久しぶりのソロ活。

なんだか緊張しちゃうなあ。

この映画も元・同僚のお勧め。

「元気になるよ」とのこと。

NHKのニュース番組にも取り上げられていて興味を持った。

2022年の6月の選挙だったと言うのにぼんやりとしか認識してなかったことが恥ずかしい。

しかも杉並区で起きたことなのに。

あ、でも、2022年のわたしの区の区長選ももう一歩だったのだ。



2143票差で負けたのだった。

そんなことを思い出しながらの鑑賞だった。

杉並区の運動の高まりに目をみはった。

行政主導の再開発、道路拡張、区立施設の再編整備計画が進む中での杉並区長選挙。

住民たちに擁立されたのが岸本聡子さんだ。

岸本聡子さんは欧州のシンクタンクで「公共の再生」に関わるNGO職員として活躍していた人。

対するのは3期12年続く現職区長。

監督のペヤンヌマキさんは自分の住んでいる地域が道路拡張予定と聞いてカメラを回し始めたという。

「住民思いの杉並区長を作る会」のメンバーは長年住民運動をして来た人も多く思いもさまざまだ。

みんなの意見を聞くだけでも大変で岸本聡子さんは疲弊して
「自分たちの自己実現するためにあたしの能力を使ってるわけ?」
と話している場面があった。

監督のペヤンヌマキさんは
「聡子さんが立候補を辞退してしまうんじゃないか?」
と心配したという。

ふつうの人たちが一人で街頭宣伝をしたり、とにかくバワーがあるのだ。

開票当日187票差で勝った時には泣きそうになった。

バンザイの代わりにコールをしていて最後の言葉は
「選挙はつづくよ どこまでも」
だった。

その後の区議選では街頭宣伝をしていた人も当選していた。 

政治を変えることは大変だが不可能ではない、と思わせてくれる映画だった。

なんと、知人のYさんが映画に出ていて驚いた。

選挙のスタッフだったらしい。

今はお付き合いがないのだが彼女らしいな、と感じた。

ポレポレ東中野の辺りは若い時勤めていた幼稚園のある場所で懐かしい。



駅の周辺は変わってしまったけれどね。