ドラクエ7、完全初見プレイ感想です。



キーファの子孫であるアイラを仲間に加え、旅に出る主人公一行。アイラの大地のトゥーラの弾き手を探したいという目的のため、現代のマーディラスへ向かいます。




現代のマーディラスに着き、姫に会う前にまずはヨハンに会いにいきます。


ヨハンのいる酒場に行くと、パッタリと来なくなったこと、全くトゥーラを弾かなくなったという話しが聞けます。あんなに女と酒好きなヨハンが来なくなったというのは、何かあったとしか思えませんね。町の人たちは、何かヨハンについて知らないでしょうか?情報収集してみましょう。


「ヨハンったら、お葬式にお祭りの曲を弾いたんだよ!確かに上手だったけどさ、家の人たちはカンカンさ。随分怒ってたよ」


お葬式にお祭りの曲!?そりゃまた不謹慎な…。でも、まだヨハンから話しを聞いていないので、このおばちゃんの話しだけでは何とも言えないですね。


「あたしゃヨハンを見損なったよ!あたしの父さんの葬式に、よりによって祭りの曲を演奏するだなんて!」


「そこだけ」を見れば、確かに怒るのは当然です。不謹慎ですから。が、ヨハンには何か理由があったのでは?理由も聞かずに一方的に怒るのは、あまりに良くないと思います。ただ、あれだけチャラいから、あの野郎ふざけやがったなと誤解された可能性も捨てきれません。まずはちゃんとヨハンから話しを聞きたいですね。


ヨハンを探していると、酒場の女性のお宅で不貞寝をしていました。


葬式のこと、まだ気にしてんの?あの曲良かったから、またトゥーラ弾いてよと女性はヨハンに言います。



女性がお願いしても、ヨハンは気乗りしないようです。主人公一行がヨハンに話しかけても、何も答えてくれません。よっぽど怒られてしまったのか、ずっと不貞寝したままなので、ここはもう一旦諦めて、外に出ます。


ガボは、何か悪さしたからじゃねぇのか?と言いますが、僕はそうは思いません。ヨハンにはヨハンで、何か理由があると思っています。明るい曲で送り出したかった、お祭りが好きな家庭だったから、亡くなった方の思い出の曲だったからとか、そういう理由が。チャラいけど、常識知らずのふざけた野郎には見えないのでね。


師匠「あのバカ者、ヨハンは今はここにはおりません。大方、酒場か女のところでしょう。心を入れ替えるまではトゥーラを弾いてはならんと命じてから、家に戻らないのです」


お師匠様もカンカンのようです。メルビンも言っていますが、事態は相当深刻ですね。命じてから家に戻らない、女のところで不貞寝。解ってもらえると思っていたお師匠様に理解されず、叱られてしまったことがショックだったのではないでしょうか?違うかな?ヨハンもヨハンで、ちゃんと説明しないとダメですけどね。


あーあ…トゥーラの弾き手探しは時間がかかりそうな予感しかしませんね。一応姫に会いに行きましょう。


グレーテ姫は、困っているのなら話してみろ。力になるぞと仰ってくださいました。ここは甘えて事情を話すことにします。すると、おもしろい!と乗り気です。

そして、何だか楽しそうです。公務に追われる日々の中で楽しみが出来たこと、主人公に頼られたことが嬉しかったのではないでしょうか?



何と頼もしいお言葉。相談してよかったです。グレーテ姫は、世界中におふれを出すとのこと。内容は、このマーディラスで世界一のトゥーラの弾き手を決める大会を開くというもの。弾く楽器は、もちろん大地のトゥーラです。大地のトゥーラは、伝説の弾き手以外の者には決して奏でられぬもの。そこで大会で演奏者を集め、大地のトゥーラを見事奏でた者が伝説の弾き手とする。これが大会の主旨です。


突然された相談にも関わらず、この僅かな時間でこれだけのことを瞬時に決めて即行動を起こす。グレーテ姫、すごすぎます。そりゃみんなグレーテ姫に頼るわけです。


ストーリーを進めないと大会は開かれないようですね。うん、確信しました。もう終盤と思っていたストーリーですが、実はまだまだ終盤ではなく、今やっと中盤なのだと。いやぁ、いいね!長いストーリーに、まだまだ続く旅!僕、こういうの大好きですよ!たまりません!


