アーセナル救ったラカゼット、3試合連続ベンチも「監督を悩ませるのが僕らの仕事」
エンケティアとのポジション争いに…
アーセナルFWアレクサンドル・ラカゼットが、先発確保に意気込みを語っている。
7日に行われたプレミアリーグ第29節で、ウェスト・ハムと対戦したアーセナル。相手に決定機を許すなど苦しい試合展開となったが、78分に途中出場のラカゼットが値千金の決勝弾。昨年2月以来となるリーグ戦3連勝を挙げた。
試合後、ラカゼットはウェスト・ハムに苦しめられたことを認めつつ、勝利を喜んでいる。
「チームのためにゴールを決められて嬉しいよ。僕らはハードワークした。難しい試合だったけど、嬉しいね。相手はチャンスを作っていたし、もっと良い結果に値したかもしれない。でも、これがフットボールだ。時にはふさわしいものを得られない」
28歳のラカゼットだが、直近リーグ戦では3試合連続のベンチスタート（内1試合は出番なし）。1月に期限付き移籍から復帰した20歳のエディ・エンケティアにスタメンの座を譲っている状況だ。本人は「苦労している」としつつも、定位置奪取のために戦うと宣言している。
「監督を悩ませるのが僕らの仕事だ。スタメンを確保するのに苦労してはいるけど、今日もまたゴールを決められて嬉しい」
「次の試合でも良いプレーをしなければいけないのはわかっているよ。誰もが自分のベストを尽くしたいと思っているし、いつだってチームのためにそうするのは当たり前のことだ」
なおミケル・アルテタ監督は、両者の競争について「私の人生を難しくする2人のストライカーがいるが、同時にとても良いこと」とコメント。「今日は相手のディフェンスのタイプとゲームプランを考慮して、エディを先発させると決めた。だが、最終的にはラカが必要だと思っていたし、彼も準備していた。タッチラインで彼に指示を与えている時、その顔にはゴールを決めるという決意が表れていたね」とし、試合ごとに両選手を使い分けていると語っている。