いらっしゃいませ。

Mackenの神社仏閣訪問記 です。

 

 

 

 

 

広島 厳島神社にも 行きました。

 

京都 八坂神社 松尾大社 石清水神社 廻りました。

 

さて 

これらの神社に共通られている神様。

 

それが 宗像三女神 です。

 

全国で宗像社名をもつ神社は90社

 

祀る神社は7,000社も あるとのこと。

 

 

その宗像神総本社である 

宗像大社(むなかたいしゃ)

 

如何に国をあげて 大事にされてきた神様

 

なのかが わかります。

 

 

旅の先で 宗像三女神 にお会いするたびに

 

福岡 宗像大社を 思いました。

 

 

2017年 世界文化遺産に 登録されてからは

 

祭祀や由緒 その神秘性が 知られるようになりましたが

 

福岡では もっぱら 

のお祓い処として有名です。

 

車を購入したら まず宗像大社 

が、県民の共通認識 笑い泣き

 

海上交通を守護してきた名残なんでしょうね。

 

 

肩ひじ張らない 身近な存在の神社ですが

歴史の古さは折り紙つきです。 

 

創建は・・・「不詳」ですと ゲッソリ

 

有史以前ってこと???

 

もとは

ムナカタ海人族の守護神だったともいいます。

 

 

九州本土に 第一宮 辺津宮。  

沖に浮かぶ大島に 第二宮 中津宮。

 

そしてさらに海上遥かな 

沖ノ島に 第三宮 沖津宮。

 

3社にそれぞれの神を祀り、

合わせて

宗像三女神(宗像大神)。

 

神郡 宗像大社なのです 真顔

 

 

 

 

中津宮のある 大島は フェリーですぐに渡れます。

 

キャンプ場とかあって、海上レジャーや釣り客も多い島です。

 

*画像はとなりの地島ですが 

    同じくらいの近さ。 

 

 

神湊(こうのみなと) から

フェリー出てます。

 

昔から呼び慣れていて意識してなかったけど

神の港 って 地名も 凄いな 滝汗

 

 

 

 

 

沖津宮 沖ノ島は 別格です。 

 

陸地から49km。

 

対馬との丁度中間点に浮かびます。

 

*画像借用

 

 

絶海の孤島であり

 

一般人が 沖ノ島に立ち入ることは

許されておりません 真顔

 

 

 

 

 

本日は 海は渡らず 

大島の 遥拝所にもい行ってません。

本土の 辺津宮(へつぐう)のみ 

お詣りです。 

 

さて 車祓い所のある 広大な駐車場では

 

鳶(とび)のお出迎えを受けました。ニヤニヤ

 

 

 

 

 

 

 

車祓い所の 狛犬さま。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

道路脇に建つ 一の鳥居です

 

 

 

 

 

 

二の鳥居。

 

 

 

祓い橋を渡って

 

 

 

 

 

 

本殿にを護る向けて 真っすぐ伸びる参道。

 

左に手水舎。 右に祈願殿。

 

 

 

 

 

重厚なの前に おられる狛犬は 

 

車祓い所の それより

 

表情豊か。

 

 

 

特に 吽の方ね。

 

 

ついんだけど らしい。 

あひる口から よだれが垂れそう 笑い泣き

 

 

 

 

門の重い扉には 

巨大な 菊紋。滝汗

 

 

 

 

 

門の先には

 

拝殿 まで 美しい木組みの屋根が

続いています。

 

 

 

 

 

拝殿にて お詣りです。

 

500年前に 本殿とともに消失しており、

1587年 に第80代宗像氏貞(むなかたうじさだ)本殿

1590年 小早川隆景(こばやかわたかかげ)拝殿

再建したのだといいます。戦国時代ですね。

 

どちらも 国指定重要文化財 です。

 

 

祭神は

市杵島姫神(いちきしまひめのかみ) 様

 

お詣りさせてもらえることに感謝を申し上げました 。

 

 

古事記では 

天照大御神(あまてらすおおみかみ)と 

素戔嗚尊(すさのおのみこと)との

誓約(うけい)の際に 出でた

五男三女神のうちの 三女 とされています。

 

絶世の美女で、美と芸能を守護することから

弁財天 と同一視されることも多い神様。

 

本来は水を守り 水上交通の安全を守る神様です。

 

天孫降臨した瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)

サポートをすべく 天界から降りてきた。

ニニギの 乳母的存在とも言う。

 

