ハノイでの滞在(前半3日間)
2025.8.2ハノイでの滞在(前半3日間)7月31日にダナンを発ち、ハノイに来て3日が経過しました。ハノイはリゾート地ダナンに比べると大都会で、活気と喧騒に満ちた街です。我々のホテルがある《ハノイ旧市街》には、ローカルな食堂やカフェや種々雑多な商店が店を連らねており、車やバイクやシクロ(自転車版人力車)がクラクションを鳴らしながら行き交う、ハノイの中でも特にカオスなバイタリティー溢れるエリアです。悪く言えば「汚い・煩い・埃っぽい」と感じる人もいるかもしれませんが、良く言えば「ローカル感が溢れ、人々の逞しい生きざまが垣間見られる面白い街だ」ということもできます。 そんなハノイでの3日間を振り返ってみたいと思います。1.ハノイのホテルハノイで我々が滞在するホテルは、旧市街にある「Palago Boutique Hotel Hanoi」。私は"Executive Twin"の部屋を予約していたのですが、チェックインの際にレセプションの女性スタッフが『"Signature Room"にグレードアップさせていただきました。』と勿体ぶって云います。"Signature Room"というのは何か?と訊くと、このホテルのデザインのコンセプトを体現した、グレードの高い部屋・・・という意味合いがあるとのことです。案内された部屋はこんな感じ。ベッドルームとバスルームの境壁がガラス張りになっていて丸見えです。バスを使う時は、ブラインドを下げればプライバシーが保てるようになっています。部屋の窓からの旧市街の眺め2.トレイン・ストリート(Train Street)で列車の通過を見物ホテルから徒歩圏内に有名なトレイン・ストリートがあるので行ってみました。線路の両脇にカフェが犇めき合って軒を連ね、目の前スレスレを列車が通り過ぎるスリルを楽しめる珍しい場所です。過去には人身事故も発生したことがあって、一時は中止されていた時期もあったようです。再開された後に来られてラッキーでした。観光客は線路脇のテーブルに座り、ビールやお茶を飲みながら異空間の雰囲気を楽しみつつ、列車が来るのを待ちます。列車が通る時間が近付くにつれ、観光客の数も増えてきます。物売りも引っ切り無しにやって来て観光地気分を盛り上げます。我々は「SAIGONビール」とお摘みに「豚肉の串焼きBBQ」を注文しました。この「豚肉の串焼きBBQ」が美味しかったので、同じものが入ったバインミーも注文しました。このバインミーも美味しかったので、結局「ベトナムで食べるバインミーは何処で食べてもそれなりに美味しいんだね。」という結論に達しました。「まだ行けるね。」ということで、チャーハンも追加注文しちゃいました。このチャーハンも妙に旨かった中には列車が来ることを知らずに席を立ってしまう人もチラホラいました。我々のお向かいに座っていた白人家族(チャーハンの写真の上に写っているファミリー)も、あと少しで列車が来るという時に席を立とうとしたので「もう少し待てば列車が来るよ。」と教えてあげたらビックリして座り直し、列車の通過を楽しんでいました。あとで「教えてくれて有難う!」と親指を立てて感謝のサインを送ってきました。何故かアロハのサイン・・・ポルトガルのリスボンにも狭い路地を路面電車が走る同じような場所がありますが、こちらのは重量感のある本物の列車が走り抜けますので迫力が違います。列車通過が近付くと、ベルが鳴り響き、お店の人たちが慌ててイスとテーブルを一定の位置まで引っ込め、一挙に緊張感が高まります。列車通過の瞬間をビデオに撮りましたのでご覧ください。3.ハノイ鉄道駅見学トレインストリートの少し先に、今通過した列車が着いている筈の「ハノイ鉄道駅」があるので足を延ばしてみました。駅舎はこんな感じ。ホームもフツーの造りになっていました。(当たり前だ・・・)さっきトレインストリートを通過した列車(赤)とは色が違うな・・・。4.ホアン・キエム湖(Hồ Hoàn Kiếm)見学ハノイの街には湖がいくつも点在していて市民の憩いの場になっています。旧市街に近いホアン・キエム湖は、周囲約1.8km。