ドラクエ7、完全初見プレイ感想です。



久しぶりのドラクエ7、完全初見プレイ感想記事です。マリベルが離脱したことで僕のテンションが下がりに下がってしまい、プレイする気にはなれなくてしばらく放置してしまっていました。でも、やっぱり最後までちゃんとプレイしたいなと思い、昨日プレイしました。なので、本日は久しぶりの感想記事となります。





現代に戻ると、マリベルの父であるアミットさんが倒れたという知らせ。主人公一行は、フィッシュベルへ急いで戻ります。


マリベルのお宅に向かうと、アミットさんはベッドで横になっており、その横を神父、マリベル、奥様が心配そうに囲っています。


神父「ではマリベル、もう一度言うぞ。とりあえず、アミット殿の命は取りとめた。だが、何分危険な病には違いない。こんな時じゃ。せめてお前がこれ以上アミット殿に心配をかけてはならんぞ。しばらくは父のそばにいてアミット殿を安心させてやれ。それが何よりのクスリになる」


マリベル「パパ…」


あのマリベルがしおらしくなっています。これは旅に連れて行くことは出来ないですし、むしろそれはしてはならないことですね。


神父の言ってる内容からして、アミットさんが倒れたのは心労が祟ったことによるものですね。アミットさんはマリベルのことをとても心配していましたから。んでさ、この神父は「お前が心配かけたせいでアミットさんは倒れたんだぞ」と言ってますよねぇ、これ。


こんな時に何ですが…。心配するご両親に対して、マリベルは常々「大丈夫よ」と返していました。さらに、キーファのように突然過去に残って帰らなくなるとか、そういうことはしないとも。それでも心配して心労が祟ってしまう
というのは、「マリベルを信じていない」ということでもあるんじゃないのかなと。


危険を伴う旅なので、心配するのは当然のことです。それが親子となれば、尚更です。ただ、それが過剰だなと感じるのです。


アミットさんは子離れ、出来るでしょうか?(お母様も)


出来ることなら、マリベルのしたいことをさせてやり、それを見守る、応援することの出来る人になってほしいです。いつまでも子供はずっと親のそばにはいませんよ。いずれ巣立っていくものなのですから。



神父に話しかけると、マリベルを連れて行くことは許さんぞと強く言われてしまいました。言われなくてもそんなことしません。


マリベルの装備を外すことも出来ないまま、お別れです。キーファのように返してもこないので、戻ってくるということでいいんですかね?


しっかし、こんな終盤で回復担当がいなくなってしまうのは、正直キツイです。主人公はメインアタッカーですし、回復担当にしてしまうと戦闘が厳しくなるのは必至です。ガボはMPが低いですし、メルビンは素早さが遅すぎますし。その遅さを利用するっていう手もありますが、うーん…困りましたね。どうしよう。そこは臨機応変にやっていくしかないですかね。


次に主人公の自宅へ向かいます。


マーレ「マリベルさんがいなくて寂しいってのも、アミットさんの病気の一因に違いないよ。あんたらの旅が大層な意味を持ってるってのも分からないワケじゃないけど…。とにかく、これからはなるべくマリベルさんを外に連れまわすんじゃないよ。いいね?」


母マーレからは、マリベルを連れまわすなと釘を刺されてしまいました。


連れまわすって…。神父もですが、何だか主人公が悪いかのように言われるので、ただでさえ低いテンションがさらに下がるハメに…。


親を悲しませたり、心配かけるようなことをするなということなのでしょうけどね。



ボルカノ「実はお前たちに一つ、聞きたいことがあったのだ。以前、ここより北西の海で漁をしていた時、近くの大陸にテントで暮らす人々をみつけてな。見たところ旅の民族のようだったが、お前たちはそんな人々を見なかったか?


テント?旅の民族?それはもう、彼らしかいないでしょう。神の復活を目指す、ユバールの一族!


どこかで再会を果たすだろうなとは予測していましたが、ここでしたか。キーファやジャンのこと、何か聞けるかな?そして、またお手伝いという名のパシリにされるんですかね?


