四柱推命FUNの皆さま こんにちは🎵
パティシエ占い師 宮崎雅則です😷✨
毎度御来店誠にありがとうございます
● 傷官の種類 ●
「傷官」と言いましても
「5通り五行だから!」の現れ方があります…
①木は火を生じる(甲→丁、乙→丙)
②火は土を生じる(丙→己、丁→戊)
③土は金を生じる(戊→辛、己→庚)
④金は水を生じる (庚→癸、辛→壬)
⑤水は木を生じる (壬→乙、癸→甲)
詳しく言えば、上記の通り
十干じっかんですから「10通り」あります
どれも「同じ傷官」ではありません❗
10通りの傷官は、結果的に「傷官」として
現れることになりますが
それまでの過程は其々異なりますし
その違いを知ることはとても大切です
その中でも今回は、①の「木は火を生じる」
について語らせて戴こうと思います
先ずこのよく目にする「相生図」ですが…
と言う一連の「五行循環」を表した図です
どんな解説本でも書物でも
必ず一番上(最初)が「木🌳」から始まる流れになっています…
「五行」は「木火土金水もっかどごんすい」
で表されますが
コレは「言い易い」から、この並びになっているのでは無く 理由がキチンと在るのです
「五行」の中で唯一「生命」を有する五行は
【木🌳】です
四柱推命は「一本の木🌳」を人に見立てて
その教義が組み立てられていて、
「干支•かんし」の「干」は木の「幹」から
「支」は「枝」からが由来とされており、
「一本の木🌳=人の身体」が「干支」と言う
幹(干)と枝(支)から構成されている理屈は
タロットカードに見る【生命の木】と重なる部分があり、とても興味深いところです。
つまり四柱推命は「一本の木🌳」を我(日干)
として、
その「木🌳」を季節と言う外環境に照らし合わせた成長過程の流れを読み解いて行くものだと言えます。
季節を通した「木🌳」の成長には
太陽の陽当り、風通し、土壌環境、結実開花…
等など あらゆる条件が関与して来ますし
一年を通した季節と30年サイクル→接木の
長い季節のスパンを持つ「大運」の流れも考慮し→30年×四季=120年…人の寿命の限界と合致
これら全てを総合的に判断するのが本来の四柱推命のかたちであります。
● 木火通明もっかつうめい ●
先述の傷官の現れ方の①である
「木🌳は火🔥を生じる」は「木火通明」と呼ばれる命理用語の一つです。
例えば「甲が丙を生じる」のは食神になり、
これも「木火通明」にはなりますが
食神は「我と同じ陰陽」を生じますので
※例:甲(陽)→丙(陽)、乙(陰)→丁(陰)…食神の現れ方
「陰陽が異なる」傷官特有の「発露の切れ」には及びません
※例:甲(陽)→丁(陰)、乙(陰)→丙(陽)…傷官の現れ方
さて大変前置きが長くなり申し訳ありません
「傷官」と言う星(通変星)は
日干(=我)が生む、生じる、洩(漏)らす事を象意に持ち
実際の事象で言えば「本人の雰囲気、容姿、才能(能力やアイデア)」の発露となります。
「木火通明・もっかつうめい」は
五行唯一の生命を有する「木」が「火」を生じる関係を表した専門用語です。
「生命を有する木🌳」と言うのは即ち
人間を指しており、
その人間の「才能発揮」が火🔥と言う形で表わされた言葉が「木火通明」となります。
「傷官」と言う星は頭脳明晰の星であり、
並外れたアイデアや発明が期待できる
才能発揮の星であります。
金水傷官と呼ばれる「金が水を生じる傷官」
も素晴らしい才能発揮の星でありますが、
どちらかと言えば「自分を中心とした」
容姿の発露…美しさの発露に重点が置かれています。
木火傷官の「木火通明」は自分だけに収まり切らない「広範囲の発露」…世の中に対しての
「発明・発見」を得意とします。
凡そ50万年前には北京原人が既に手中にしていたとされる「火起こし🔥」は
人類史上最も古い「発明」と言えるかも知れないですが
この「火起こし」こそ「木火通明」と言えるのではないでしょうか?
「真っ暗闇」だった世界に
自由に炎🔥を手中に出来た発明は
まさしく「木火通明❗」
良いアイデアが浮かんだ時のも
「木火通明」を無意識に表現したものと言え
興味を覚えます。
これで今回のお話は終わります👍✨
長々と最後までお付き合い頂きまして
本当にありがとうございました
また次回のお話をお楽しみに