ドラクエ7、完全初見プレイ感想です。




大陸をも吹っ飛ばし、やがては自身さえも滅ぼしてしまう究極魔法マナスティス。幼なじみのルーシアを守ることも助けることも出来なかったゼッペル王は、そのことをずっと悔やみ続けていた。そのため、より強い力を求める。もう何者にも屈しない強い力をと。そしてついに、その力を手にする。が、封印を解いたゼッペル王の姿は破壊神へと変わってしまうのだった。


主人公一行はゼッペル王の破壊行動を止めるために戦うが、手も足も出ずに完敗してしまう。そこへ、全ての魔法の効果を打ち消すマジャスティスを完成させたと、大神官が駆けつける。しかし、完成されたと思われたマジャスティスはまだ完成の域には達しておらず、効果を弱めただけであった。主人公一行は、再びゼッペル王を止めるために戦うのだった。


苦戦の末に勝利した主人公一行。ゼッペル王は命を取り留め、これまでを振り返る。それを見て、人間同士の無意味な争いはこれで終わるだろうと安堵し、過去のマーディラス城を後にするのだった。





現代のマーディラス城へとさっそく向かいます。すると何と!ラグラーズ城がなくなっています!(゚Д゚)!!

グリンフレークと違い、何の形跡もありません。

何の形跡もなく、そこには木が植えられ、成長していることから、かなりの時間経過が窺えます。「ここには城があった」と言っても、信じる人はとても少ないでしょうね。


一つの国がなくなった。地図上から消えたというのは、何だか寂しいものです。その消えた理由は何なのでしょうか?戦争によって滅びた何て理由だけはやめてほしいものです。


では、マーディラス城へと向かいます。


「音楽を愛する文化の国、マーディラスへようこそ!旅の方!」


音楽を愛する文化の国!?魔法を重んじる国ではなくなったということでしょうか?


「この国は昔魔法を重んじ、戦争を繰り返していましたが、今は違います。音楽を大切にする平和の国となったのです」


魔法から音楽に舵を切るのはとても大変だと思うのですが、どうやって広めていったのか気になりますね。



「不思議な音楽を奏でる民族がいると船乗りに聞いたことがある。家を持たず旅から旅へテントで暮らしているとか。変わっとるのう」


それってユバール族のことですよね?


……。


何か、僕の予感が当たりそうな気がしてきました。いや、もう確信に変わりました。これ、過去ではなく、現代でユバール族と再会しますね。もう間違いないですよ。


「国一番の楽師ヨハンは気まぐれでなまけ者ですが、その師には頭が上がらないとか」


ほらーっ!


楽師に師だもの。その師匠を辿っていくと、ジャンに当たるんじゃない?こちらがそのお師匠です。もう見た目からしてジャンそのものです。その背中に背負っているのは間違いなく、トゥーラでしょうしね。

んで、本棚には日記がありました。
この子はトゥーラに愛された子。ならば私の持つ技術、知識の全てをこの子に。きっと私はそのためにこの世に生を受けたのではと、そんな気がするのだ。


トゥーラの才能に、トゥーラに愛された子…ですか。運命で全てを片付けたくはありませんが、相当な腕前の持ち主であることは間違いありませんね。


ユバール族にトゥーラの師弟。そして音楽の国。ユバール族にジャンの後継者何ていないでしょうから、この師弟を神の復活で必要だから呼んできてくれって頼まれて呼びに行く。けど師弟は既に国を後にしており、主人公一行が探しに行く…みたいな展開になるんじゃないの?


違ったとしても、この師弟は神の復活には絶対に必要なのは間違いないと思いますね。特にヨハン。


正直、あんまり関わりたくないんですよね、ユバール族って。印象が悪いんですよ。神の復活を目指す。それが我らの使命なのだ何て言っておきながら、一族の人間でもない他人にあれしてこれしてって頼んでばかりで自分たちで何もやろうとしないんだもの。ジャンが一族を抜けた時点でトゥーラの弾き手を探すことになるんじゃねぇの?っていう予感はしていましたが、的中しましたね。


プレイ感想と同時進行のため、現代のマーディラス城を終えたところでプレイは止まっているためにまだ先は全然わかりませんが、ジャンとの再会に、ジャンが後継者を育てる宣言、ここでユバール族やトゥーラの師弟の話しを持ってきているところからして、その後継者探しをしてトゥーラを弾いてもらうっていう以外にないでしょ、これは。そうじゃなかったらこの師弟をここで出した理由がありませんって。


キーファとの再会はないけれど、ライラの後継者には会えるのかな?それだけを楽しみに、ユバール族との再会を待ちたいと思います。


「彼のトゥーラってすごいのよ。聞いてると、自然に体が踊りだしちゃうの」


はい、わかりましたよ。彼のトゥーラで踊り手が踊り、また神の復活の儀式を行うのでしょう?


ヨハン「オイラはヨハン。国一番、いや、世界一の楽師さ。悪いけど、サインだったらお断りだよ。ハハハハハ!」


チャラいですねぇ。腕前はあってもサボり癖があったり、自分で世界一と言ってしまうあたり、内面に問題がありそうな気がしますが、果たしてどうなのでしょうか?



