来てくださってありがとうございます。

幼稚園教諭、保育士を経て今は小学校教諭をしているくすちゃんといいます。


小学生の面白い行動、純粋な発言が大好物です。

ここでその一部を紹介して誰かの癒やしになればいいな。と思っています。

記事は過去のこともあれば、最近のこともあります。


よろしくお願いします。


最近は知的学級の担任をすることが多いです。

知的学級と言っても、普通の公立小学校の知的学級ですので普通に会話ができる子から会話するにも支援が必要な子まで幅は広いです。


10年ほど前の話です。



図工で版画をすることになりました。



題材は自由。

でも、既存のキャラクターは

ダメです。


と説明をして

当時3年生の子ども達も

納得してくれた




と思っていました。




しかし。

当時大人気だった

こびとを版画にしたいという

子供が多く。


 

 

子どもたちは本当に

こびとの存在を信じていて



毎週末に

友達同士で約束して

川原にこびと探しに行くほどでした。



そのこびとを

版画にしたいとのこと。



「こびとはキャラクターだからダメだよ。」

と一応伝えました。


ほら、見てみて。

これさ、絵でしょ?!


絵で描かれてるのは

キャラクターだよ。



と説明したものの

子どもたちがあまり納得できていないような感じはしました。



そのまま休み時間になり


職員室に戻ると


しばらくして3年生の子どもたち10人ほどが

職員室に来ました。



「くすちゃん先生いますか?」

なんかわかんないけど

結構興奮している様子。



「何?」

と廊下に出てみると



こびと大図鑑

 を持って

みんなで




「こびとなめんな!」

「こびとなめんな!」


と大合唱。



軽いデモ行進のような。




こびとはいます!

この本にも載っています。



自信満々に言うので





本当は実在しないんだよ

なんて言えず




「ホントだ。こびと、ほんとにいたんだね。教えてくれてありがとう。キャラクターとか言っちゃってごめんね。」

と謝りました。



収集つかないし

夢を壊したくないので

こびとはいることになりました。



純粋でかわいい。


「こびとなめんな!」

って面白い!


でも、難しい!



下手に実在しないなんて言って

がっかりさせたくないし


いつまでも純粋でいてほしいけど


授業にさしさわっちゃったり。



でも、

「こびとなめんな!」

はパワーワードすぎて

10年以上たった今でも

覚えています。




なめてたわけじゃないんだよー。





 ↓よかったら見てみてください。

すべて手書きのほっこりする方言漢字ドリルです。