どうも、かるたです(^∇^)
今回は、CharadeManiacsの感想を書いていきたいと思います。
シャレードマニアクス、略してシャレマニ。
公式サイトを見てみると、『異世界』『ドラマ』『裏切り者』などなど、乙女ゲームではあまり見かけない単語が並んでいます。
どんな内容なのか気になっていたのですが…
すごく面白かった。本当に。
しばらく余韻に浸っていたい
ここまでのめりこんだゲーム初めてかもしれません。
十日ほどで攻略したのですが、その期間、食事中も寝る時も、常にシャレマニのこと考えてましたw
まさかここまでハマるとは…。
今まで私がやってきた乙女ゲームの中で、間違いなくトップクラスに素晴らしい作品でした
これからプレイする方には、まず言いたい。
絶対にネタバレは見ないでください。
この作品は、自分で考えて推理することに面白さがあると思います。
私は、ほぼ前情報なしでプレイし始めました。
ただ、できる限りネタバレを抑えて進めたかったので、他の方のおすすめ攻略順を参考にさせていただきましたが。
以下に総評を綴りますが、できる限りネタバレなしでやっていきたいと思います。
全ての評価は、★5満点です。
【ストーリー】 ★★★★★(満点)
文句なしに満点です。
物語の完成度が非常に高いと感じました。
近未来の日本に住んでいる普通の女子高生、瀬名ヒヨリ(主人公)。
彼女はある日の帰宅途中、幼馴染と共に何者かに誘拐される。
連れてこられたのは、『ドラマを演じさえすれば、何でも願いが叶う』という異世界。
主人公と同じ状況の九人の男性と、元の世界に帰るために協力することになるが、その中には自分達をこの世界に連れて来た『裏切り者』がいるらしい。
Who do you trust?
Even if he is a 〝traitor〟 , would you still be abel to trust?
最初は、今流行りのデスゲーム系の話かな?と思って始めたのですが、似ているようでかなり違いましたね。
ミステリー、サスペンスを主題としつつ、恋愛過程も細かく描写されていました。
ストーリー序盤から様々な謎が散りばめられています。
それらは全て伏線となっており、物語を進めていく中で回収されていきます。
この伏線回収が鮮やかでしたね。
途中から、謎やらヒントやらをメモしながら推理してましたw
単純なヒントだけではなく、結構ミスリードもあったりして、推理が苦手な私は翻弄されていましたが
終わった後に考えてみると、あれはそういうことだったのか、彼のあの発言にはそういう意味があったのか、と納得できるんですよ。
すごいすっきりしました
何度でもはじめからやり直したい。
また、キャラクターそれぞれのルートが、金太郎飴じゃないんです。
それぞれで明かされる謎が全然違う。
別のルートでヒントは出ていても、その核心には触れない。
そのため、色々な推測ができるんですよね~(-"-;A
場面変わるごとに、推理をまとめる思考タイムをとっていましたw
推理時間は除いても、プレイ時間はかなり長く感じましたね。
でも、一人一人のルートがとても重厚なので、まったく飽きない。
最後まで楽しめました。
ストーリー重視の方には特にオススメです
【キャラクター】 ★★★★★(満点)
全員とても魅力的です。
それぞれにそれぞれの良さがありました。
ストーリー重視の作品って、キャラ萌えしにくい印象があるんですけど、シャレマニはそんなことありませんでした。
九人もいると、影の薄いキャラとかいそう…とか思ってたんですがねw
一人一人のキャラが濃いw
いいキャラしてるんですよ、みんな
共通ルートの段階では、苦手そうだな…とか、あんまり好きじゃないな…とか思うキャラも正直いたのですが、そのキャラのルートをクリアすれば見方がガラリと変わります。
すべて終わった後には、みんな好きになってました
彼らのバックグラウンドを理解した上で、共通ルートでのわいわいがやがやとしたやり取りを見返すと、また違った感慨があります。
声優さんも素晴らしい
みんなキャラにピッタリすぎて。
