「一球入魂」この言葉から思い浮かぶ投手と言えば、やはり村山実さんである~⚾村山さんは1959年に関西大から大阪タイガース(阪神)に入団、ルーキーイヤーから先発ローテーションに入り、18勝10敗、防御率1.19、奪三振294で防御率1位のタイトルと沢村賞を受章した~★この成績なら新人王も間違いないと思いきや、この年は新人記録となる31本の本塁打を放って本塁打王を獲得した桑田武さん(大洋)がいた為、新人王は獲得できなかった❗❗❗


1962年は25勝14敗、防御率1.20、奪三振265の成績で2度目の防御率1位のタイトルを獲得し、阪神の優勝に大貢献、MVPにも輝いた~⚾1965年は25勝13敗、防御率1.96、奪三振205で最多勝のタイトルと2度目の沢村賞を受章~⚾1966年にも24勝9敗、防御率1.55、奪三振207の成績を残し2年連続で最多勝のタイトルを獲得、3度目の沢村賞にも輝いた~⚾1970年には阪神の兼任監督に就任、投手としても14勝3敗、防御率0.98、奪三振118で3度目の防御率1位のタイトルを獲得している~⚾1972年には現役を引退、阪神一筋で通算成績は222勝147敗、通算防御率2.09、通算奪三振は2271である❗❗❗


大学卒の投手で200勝を達成したのは村山さんと杉下茂さんの2人だけ~★ルーキーイヤーに沢村賞を獲得したのは、村山実さん(阪神)堀本律雄さん(巨人)権藤博さん(中日)堀内恒夫さん(巨人)野茂英雄さん(近鉄)上原浩治さん(巨人)の6人だけ~★沢村賞を3度受章したのは、村山実さん(阪神)杉下茂さん(中日)金田正一さん(国鉄)斎藤雅樹さん(巨人)の4人だけである~★また1970年に記録した防御率0.98はシーズン記録として破られていない~⚾村山さんの魅力は常に一球入魂の全力投球であること、そのダイナミックな投球フォームは「ザトペック投法」と呼ばれた❗❗❗


村山さんが闘志を燃やしたのは、長島茂雄さんとの対決と打倒巨人、ルーキーイヤーに天覧試合でサヨナラ本塁打を打たれ事はよく知られているが、村山さんは1500奪三振と2000奪三振を長島さんから狙って奪っている、通算対戦成績でも302打数85安打、 打率.281、21本塁打、39三振と長島さんを押さえている~★そして、対巨人戦の通算成績は39勝55敗、13完封~※巨人戦13完封は歴代の投手では最多である~⚾背番号「11」は藤村富美男さんの「10」吉田義男さんの「23」とならび阪神の永久欠番である❕❕❕~「ザトペック」とは1952年のヘルシンキ五輪で5000㍍、10000㍍、マラソンを制した最強長距離ランナーのことである❗❗❗