私の実家が いよいよ解体されるそうです。 今日、二階に置きっぱなしの


アルバム類をとりにいってきました。


実家があんな姿になってもなお なくなるなんて・・・実感は全くなく。



でも、実家の周辺の解体作業は進んでいて 懐かしい景色は


だいぶ変わりつつあります。


しかも、こうしてる今現在 我が家の後ろの家とその隣の


家が解体作業中で、地震のように家が揺れています。



先日、我が家のすぐ近くにある同級生の家が


解体準備をしていました。 すると、お父さんとお母さんが


自分たちの家を 二人並んで眺めていました。


昔から小さな商店を営んでいて、見覚えのある姿がなんだか



悲しげにみえました。


お母さんは最後にゆっくりと家にむかって手をあわせていました。



それぞれに、家への思い入れは強くあるはずです。




 先日、津波で倒れた本家の墓石がボランティアさんの手で


直していただいた・・・と聞き、みんなでお墓参りをしてきました。


まだ、倒れているお墓もあるけれど、丁寧に直されているお墓も


たくさんありました。


そのまま、パパの事務所跡を見に行ったら すぐ近くの流された家


の瓦礫処理をしているボランティアさんがいました。


アメリカ人の方でわざわざ私たちに声を掛けに来て


くれました。


東京からわざわざやってきたとか・・・。  日本語が上手で


安心してお話ができました。   家じたいがなくなっても、その土地に



住むことはなくても、それでも自分の土地を大事に思う気持ちを


ボランティアさんたちは丁寧に受け止めてくださっているのですよね。



本当にありがたいことです。



それぞれの思いがある場所が まっさらになってしまうことは


悲しいことです。


でも、もっと良くなっていくための準備だと思って


実家の解体も覚悟を持って受け止めようとおもいました。



なんだか、温度差のあるブログだな・・・・。