 

拝殿の後ろが本殿。 参道から脇に出ると

 

 

びっしり並んで本殿を取り囲む摂末社が あります。

 

摂末社の間にある ご神木 は

 

楢(なら)の木です。

 

 

 

すごい枝ぶり。その向こうに摂末社群。

 

 

 

*HPより拝借

 

 

全国の名だたる神社が 並びます。   ポーンポーンポーンポーン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宗像大社 辺津宮(へつぐう)への参拝で 

是非 訪れて頂きたい場所は

 

奥にある 高宮祭場 です。

 

感受性の高い方 霊感の鋭い方なら 

神性を 感じとることができると思います。

 

 

 

 

 

こちらです。

 

 

 

 

 

 

森林浴 できる森。

 

木漏れ日が気持ち良い 参道。

 

 

 

 

 

階段を上がって行くごとに 

 

少しずつ 空気が変わっていきます。

 

 

 

木の感じも 変わってきました。

 

真っすぐ伸びた木より 枝の分かれた木が増える。

 

枝というより 幹から分かれてるな 笑い泣き

 

 

 

何らかの を 受けたかのよう。

 

 

 

自然にこうなったのかな。

 

 

 

 

高台なので 海が見えています。

 

 

 

 

着きました。

 

 

何もない ところです。

 

神殿のない 古代祭場。 

 

ここに 市杵島姫神が降臨されたとされています。

 

 

ただ ただ 言葉にできない 

独特の雰囲気を持った 神域 です。

 

今もここで 巫女舞などの神事が 

執り行われています。

 

 

神道が 社殿を建てて神を祀るようになる以前

磐座樹木がご祭神であった古代

 

がもって行かれます。

 

 

木々の枝葉が まるで

ドーム屋根のように かぶさっていますが

 

人が手入れをしているのではなく

全くの自然に任せているのだそうです。

 

 

 

中央の 結界の中に立つ 木が

依代(よりしろ) です。

 

ここは 神の宿る 樹木に祈りを捧げる

神籬(ひもろぎ)祭場なのです。

 

 

 

この日は

夕方が近づいていたせいか

 

木陰のドームは 薄暗く 

木漏れ日が すこし赤味を帯びており

 

まるで 祭場の周囲の木々に 

燈明が灯された様 に見えて 

 

とても 神聖な気持ちになりました。

 

 

ここに立たせて頂けているだけで

 

ありがたい という思いが

 

湧きあがります。

 

 

 

 

高宮祭場の 帰り道

 

 

二の宮 三の宮 の分霊がお祀りしてあり

 

海を渡らずとも お詣りできるようになっています。

 

 

 

平成の大造営で 整えられました。

 

どことなく伊勢神宮を思わせる鳥居だと思っていたら

 

式年遷宮の折、下賜された用材をつかっているとのことでした。

 

 

 

宗像大社の中でも 三の宮

 

沖津宮のある 沖ノ島は 長い間

 

神職以外の人の上陸を拒んできました。

 

島に入った者も 一木一草たりとも持ち出してはならない

 

固い掟が守られてきました。

 

*HP

 

 

今は 島そのものが国の天然記念物です。

 

近年の発掘調査で 各時代の様子が明らかになりました。

 

少なくとも4世紀~9世紀の間は国家事業として

 

大規模な祭祀が執り行われていたことがわかっています。

 

大量に見つかった祭祀の遺物(奉献品)は 8万点。

 

そのすべてが 国宝指定されました。

 

*宗像大社 神宝館より 画像借用

 

*宗像大社 神宝館より

 

 

 

 

ササン朝ペルシャをはじめとする シルクロードの美術もあり

 

国産の装飾品もあり。

 

朝廷は わざわざこの宗像の地まで来て 

 

さらに沖ノ島まで渡り  宝物を捧げて 

 

実に500年もの間 祭祀を営んでいたらしいのです。

 

 

 

悠久の古代ロマンに

 

繋がることができる 宗像の地でした。

 

九州へおいでの際は 是非お立ち寄りください。

 

 

 

やさしいですが 威厳をもって

 

お迎えくださいます。

 

 

 

 

 

帰り際も

 

あの 鳶(とび)が 頭上を舞ってくれましたよ。

 

 

 

 

 

旋回しながら かなり近くまで 降りてきました。

 

神様のお遣い ご苦労様です。

 

 

 

 

 

 

 

            了。