こんにちは、くすちゃんです。
子育てをしていると「強い子になってほしい」

と思う瞬間、ありますよね。


たとえば学校で友達に嫌なことを言われたとき。

習いごとで思うようにできなかったとき。


そんなときに「うちの子、大丈夫かな?」と心配になる親御さんも多いでしょう。

 

でも、ここでよくある勘違いがあります。
“心が強い子=泣かない子・我慢できる子” と思ってしまうことです。
 

実はそれ、少し違うのです。

 

本当の“心の強さ”は「感情の回復力」

心理学では「心の強さ」を レジリエンス(resilience)=心の回復力 と呼びます。
泣かないことや感情を押し殺すことではありません。

  • 落ち込んでも、また立ち直れる力

  • 失敗しても「また挑戦してみよう」と思える力

  • 嫌なことがあっても、自分で気持ちを切り替えられる力

これこそが、本当の“心の強さ”です。

つまり、「泣かない子」ではなく 

「泣いても立ち直れる子」 が、本当に強い子なのです。

 

動物たちも持っている「回復力」

驚くことに、このレジリエンスは人間だけでなく動物にも存在します。


たとえば野生のチンパンジー。仲間から攻撃されても、

しばらくするとまた遊びに戻ります。


あるサルの種類は、失敗した後に「体をなでる」「仲間に近づく」など、自分のストレスを減らす行動をとることも観察されています。

 

これはつまり、「心の強さ=特別な才能」ではなく、

誰にでも備わっていて伸ばせる力 だということ。


そして人間の場合、その伸び方に大きく影響するのが 親の関わり方 なのです。

 

なぜ今、子どものレジリエンスが大切なのか?

現代の子どもたちは、過去よりもストレスを抱えやすい環境にあります。
 

勉強の競争、SNSでの人間関係、習いごとや塾でのプレッシャー…。
 

さらに「失敗を恐れる文化」の中で育つと、

挑戦する前に諦めてしまう子も少なくありません。

 

だからこそ親として大切なのは、「失敗しても大丈夫」 という安心感を届けること。
 

子どもが挑戦と失敗を繰り返しながら、

立ち直る力を育てていくサポートをしてあげることです。

 

親ができる!子どもの“心の強さ”を育てる5つの方法

ここからは、家庭で実践できる

「レジリエンスを伸ばす関わり方」

を5つご紹介します。


どれも特別な準備はいりません。

今日からできる小さな工夫ばかりです。

 

1. 失敗をネタにする

子どもが転んだり、失敗したとき。
多くの親は「大丈夫?」と深刻に声をかけがちです。

もちろん心配する気持ちは自然ですが、

過剰に深刻に受け止めると、子どもも“失敗=怖いこと”と感じてしまいます。

 

そこでおすすめなのが、失敗をユーモアに変えること。

 

「おっと!ナイススライディング!」
「〇〇、転ぶの巻~!」

 

こんなふうに“ネタ化”することで、

子どもは失敗を「笑えること」として受け止められます。


すると次の挑戦へのハードルが下がり、失敗を恐れにくくなるのです。

 

2. 親が失敗談を語る

「ママも昔テストで0点とったことあるよ」
「パパだって仕事で失敗したこといっぱいあるんだ」

 

こんな話を聞くだけで、子どもは安心します。


なぜなら「大人も失敗する」と知ると、

自分の失敗を過剰に重く受け止めなくなるからです。

 

子どもは「失敗=怒られるもの」と無意識に思い込みがち。
だからこそ、親の失敗談は心のクッション になります。

 

3. できたことを実況中継する

「今、自分で靴を揃えたね」
「お、ちゃんと順番待てたね」

 

こうした“当たり前のこと”を言葉にして伝えるだけで、

子どもは “できた自分”に気づきます。


これは自己肯定感を育てる効果的な方法。

「靴を揃えるなんて普通のこと」と思わず、

日常の小さな成功をしっかり言葉にしてあげましょう。


自己肯定感の積み重ねが、挑戦に強い心を育てます。

 

4. 感情を翻訳してあげる

子どもは自分の気持ちを言葉にするのが苦手です。


だからこそ親が代わりに“翻訳”してあげましょう。

 

「泣いてるのは、本当は悔しかったんだね」
「怒ってるのは、できなくて悲しかったからかな」

 

こうして気持ちに“名前”がつくと、子どもは自分の心を整理しやすくなります。
モヤモヤが言語化されるだけで、落ち着きを取り戻せることも多いのです。

 

5. 答えをすぐ教えない

子どもが困っていると、つい大人は答えを与えてしまいます。
手助けしたくなってしまう事もありますよね。
でも、そこをぐっとこらえて「どうしたらいいと思う?」と問いかけてみましょう。

 

「一緒に考えよう」でも構いません。


大切なのは 「自分で考える習慣」 を育てること。
そうすることで、将来のトラブルに対しても柔軟に対応できるようになります。

 

親の関わりが未来を変える

ご紹介した5つの工夫は、どれも簡単なことですが、続けることで大きな違いを生みます。

  • 失敗を恐れずに挑戦できる子

  • 気持ちを立て直せる子

  • 自分に自信を持てる子

そんな「心の強い子」に育つことが、子どもの将来の大きな財産になるのです。

 

まとめ:泣かない子より、泣いても立ち上がれる子に

心の強さとは「我慢」や「泣かないこと」ではありません。


泣いても、転んでも、立ち上がれる力。


それが本当の意味でのレジリエンスです。

 

そしてその力は、親のちょっとした声かけや関わりで大きく育っていきます。

 

今日ご紹介した5つの方法のうち、

ひとつでも「やってみよう」と思えるものがあれば、

ぜひ日常に取り入れてみてください。


小さな一歩の積み重ねが、子どもの未来を強く支えていきます。

 

📌 あなたは今日からどれを試してみますか?
コメントで教えていただけると嬉しいです。

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