「かつてマーディラスの王ゼッペルは、行き過ぎた戦争の果てに魔法で自らの姿を魔物に変えました。その力は凄まじく、マーディラスの城をも容易く壊してしまうほど。結果、二つの国は和平を結び、ゼッペル王は魔法の代わりに絵を始めたそうです。芸術こそが人の心を癒す。戦いに疲れた王は、そう考えたのです。王にならい、国民もみな芸術を愛するようになりました。それからは平和が続いています」


なるほど。それが魔法から絵を愛する文化の国になった理由なのですね。ゼッペル王はルーシアの肖像画を自ら壊してしまいましたからね。絵へと舵を切ったのは、そこにありそうな気がします。


戦後、和平を結んだことで二つの国はやがて一つの国になったということなのでしょうか?魔法から文化を愛する国へ。戦争から平和へ。今は音楽を愛する国になっているとのことで、良いことだと思います。


良いことだとは思いますが、ただね、それって国を守る力や術(すべ)が今はないということでもあるわけです。もし、再び他国から侵略を受けた場合、どうするのでしょうか?何か、すっかり平和ボケしているようにも見えます。魔法全てをやめてしまうのは、果たしてどうなのかな?って思うところはありますね。



では、お城へ向かいます。


グレーテ姫「その方。わらわと同じ年頃とみた!おぉ、嬉しや!毎日毎日年寄りどもの相手ばかりでウンザリしておったのじゃ」


名前をたずねられ、全員自己紹介します。次に旅する理由をたずねられ、マリベルが答えます。やっとここでマリベルが喋ってくれました。現代に戻ってきてからというもの、話しかけても答えてくれるのはガボとメルビンだけで、マリベルはずっと無反応でした。なので、バグなのかととても不安になっていました。ここで喋ってくれたので、嬉しいと同時に安心しました。


グレーテ姫は主人公一行を「友にしてやろう」とこちらが頼んだわけでもないのに、強引に友にさせられました。が、姫は主人公一行ではなく、主人公を気に入ったようです。「友に」というのも主人公だけに向けられたものと言えそうです。だって、「我が友キラ」って言ってましたし。


その瞬間を撮り忘れましたので、こちらでご勘弁を。姫と謁見している様子です。

マリベルは心中穏やかではないだろうなって思ったので話しかけてみたのですが、話すのはガボだけで何も話してくれません。ここは何か言ってもおかしくないのに、何も言いません。口を利かないということでマリベルの心情を表しているのでしょうか?


うーん…でも、やっぱりおかしいですよ。だって、さっきまであんなにいっぱい話していたマリベルが突然何も話さなくなるのですから。いくら何でも不自然です。何かあったのでしょうか?さえずりの密が必要とか、そういう事態なのでしょうか?何もないといいなぁ。



下に降りて話しを聞いていくと、絵から音楽の国になった理由が判明します。グレーテ姫は歌や踊りは上手だったものの、それ以外はてんでダメなようです。そして国の主が嫌いなものを、何故国が大事にしなきゃなんねぇんだ!っていうことで、それ以来マーディラスは音楽の国になったとのことです。


お城を描いた絵ですが、「コンニャクのような灰色の物体の絵」と表示されてしまっています。

ピクニックに行った森を描いた絵ですが、「緑色の怪物の絵」と…。

絵が大の苦手であることがよくわかります。これでは確かに絵を大事にする気持ちや、ましてや好きになることは出来ないでしょう。


さらに下に行くと、グレーテ姫はかなりの癇癪持ちだということもわかります。


なるほど。癇癪をおこして絵などの文化をやめ、音楽のみの国になったということですね。まぁ、それで戦争を起こさなければいいですけど。


さて、探索も終えたので、大神殿へ向かいます。


こちらは関所と洞窟がなくなっています。時の流れを感じますね。


大神殿には、研究していた魔法があるとのこと。あるとしたらあそこしかありません。さっそく十字を切って地下に向かいます。


大神官のお墓があり、メッセージを読みます。一生をかけて研究した究極の魔法。願わくば、清き心の持つ者が使ってほしいとのこと。一生をかけているわけですから、あれから完成するまでに、どれだけの時間がかかったことがわかります。そして、魔法の国ではなくなり、魔法を使う者がいなくなっても研究をやめなかったのは、後の世のため。


マジャスティスが大呪文であることはもうわかっているので、大神官が清き心を持つ者が使うように…と願うのは当然であり、託される重みと責任を感じます。


こうして主人公はマジャスティスを覚えました。でも、せっかくですが使わないと思います。というか、使う機会はないと言った方が正解でしょうか。





マーディラス城とラグラーズ城のエピソードは思った以上に重いものでした。印象的だったのは、一人突っ走るゼッペル王を食い止めようとしているのはほんの一部の人間だけで、町の人や兵士はどこか他人事という温度差ですね。


あとは、何回パシリにされるのかという苛立ちとウンザリ感。これがせっかくのエピソードを台無しにしてしまっている部分はあると思います。ドラクエ7って、ほんっとに自分で何とかしようと行動する人間がいないですね。いたのは砂漠のハディートだけだったような…。


人間同士の争い、戦争の悲劇に憎しみの連鎖。ガンダムSEEDと重ねてこのエピソードをプレイしていました。


せっかく画像を撮っても何故か貼れなかったのですが、ここ最近貼れるようになってきました。原因は不明ですが、貼れる場合はどんどん貼っていこうと思っています。


新しい緑の石版も手に入れたことですし、次の地へ向かいます。マリベルが心配ですが。呪いや病気じゃないことと、喋ってくれることを願います。


次はどんな所で、どんなことが待ち受けているのでしょうか?楽しみです。(今日プレイします!)