マーディラスを後にする前に、もう一度お師匠様とヨハンのところに寄ります。


お師匠「トゥーラ弾き世界一を決める大会…確かにヨハンが出場すれば、優勝するでしょうな。

ヨハンはお師匠様や町の人たちからトゥーラの腕前は認められているのですね。となると、問題はヨハンの精神的…心や人格にあるとなりますが…。うーん…ちゃんとお互いに腹を割って話しをしましょうよとしか、今は言えないですね。



素っ気なく、気のない返事ですね。ヨハンが大地のトゥーラの弾き手となるのでしょうが、そうなるまでが長そうです。こういうタイプは、ケツをバシッと叩ける女性でないと無理だと思います。酒場の女性のように甘えたり媚びを売るようなタイプでは、ヨハンは立ち直らないでしょうし、自ら動きませんよ。マリベルがいたらなぁ…。「なっさけないわね!あんた男でしょ!」くらい言ってくれただろうに。



さて、過去の各地を巡ってみますか!まずは、過去のラグラーズとマーディラスへ行ってみます。


過去のラグラーズでは武闘大会が行われ、その大会が終了したばかりのようです。


兵士長の弟子に敗れ、ケガが回復しない兵士に話しを聞いてみます。


兵士「戦いには技と力と…何よりその人間の持つ気迫が大切なのだ…。私が負けたのは技や力があの若い兵士に劣ったためではない…。何としても兵士長の無念を晴らそうというあの男の気迫に負けたのだ…」


無念ね…。その兵士長だって、多くの人たちの命や家を奪い、屈辱を与えてきたわけで。その多くは無念にこの世を去ったわけです。だから、あの人はやられたんだよ?そこをもっと考えないとダメなんじゃないの?って思いますが。しっかし、武闘大会の目的が技を競う、技術向上、腕試しではなく、無念を晴らすためのものになっていることからして間違ってない?と僕は思うのですが。それじゃあただの八つ当たりですから。精神的には未熟者ということですかね。


兵士「武闘大会で優勝した日の夜、僕ら一人で誓ったのです。もう二度と人間同士で争うようなことはすまい…と。

僕は何だかんだ書いていますが、難しいですね。何を言っても、この兵士には綺麗事にしか聞こえないでしょうから。Destinyのシンのように。でもね、目的が手段になっているような感じがするので、それは正した方がいいと思いますね。


他の人たちは話している内容が変わっていませんでしたので、マーディラスへ向かいます。


城へ向かう橋を渡ったところで、ゼッペル王とディノ神父のイベントが始まりました。


ゼッペル王の傷は、もう大分良くなったようです。ゼッペル王は自ら壊してしまった城を修復するため、戻ろうとします。するとディノ神父はゼッペル王を呼び止め、ルーシアの墓を立ててはどうだ?と勧めます。それを聞いたゼッペル王は、墓は不要だと返します。


少なくとも、今の私はそう信じている」


認められない者は認めなくてもいいことだと言っていますが、例え亡くなっていたとしても、ルーシアはゼッペル王の心の中で生きていますよ。少なくとも、僕はそう信じています。


戻ろうとしたところで、ゼッペル王が主人公一行に気付きます。懲りない奴らだなと言いながらも、再会が嬉しそうです。大したもてなしは出来ないが、ゆっくりしていってくれと仰ってくださいました。ありがとうございます!


ディノ神父は、ゼッペル王と共に頑張っておられるようです。大分理解できるようになってきたとも。もうマーディラスは心配いらない、ゼッペル王のもと、どんどん良い国になっていくでしょうとのこと。国も二人の関係も良くなってきて、安心ですね。よかったです。


修復中のところをお邪魔すると、兵士がこんなことを言ってきます。

えっ…?それはまさか…。ゼッペル王とディノ神父の会話を聞いた直後にこれを聞いてしまうと、まさかルーシア!?と思ってしまいます。けど、ラグラーズに寄った時、そんな美しい女性はいませんでしたが…。外出中だったのかな?(帰りにもう一回寄りましたが、いませんでした)