それぞれルートのクライマックスでの演技は圧巻です。
全部終わったあと、声優さんがこの人で良かったって思いました。
各キャラについて詳しく語るとネタバレ必至なので、語りませんが…
キャラ別感想は、別の記事で書けたらいいなって思ってます
【スチル】 ★★★★★(満点)
さすが悌太さん…としか言えない美麗なグラフィック。
絵崩れなども特になく、スチルが出る度に綺麗すぎて感動していました。
少し気になったのは、主人公の顔グラとスチルの差異…ですかね。
ヒロインの顔グラONにしていたのですが、その髪型とスチルにおける髪型で、ちょっと違和感を感じることがプレイ当初ありました。
違う角度から見ると印象が変わるのかなって思って受け入れてましたが。
どっちにしろ可愛いんですけどね←
悌太さんの手掛けた作品としては、他にノルンをプレイしたことがあるのですが、随分印象が違いますよね。
ノルンは繊細で儚いイメージでしたが、シャレマニはポップで明るい感じ。
こういうはっきりとした色彩も、またいいですよね~! 可愛らしくて
【BGM】 ★★★★★(満点)
シャレマニの世界観に合うBGMだったと思います。
ストーリー中、謎が出てくるシーンなどの深刻なBGMが特に好きです。
主人公が推理をしている場面で、私も自分の中で考えをまとめていたので、その間ずっと同じBGMがエンドレスで再生してるんですよね。
あまりに聴きすぎて、ゲームやってなくても頭の中で流れ始めるっていうw
思考をまとめるのにピッタリな音楽だったと思います
【主題歌】 ★★★★★(満点)
テクノポップ音楽、とてもシャレマニの世界観に合ってました。
OPめっちゃ明るいんですよね。
公式サイトで観れますが。
私は公式サイトすらまともに見てなかったので、作中で初めて見ました。
あのOP見て、こんなストーリーが展開するとは誰も思わないだろうという…( ̄□ ̄;)
でも、だからこそ狙ってこのポップなOPにしたのかも、とも思いますね。
ちなみに私はEDが大好きです。
是非ルートをクリアした後に聴いてください。
…BGMと併せてCD出してくれないかな
出たら買います、絶対。
【システム】★★★★☆(四点)
安定のオトメイトさんでしたね。
オトメイト作品に慣れている身としては、普通にやりやすかったです。
ただ、シャレマニを攻略するうえで、フローチャート確認が重要となってくるのですが…
フローチャートは、タイトル画面からしかいけないんですよね。
毎回確認するのに、一旦タイトルに戻らなきゃいけないのは、少し面倒でした
途中から慣れましたけどね。
あと、ちょっと驚いたのは、バックログ。
バックログに…、発言者の顔グラがある!
初めて見ました。
見直す時、めっちゃわかりやすかったです
【糖度】 ★★★★★(満点)
CEROがBだったので、完全に油断してましたわ…。
思ったよりは糖度高かったです。
でも個人差があったかな?
基本的には爽やかな(?)恋愛描写なので、不意打ちされることがありました。
キャラ別に差があったので驚くことはありましたが、個人的には丁度良かったですね。
本筋のストーリーを邪魔しない、むしろ寄り添うような恋愛描写。
人によっては微糖に感じるかもです。
【総評】 ★★★★★(満点)
満点です、はい。
総合的に見て、完成度がとても高い作品だと思います。
推理ゲームとして、めっちゃ楽しめました
メモを見直しながら考察したりするのは面白かったです。
進めれば進めるだけ新たな謎が出てきて、どんどんのめり込んでいく感じ。
最高でした
散りばめられた多くの謎、仲間への猜疑心、『異世界配信』の秘密、『裏切り者』の正体とは…
疑心と不安の中で、主人公は何を信じるのか。
どのような真相が明らかになるのか。
プレイする前と後では、世界観もキャラも、印象がガラリと変わります。
真相がわかった時の、あの達成感て言うんですかね…
感慨も一入です。
たくさんの人にプレイして欲しい作品です。
あの感動を分かち合いたい!
まだやってない、という方は、ぜひ検討してみてください。
絶対に後悔はしないと思います。
もちろんやる前に、ネタバレはなしで!