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プロ入り初本塁打、それも満塁本塁打だったのに幻になった選手がいる、それは元日本ハムの行沢久隆選手である~soon1976年4月29日、後楽園球場で行われた日本ハムVS近鉄前期3回戦、その試合での8回裏日本ハムは1死満塁のチャンスをつかみ、9番のルーキーの行沢選手が打席に立つ~soon行沢選手は、近鉄の太田幸司投手から、左翼席へ見事な満塁本塁打を叩きこんだのだ~soon行沢選手にとってみればプロ入り3打席目の初安打が満塁本塁打だったのだから、嬉しい事この上なしだった~soonしかし、しかし、喜びのあまり、2塁ベースの手前で、1塁ランナーの服部敏和選手を追い越してしまった~soon塁審はその瞬間『アウト』を宣告、記録は「シングルヒットで3打点」となり、プロ入り1号しかも満塁本塁打は幻となってしまった~soonプロ入り初本塁打がこう言ったかたちで幻の本塁打になったのは、後にも前にも行沢選手一人だけである~soon行沢選手はそのルーキーイヤーは、69試合に出場87打数14安打で本塁打は0であった~soon行沢選手は1976年に中央大学から日本ハムに入団、1979年に西武に移籍、1988年に引退、通算成績は385安打、35本塁打、154打点、本塁打とはあまり縁のない選手だった~soon因みに、当時の日本ハムの監督は大沢啓二さんだった野球野球野球