とにかく、行ってみましょう!


北西の地に行ってみると、ありました!ユバール族の休息地!音楽が好きなんですよね~!


入るとテントを覗いている男がいます。話しかけてみましょう。


「アイラの踊りは、何かグッとくるものがあるよなぁ」


アイラ??踊り?何か、ライラさんと名前が似ていますね。そのテントの中へは儀式の最中ということで、入れず。過去のユバールと同じ展開ですねぇ。


「族長様はいつまでここに留まるつもり何だろうな?神の祭壇のある海がみつからないのに、ただ待っていてもしかたないよ。あんたもそう思うだろ?」


みつからないのは、神の祭壇のある地が復活していないからです。はいと答えたいところですが、いいえと答えてみます。


「海の向こうに祭壇があるって言うのかい?何であんたたちがそんなに神の祭壇の存在を信じるのか、わからねぇな。そもそも、見つけたからといって神が復活するかどうか、あやしいもんだぜ」


主人公一行が神の祭壇の存在を信じるのは、実際に見つけて儀式までちゃんとこの目で見たからです。神が復活するかどうかはわかりませんが、信じられないというなら何でこの人は旅を共にしているのでしょうか?


あとね、大陸が復活していない以上旅をしても途方もない旅になるだけなので、ここにいた方が良いと僕は思いますよ。しんどいだけだもの。


「言い伝えによると、この村の西に山脈があって、その向こうに神の祭壇があったといいます。けれど、現実にはご覧の通り一面の海。私たちに伝わる古文書が間違っていたというのでしょうか?」


間違っていませんよ。ただ、その大陸は魔王によって封印されているため、いくら探しても無駄です。


どうやら神の祭壇、神の復活はまだ先っぽいですね。その前に過去へ行き、封印を解いて山脈のある大陸を復活をさせないといけないわけですから。神の復活は魔王との決戦前ですかね?


「あーあ。早く儀式終わらないかなぁ。今日はアイラが剣の稽古をつけてくれる約束だったのに…」


えっ!?アイラという人は踊りだけでなく、剣の使い手でもあるの?


アイラという名に、剣の稽古をつけられるほどの剣の使い手。


まさか……ねぇ…(^^;


「ウデのいいトゥーラの弾き手だって、まだみつからないし…」


あー…やっぱり弾き手を探すお手伝いをすることになるという予感が的中しそうですね。まっ、弾き手は現代マーディラスにいる師匠と弟子のヨハンになるのでしょうが…。


「ボクたち一族の代表となる踊り手は、今回のアイラでちょうど10代目。中でも、2代目のライラという人は、もうかなりの踊り手だったらしい。アイラは伝説のその踊り手にあやかって名付けられたんだけど、いやとんでもないじゃじゃ馬さ」


また時の流れを感じさせる言葉ですね。そうか…キーファやライラのあの時代からそれだけの時間が経っているのですね。会いたかったな、キーファに。すると、ガボがこんなことを言います。

僕個人としては、以前書いたようにあの時キーファがユバール一族滅亡の歴史を変えたと思っています。彼が倒れたダーツさんに代わって懸命に戦ったからこそ、ユバール一族滅亡の歴史が変えられたのだと。そして、キーファはあのあともずっと守り手として全うしたのでしょうね。過去に残った友が必死に守ってきたものが、現代まで残っている。これは嬉しくなりますね。


一通り探索が終わると、イベントが始まります。儀式の行われているテントから、制止も聞かずに女性がいきなり飛び出てきます。どうやら西の崖っぷちにいるようなので、追いかけます。

この女性がアイラ。一族の方々が手を焼くじゃじゃ馬様。でも、高貴なところや気品を感じるので、そこまでじゃじゃ馬な印象は受けませんね。


アイラ「でも、おあいにくさま。私は踊り手の後継ぎになるつもりはないの」


王になる気はないと言っていたキーファと似ていますね。放っておいてちょうだいと言ってまた去っていってしまったので、とりあえず戻ります。


戻ると、族長のテントにいました。どうやら、アイラはトゥーラの名手を探しに行きたいとのこと。族長は、これまで何の手がかりも得られなかったことから、トゥーラの名手の血筋は絶えてしまった可能性があることを告げます。


