コロナ、コロナと言われてもう10ヶ月です。

最近分かってきた事などを含めて自分なりに整理してみました。

まず、コロナの感染力と感染者数と致死率についてですが、ここ最近のデーターを見る限り、インフルエンザの値に近づいて収束しつつあるように感じます。そもそも従来のコロナが年間15%感染するわけですから、当たり前と言えば当たり前のような気もします。

致死率は従来のコロナウィルスの致死率と比較すると高い値だそうですが、そもそも従来のコロナウィルスの致死率の知見が私にはありませんので本当に高いのかどうかは定かではありません。

普通に毎月無作為PCR検査をすれば日本の人口に含める陽性率も致死率も分かるにもかかわらず、まったくそのような行動はみられませんね。世に恐怖が植え付けられてしまった以上意図的にそうしてるのかもしれません。
この病気の全体の致死率は今となってはそれほど高くないことが分かってきてます、それでも高齢者や持病がある方の致死率は高いと専門家は言いますし報道でもそうです。しかしながら、どの病気においても概ね新生児や高齢者、持病のある人が高くなるものではないのでしょうか?逆に
前年代満遍なくと言うほうがレアなケースではないですか?

そして何かにつけて持ち出される欧米ではと言うフレーズ、これはウィルスに地域格差がないと言う前提にたったものだ、インフルエンザすら地域格差があるのに、全く日本の現状と一致しない国の値をプロットしても意味はない、そもそも比べてもいけない、極論ですが寝たきりの人に骨粗鬆症薬を使って骨折が減ったと発表するのと同じ事だ。(寝たきりと比較してもいみがない)あと、欧米との差を視覚的に少ないように見せる目的ではと、疑われるような片対数グラフ使用もどうかと思う。

 

新たに発見された病気に対してネガティブな情報を発表する事も大切な事ではあるが、ネガティブな情報を盛ったり、あたかもその病気特有の物のように置換したりしてはいけない。例えば後遺症の問題である、新型コロナ=静脈血栓が出来るとの報道があったが、そもそも静脈血栓症が発生する要因は行動の制限なのだ、隔離するのだから血栓症が増えるなんて当たり前ではと臨床は思うわけである。

 

 

普通に考えて新たに増えたコロナだけが他のコロナの病状を全く踏襲しないなんて考えずらいし、あまりにも強引すぎる論調だ、肺炎後の後遺症もそうだ、肺炎後の線維化、これは放射線科医として断言できるが、肺炎後の気質化なんてコロナに限った事ではない、特に年配の方になるとその確率は高い。

私には当たり前の症状をあえてコロナではと言う方向に持って行きたがってるようにしか思えないのである。

同じ呼吸系の感染症の場合2種類のウィルスに同時に感染する事は少ない。この研究結果はすごく有名で。わたしも20年近くこの仕事をしていますが、インフルA、B同時罹患者なんてほとんど知りません。

 

 

この事を皆さんの念頭において今年1年を振り返ってみてください。

どうですか?インフルエンザA型が猛威を振るった年よりも、断然今年の方が全年代の死者も抑えられ、そのうえ学童の被害もなかった。コロナウィルスが流行った今年は疾病によって亡くなったか方が、呼吸器疾患、その他の疾患を含めても少なかったのです。

外的な要因もあるでしょう、しかしながらコロナが流行した事によりここ数年と比較してずば抜けて病気でなくなった人が少なかったのはまぎれもない事実です。

この病気の決着点はどこですか?撲滅ですか?撲滅させてインフルAが猛威をふるって今年よりも多くの命が失われたととしてもそれは許容されるのですか?
コロナのおかげでインフルの猛威がへり、疾病死も減り、学童の命が救われてる、いまの事態は奇跡です。