バルサに“ティキ・タカ”復活の予感 驚愕のパス1005本と支配率83%
キケ・セティエンのFCバルセロナは初戦となったグラナダ戦(1-0○)で驚きのスタッツを叩き出している。
ラングレのスタメン落ちの理由は?
ブラウグラナのチームは90分を通じて1,005本のパスを供給し、921本の成功数を誇った。パスコンプリートの割合は92%に迫った(91.6%)。
シュート18本(枠内6)を放ち、ボールポゼッション率は83%を誇っている。
セティエンのチームは攻撃時は可変式となる3-5-2で編成され、典型的な4-3-3も持ち入りながら流動的なスタイルで相手を圧倒した。
バルベルデのスタイルからの大きな変化は複数存在する。
1つ目は、バルサがボールを持っている時のピケとユムティティの隣でプレーしている両サイドバックの役割である。
セルジ・ロベルトはバルベルデ体制時よりも守備に専念し、それとは対照的に逆サイドのジョルディ・アルバがウィングのポジションまで何度も駆け上がるシーンが多々見られた。
2つ目はメッシが完全自由となり、アンス・ファティが右ワイドに開くことで、メッシとグリーズマンの関係をより中央で構築させていることである。
またファティを右ワイドのスペースでプレーさせることで、ロベルトは気の利いたサポートと守備に専念している。
セティエンの課題はこの特出したポゼッションをいかにゴールに直結させるかであろう。グラナダ戦を見て分かるように、83%のポゼッションを誇りながら、またシュートは18本を数えたがオンターゲットは6と多くはない。
ルイス・スアレスを欠いていることも一つの理由であろうが、今後この支配率に比例する得点数が期待される。
いずれにせよ、バルサに“ティキ・タカ”が戻ってくることに間違いはないだろう。
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