていきます。
キラたちが探検している時、ブリッジでは士官が集まって話し合いをしていました。
ここのやり取りは、アニメ本編と大体同じです。
警報レベルが9に上がってしまったため、キラたちを帰すことはできません。よって、共に脱出せざるを得なくなりました。脱出するとなると、確実にザフト軍と戦闘になります。その際に、ストライクの力も必要だとマリューさんは言います。使わなきゃ脱出は無理だと。
確かに、ザフト軍を相手に戦艦だけで脱出はほとんど不可能ですね。モビルスーツに取りつかれたら間違いなく沈みますから。
ムウさん「あの坊主は了解してるのかい?」
ストライクの力が必要となると、キラに乗って戦ってもらうこととなります。しかし、キラは軍人ではありません。当然ナタルさんは反対し、ムウさんが乗られれば!と強く言います。ストライクのOSはキラが書き換えてしまったため、ナチュラルであるムウさんでは扱うことはできないことから、無茶言うなと拒否します。
ナタルさん「なら元に戻させて…。とにかく、あんな民間人の、しかもコーディネイターの子供に、大事な機体をこれ以上任せるわけには…!」
さっきは「ヤマト君」何て呼んでいたくせに、ここでは「あんな民間人の、コーディネイターの子供」呼ばわりです。そこには明らかに嫌悪感がにじみ出ています。コーディネイターは今戦争している相手、言わば敵です。ナタルさんが地球軍の機密にこれ以上触れさせたくないとなるのも、無理はないことかもしれません。ただ、ここではこうやって触らせることすら嫌がって猛反対しておきながら、このあと一転してキラに軍に残ってストライクに乗ってもらいたがる変わり身の早さが個人的には非常に腹立つんですよね。
で、キラにしろラクスにしろ、コーディネイターを「便利な戦争の道具」として扱う地球軍側を僕は好きにはなれなかったのですよね。ヘリオポリス組を人質に取って戦わせますし。そのヘリオポリス組もヘリオポリス組でヒドイ連中で友達何かでは全くないので、「アスランのとこ行っちゃえばいいのに」といつも思っていました。でもキラはそんな冷たい人ではなく、一応はコーディネイターである自分を受け入れてくれたヘリオポリス組を裏切ることができないからこそ、行かなかったわけで。僕はキラのそういうところが好きなのだろうなぁ。
ストライクはムウさんには扱えない。となると、結論は一つしかありませんでした。
居住区にマリューさんがやってきます。マリューさんはキラにストライクに乗ってもらえないかとお願いします。当然キラは拒否します。が、暗にキラが乗って戦わないことには無事脱出できないことを匂わせるマリューさん。キラに選択肢はありませんでした。
ミゲルのジンを含めた四機を倒すと、アスランが登場します。
二人が言い合っているところでヘリオポリスが崩壊してしまいます。BGMが「あんなに一緒だったのに…」に変わるところが最高です!
そして場面はアークエンジェル内へ変わります。戻る際にキラはポッドを拾います。ここでフレイが初登場します。
せっかく登場したのに、場面はブリッジへ変わってしまいます。
このあとどうするか。マリューさんたちは話し合いをします。アークエンジェルとストライクは、何としても地球軍本部へ持っていかないといけません。それに対してムウさんは、月面本部とすら連絡の取れない状況でどうする?と現状を突き付けます。するとナタルさんは、アルテミスへ向かうことを具申します。
アークエンジェルとストライクは重要機密なため、公式発表はされていません。よって、まだ認識コードを持っていない状態です。いくら同じ地球軍とはいえ、ユーラシアの部隊がそうすんなり受け入れてくれるとは思えず、マリューさんは難色を示します。
ナタルさん「アークエンジェルとストライクが我が大西洋連邦の極秘機密だということは、無論私とて承知しております。ですが、このまま月に針路を取ったとて、途中戦闘もなくすんなり行けるとはまさかお思いではありますまい」
補給もほとんどできていないため、戦闘を避けることはできても、途中で物資が尽きるのは十分予測できます。アルテミスへ向かい、そこで補給を受け、月の本部と連絡を取る。それが現実的な作戦だとナタルさんは提案を示すのですが、ムウさんはそう思惑通りにいくかな?と懐疑的です。
ここで選択肢が出ます。
1、アルテミスへ向かう。
2、月へ向かう。
さぁ、どっちへ行こう?