アイラ「いえ、私は信じてます。大地のトゥーラがある限り、弾き手もきっと現れると」


血筋は絶えてしまった可能性は高いでしょう。あの年でジャンは独身っぽかったですし。あれから子を儲けたとは思えません。しかし、ジャンの技術や遺志を受け継いでいる者はいるでしょう。それが、あの師弟だと思うのです。


アイラ「そうです、族長様!私にはこの旅の仲間もいるんだから、安心ですわ」


ん?なんだ?その今思いついたかのような無理やりな言い分は。勝手にあんたの旅の仲間にすな!(笑)


族長様は、その旅の仲間は今訪ねてきたばかりの人たちだろと当然のツッコミをします。


アイラ「えぇ。会ったばかりですけど、私たちのことをとてもよく理解してくれて、一緒に大地のトゥーラの弾きこなせる名手を探してくれるんだったわよね?」

そんなこと一言も言ってませんが(^^;


何でしょうかね、この強引さは。奴ソックリじゃないの。


素直に「はい」とは答えたくなかったので、「いいえ」と答えてみる。(意地悪したかったとも言う)


アイラ「シーッ…。お願いだから、ここは私に話しを合わせてちょうだい」


いいえと答えても同じやり取りの繰り返しなので、しかたなく「はい」と答えます。


するとアイラは、旅なれたこの方々が一緒なら安心でしょ?と改めて族長様に許可を求めます。


族長様は、見つかるかもわからない旅に主人公一行を付き合わせてしまう申し訳なさと、アイラが戻ってこないのでは?と不安を吐露します。

しかし、アイラはもう行くと決めてしまっています。族長様はもう許すしかありませんでした。


冒険好き、こうと言い出したら聞かない。

キーファ…でしょうねぇ。匂わせる発言が一族の方々から聞けますが、アイラはライラとキーファの子孫なのでしょうね。二人の血筋を色濃く継いでいるからこそ、踊りも剣の腕前も凄いのだと思います。もちろん、血筋だけではなく日々稽古をしているからでもあります。


族長様から大地のトゥーラを預かり、休息地を出ます。アイラが出発する前に寄りたい所があるというので、再び西の崖っぷちへ向かいます。


アイラ「ここは、私の両親とご先祖のお墓」


アイラは両親と先祖に挨拶をしたかったのですね。そして、剣を主人公の前で掲げます。

あの時、見てくれと主人公に誇らしげに伝説の剣を掲げたキーファの姿と重なります。


伝説の踊り手と守り手が眠る墓。その墓には両親とご先祖が眠っているとアイラは言いました。ハッキリと確信しました。アイラはライラとキーファの子孫だと。そして、キーファは伝説の守り手になれたのだと。その先祖のキーファと同じように、子孫のアイラが主人公に剣を掲げました。これはグッときます。


キーファぁぁぁぁ( ノД`)


過去に残った友が守ってきたものは、現代でもしっかり残っていました。そして今、先祖から子孫へ。友から友へと受け継がれた瞬間だと思います。過去に残った友が守ってきたものや世界は、これからは現代にいる友が守っていく。


友から友へ。先祖から子孫へ。過去から現代へ。バトンタッチされたような、遠い離れた場所にいるのに繋がっている。そんな感じがしました。


キーファはもういません。でも、キーファの血は絶えていません。キーファの子孫、アイラ。彼女から感じるキーファの面影に、剣を掲げた姿。主人公には感慨が押し寄せたかもしれません。



アイラを新たに仲間に加え、主人公一行の冒険は続きます。

せっかくですから、まずはグランエスタード城へ行きましょう。王様やリーサ姫はどんな反応するかな?楽しみです。