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セティエン・バルセロナ、3試合目で初黒星…ポゼッション70%超えも堅守速攻バレンシアになす術なく完敗

 
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GOAL

25日のリーガ・エスパニョーラ第21節、バルセロナは敵地メスタージャでのバレンシア戦を0-2で落とした。

バルセロナはセティエン監督就任から、これで3試合目。ポゼッション率やパス数は飛躍的に増やしながらも効果的な攻撃を見せられず議論が生まれている状況で、このメスタージャでのバレンシアとの一戦は、クライフ信奉者である同指揮官にとっての試金石となるだろう。セティエン監督はGKテア・シュテーゲン、DFセルジ・ロベルト、ピケ、ユムティティ、ジョルディ・アルバ、MFブスケツ、フレンキー・デ・ヨング、アルトゥール、FWファティ、メッシ、グリーズマンをスタメンとしている。

守備時に4-3-3、攻撃時にJ・アルバが上がって3-5-2となるセティエン・バルセロナは、ボール保持率は70%以上と過去2試合同様に圧倒的な数字を記録。だが、やはり横パスが目立ち、縦への突破はほとんどない。危険な場面をつくり出していったのは堅守速攻のバレンシアで、T・シュテーゲンの好守によって何とか失点を免れていった。

バレンシアは10分、ペナルティーエリア内でガジャがピケに倒されてPKを献上。しかしキッカーのマキシが蹴ったボールは、テア・シュテーゲンのセーブに遭った。セラデス監督のチームはさらに29分にも速攻の牙を食い込ませるも、マキシ・ゴメスが放ったミドルはT・シュテーゲンの片手とクロスバーに弾かれてしまい、そのこぼれ球からガメイロが打ったシュートもバルセロナ守護神に防がれている。前半はスコアレスのまま終了を迎えた。

バレンシアが先制点を決めるべくして決めたのは、後半開始から3分後のことだった。48分、ペナルティーエリア内右でルーズボールを拾ったマキシ・ゴメスが渾身のシュートを放つと、これがJ・アルバに当たってコースが変わり、枠内に収まっている。セティエン監督はこの失点直後、アルトゥールをアルトゥーロ・ビダルに代えている。

バルセロナはバレンシアがさらに後方に引いたこともあって、敵陣でボールを回し続けながらフィニッシュフェーズに移行するためのスペースをうかがう。フィニッシュまで持ち込むのはやはりメッシだったが、グラウンダー、ループ、ヘディングと次々に放ったシュートは枠を捉えられず、直接FKから叩いたボールはGKジャウメのセーブに遭った。

そして77分、バレンシアが前がかりとなったバルセロナから追加点を獲得。フェラン・トーレスがペナルティーエリア手前まで進み、エリア内左でフリーでパスを受けたM・ゴメスがシュートを突き刺している。バレンシアはさらに81分、今度はCKからガブリエル・パウリスタがネットを揺らすも、これはブスケツへのファウルを取られてゴールと認められなかった。

セティエン監督は84分にF・デ・ヨング、ファティとの交代でラキティッチ、コジャードを投入して交代カードを使い切る。しかし終盤もバレンシアの堅守を破ることに苦労し、頼みのメッシも迎えるシュートチャンスを決め切れず、結局2点ビハインドのまま試合終了のホイッスルを迎えた(ちなみに、この日のポゼッション率は73%)

連勝を逃したバルセロナは勝ち点を43から伸ばすことができず、翌日にバジャドリー戦を控える同勝ち点の2位レアル・マドリーに順位を抜かれる可能性がある。2試合ぶりに勝ち星を手にしたバレンシアは暫定ながら順位を4位に上げた。