｢今の仕事､自分に向いてる？｣悩む人へ"答え2つ"
｢キャリア論の第一人者｣が教える"大事な視点"
苦しい苦しいばっかりでは、長く続くわけがないもの、人間は。好きだからこそ、楽しいからこそ、長くやっていける。私だって、書くことが本当に好きだったからこそ、いままで書き続けることができたし、いまも書き続けている。書くことが好きでたまらない気持ちが強くて、それがずっと継続したから、仕事である程度生活が安定しても、書くことをやめない。
だから、仕事をどう選ぶべきかと問われたら、やはり好きなことをしたほうがいいと答えます。向き不向きなんて考えないほうがいい。そんなの分かりっこないもの。ただし、世の中では必ずしも好きなことを、仕事にできるわけではありません。心がけてほしいのは、選んだ仕事を好きになってみることです。好きになれそうな仕事を選び、自分から好きになってみる。いまやっていることを好きになれない人は、案外、何をやっても好きになれないのではないかと僕は思います。
人間、思い込みで生きているところが大きい…だったら、好きだと思い込めばいい。思い込みは、人生を有意義に過ごすために、うまく使えるものです。若いときは、どうしても自分の能力を過信してしまうもので、世の中を甘く見てしまう。結果的に計画通りにいかず、苦しい状況を迎えてしまう。だから、計画を立てるときは、何より最悪の場合を考えて立てる必要があります。その意味では、旅に似ているかもしれない。人生は、旅。