うーん…アルテミスへ向かうだとアニメ本編と同じでつまらないので、2の月へ向かうを選択します。
ここから、このゲームオリジナル展開となります。
マリューさん「ユーラシアは理解したフリをして我々を受け入れてくれるでしょうね。そして一度アルテミスに入ったが最後、いつ出られるかわからなくなるわ」
地球軍と言っても一枚岩ではないということですね。
マリューさん「いい?これがただの軍艦だったなら、単に貸しを作ったで済むでしょう。でも違うの。この船は極秘に開発された、言うなれば大西洋連邦の軍事機密の塊よ。そんなものがユーラシアの手に渡ってみなさい?補給どころではなくなるわ」
一言で言うなら危険だということ。大西洋連邦とユーラシアは同盟を結んではいるものの、決して友好関係ではないのです。
ムウさん「ヘタしたら、ユーラシアとの戦争になるかもよ」
それでもユーラシアは友軍だとナタルさんは反論します。
マリューさん「表向きはね…。実際は違うわ。場合によっては、ザフトより厄介よ」
アニメ本編を観て知っているせいか、確かにと納得、賛同してしまう自分がいます。
補給は心配だけれど、月の防衛ラインに入れば友軍とのランデブーも可能になるとのことから、月へ向かうことになりました。
ここでMSデッキに場面が変わり、フレイとキラのやり取りが見られます。
フレイ「あぁ、あなた!サイの友達の…!」
キラのことは顔は知ってる程度の認識です。ヘリオポリスは一体どうなったのか?友達二人とはぐれてしまい、フレイは不安そうです。キラはフレイに落ち着いてと優しく声をかけます。するとフレイは、何であなたはここにいるの?この船はザフトの船何でしょ?と矢継ぎ早に質問してきます。
キラはとりあえず無事でよかったと言い、ここにはサイやミリアリアもいることを告げます。そして二人のシーンは終わり、移動先を選ぶことになります。
どこへ行こう?
行ける場所は、MSデッキ、通路、医務室、食堂、居住区、展望デッキです。
医務室へ行ってみようかな。
医務室へ入ると、マリューさんがいました。
治療中だったようですね。
キラ「大丈夫ですか?」
おぉっ!何と頼もしい!すごいですね。
マリューさん「どちらかというと、今こうして艦長をやっていることの方が私にとってはピンチかしら…」
その理由は何でしょうか?選択肢が出ます。
1、まとめ役は苦手ですか?
2、新しい戦艦だからですか?
うーん…どっちでしょうか?
いきなり新型の戦艦の艦長をやることになったわけですから、2でしょうかね。
キラ「新しい戦艦だからですか?」
マリューさん「そうなのよ!いきなり最新鋭の、しかも新造戦艦の艦長よ?覚えることがたくさ…あ、ごめんなさい。あなたたちの方がもっと大変だったわね」
不安や愚痴を吐ける相手がいないでしょうし、ちょっとくらいいいんじゃないのかな?って思いますけども。
マリューさん「艦長がこんなんじゃ、クルーが不安になってしまうわね。今の話、あなたと私の秘密にしてね」
キラ「え、えぇ。いいですよ。マリューさんも大変なんですね」
キラくん、マリューさんを気遣います。
マリューさん、少し元気が出たようです(^^)よかったよかった。
さて、お次は…と。
展望デッキへ行ってみようかな。
あれ?誰もいませんでしたか。しまった(^^;
じゃあ次は…どうしようかな。
食堂へ行ってみようかな。
食堂へ入っていくと、キラくんはフレイがサイに駆け寄っていく姿を目撃してしまいます。
キラ「(仲がいいんだな…あの二人)」
仲が良い何ていうものではないと知ったら、キラくんは何を思うのでしょうか…?
フレイ「あ、あぁ…サイ!」、サイ「フレイ!どうしてここに」
フレイは、乗っていたポッドが壊れたこと、モビルスーツに拾われたことを説明します。そして、ここがザフトかと思ったら地球軍で…とも。
サイは、フレイを落ち着かせます。
余裕ありますね、サイは。頼りになります。
えーっと…地球軍の重要機密を見てしまったために、拘束されてしまいました(^^;
…と正直に言わず、サイは成り行きで乗ることになったと返します。さすがですね。
ミリアリアは、フレイに「よかったわね」と声をかけます。フレイはミリアリアとの再会に喜び、これで安心ねと安堵します。
その様子を見ていたトールは、ミリアリアに訊ねます。
げっ!入り口のところにはキラくんがいるのに!
アニメ本編とは違って既に知っていたようで、ミリアリアは「噂じゃあ、フィアンセらしいわよ」と答えます。
トール「えっ?そうなの!?」
トールはビックリ、キラくんはショックです。
大丈夫だ、キラくん。君には「ラクス」という最高の女性との出会いがこのあと待ってるよ!
………。
ま、まぁ、そのラクスにも婚約者がいるけれども…(^-^;)
複雑な人間模様ですね、SEEDって。(しみじみ…)
一旦ここで中断。
続きます。