ゼッペル王に話しかけると、作業の手伝いをしたいのか?と尋ねられたので、「はい」と答えます。すると、恩人にそんなことはさせられないと断られてしまいました。そして、以前した約束を王は思いだします。まずは、信じることから始めようと思っているとのこと。あのラグラーズさえも。そして、改めてお礼を。

立ち直ったみたいで、本当によかったです。今度はマリベルを連れて遊びに来たいですね。復帰するかわかりませんが…。



大神殿へ行くと、大神官とのイベントが始まりました。


既に主人公がまだ研究中のマジャスティスを覚えているので、大神官はそれを見せてみろと言ってきます。自身にバイキルトをかけ、解除してみせろと。

マジャスティスがどんな呪文かの説明であり、使い方のレクチャーですね、これは。こういう時に使う呪文ですよ、と。実際使うことはないでしょうが。


主人公はマジャスティスを唱えて解除します。目の当たりにした大神官は、それは間違いなく長年夢見てきたマジャスティスだと認めます。主人公は大神官が使ったのを見て覚えたのではなく、書物によって覚えたのだと話します。その書物は、大神官が後の世のためにと残した書物によるもの。今書いている書物がそれです。大神官はそれには気付きませんが、マジャスティスの完成はそう遠くなさそうです。

次は過去と現代のハーメリアへ行ってみます。楽師、ジャン、トゥーラのことを聞けばアイラは何か反応するのでは?と思ったからです。が、残念ながら何の反応もありませんでした。


次はフォーリッシュの町とフォロッド城へ。ゼボットさんとエリーは元気かな?あれから城や町はどうなっているかな?


話しを聞いていくと、平和になったことですっかり平和気分になっていました。ちょっと緊張感が無さすぎるって感じですね。あと、ゼボットさんがあれから姿を見せないという話しも聞けます。そりゃそうだろうって僕は思いますが、町の人たちはその理由に気付かないのでしょうかね?残念な人たちです。


トラッドさんが兵士長を辞めるということを知り、すぐにトラッドさんへ会いにいきます。


トラッドさん「私はエリーを守れなかった。だから、その償いのため兵士長になった。この国全てを守るために。だが、結局ゼボットの心は救えなかった…。
私は何をしていたのだろう…」


結局国全てを守ったのは、ゼボットさんとエリーという皮肉。ゼボットさんの心を救いたかったというのならば、もっとちゃんと正面から向き合うべきでしたね。ゼボットさんもゼボットさんですが、仲違いしてお互いにあんな奴知らねーとなってしまった瞬間、もうダメだったのですよ。あとね、救ったあと二人は迫害されてしまったわけで。そこのフォローはしたのでしょうか?剣で戦うだけか「守る」ではありませんよ。


姫「私にはエリーという姉がいました…。ゼボットは姉と結婚の約束をしていたのです。しかし、ある日のことでした。姉はお付きの兵だったトラッドと共に森へ狩りに行き…そこで死にました。事故だったのです。目の前に飛び出したウサギに驚いた馬に振り落とされて…。ゼボットはそれから心をふさぎ、あやしげな研究に没頭するようになったのです…。誰も悪くないのです。ただ、不幸だっただけ…」


確かに誰も悪くないです。ゼボットさんは、それがわかっていても、誰かを憎まずにはいられなかったのだと思います。あと、自分に何も言わずに狩りに行ってしまったことも許せなかったのでしょう。悲しいことですが、逃げずにいてほしかったですね…。今となってはもう詮無い望みですが。


ゼボットさんとエリーに会いに行くと、エリーは元気そうでした。が、ゼボットさんは誰の顔も見たくない、放っておいてくれと言うばかりです。ここはもう帰りましょう。ただね、お前はもうエリーじゃない!と言わんばかりの扱いをされているからくりメイドが、一番かわいそうに思いましたね。


現代へ戻り、エリーに会いに行くと……何と!エリーは動かなくなっていました。

え、エリー…(泣)


動かぬゼボットさんにスープを作ることが生き甲斐になっていたエリー。最後までスープを作り続けていたのでしょうね、きっと。気の遠くなるような長い間、本当にお疲れ様。今はただもう安らかに。それだけを願っています。



他にも行きたいところはあるのですが、長くなりすぎたので、次回にします。次回は行きたいと思っている地に行き、それから次の石版の地に向かいます。それと、アイラはゴッドハンドにしていく予定です。次回も楽しみです。