南北に縦長の形状で、二つの島が浮かんでいます。 一つは「玉山祠」がある島で入場料50,000VNDを払えば赤い欄干の橋で渡れます。もう一つは「亀の塔」のある島でここには橋が無いので渡れません。橋が無いので渡れない「亀の塔」。 (後で述べる「還剣伝説」と結びついています。)赤い欄干の橋の名前は、棲旭橋(せいきょくばし)です。現地では「テーフック橋(Thê Húc)」と呼ばれていて、「朝日の差す橋」という意味があります。この橋を渡った先にある島(写真右側)の名前は、ゴックソン島(Ngọc Sơn)です。ここに建っているのが、歴史ある祠「玉山祠(ぎょくさんじ)」です「玉山祠」へ渡る「棲旭橋」の入口の門↓反対側(門の左側)から見た「棲旭橋」↓入口で入場料50,000VND(285円)を払って渡ります。↓棲旭橋(せいきょくばし)↓ゴックソン島(Ngọc Sơn)の入口の門↓下の石塔は、玉山祠の筆塔(Tháp Bút)です。この筆頭には「寫青天(青天を写す)」という文字が刻まれており、学問や知識は個人のものではなく、社会全体のために役立てるべきという儒教的価値観が反映されていると云われています。「玉山祠(ぎょくさんじ)」です。↓この祠には、13世紀に中国の元軍を撃退したベトナムの英雄であり軍神と崇められている《陳興道》(チャン・フン・ダオ)をはじめ、関羽、呂祖(医学の神)、文昌帝君(文学の神)など、文武両道の神々が祀られているそうです。ベトナムの英雄と一緒に敵国中国の英雄も祀られているところが、千年以上に亘り中国の影響を受けてきたベトナムの柔軟性というか、敵=排除ではなく、徳のある者は尊崇するというベトナムの文化的受容力、懐の深さを垣間見る思いがしました。この祭壇↓の奥に英雄方の像が祀られていましたが、撮影禁止でした。玉山祠の本堂の隣りに展示棟があり、巨大な亀(スッポン?)の剥製が2体展示されていました。 正面から見るとドラえもんに似たひょうきんな顔をしている・・・。この巨大亀は発見された当時、以下の「還剣伝説」に結び付けられて話題になったそうです。《ホアン・キエム湖の「還剣伝説」》15世紀、ベトナムが中国・明の支配下にあった頃、《黎利》という英雄が登場します。彼は神から授かったとされる「宝剣」を手に明の軍を撃退し、ベトナムの独立を勝ち取ります。戦いが終わり平和が訪れたある日、この湖に巨大な亀が現れ、「その剣は竜王のものである」と告げ、剣を湖の底へ持ち帰ったとされています。この伝説に由来し、この湖が「剣を還す」という意味の「ホアン・キエム(Hoàn Kiếm)」湖と呼ばれることになったのだとさ…。「玉山祠(ぎょくさんじ)」が建つ、ゴックソン島(Ngọc Sơn)の空中写真が展示されていました。↓5.夜のハノイ大聖堂とオペラハウスハノイ大聖堂は、ちょっと見パリのノートルダム寺院を髣髴とさせる佇まいですが、その造りは遥かに見劣りがするようです。聖堂の内部の装飾もシンプルなもののようでしたので、昼間に行くことは止め、夜涼しくなってから、ライトアップされた大聖堂を眺めに行くことにしました。ライトアップされた大聖堂は、期待通りの美しさでした。大聖堂はホテルから徒歩8分の距離でしたので、旧市街の夜景を眺めつつ、歩いて行くことにしました。丁度金曜日の晩でしたので、夜の旧市街は路面の居酒屋でお酒や食事を楽しむ地元の若者たちや観光客で大賑わいでした。宜しければ、その喧騒の様子をビデオでご覧ください。ついでにオペラハウスのライトアップも眺めに行くことにしました。Grabタクシーを呼びましたが、何本かの道路がホコ天になっている関係で渋滞が激しく、運転手さんに申し訳ない思いがしました。6.ハノイで食べたベトナム料理ダナンではイタ飯などよその国の料理を食べることが多かった我々ですが、ハノイではベトナム料理を食べる機会が多くなりました。それは旧市街にはYouTubeなどで紹介されているお店が沢山あって、食べ比べてみるのが楽しいからかもしれません。《ホテルで紹介されたレストラン 「Met」 》「酢豚」みたいなのと「空心菜のニンニク炒め」「バインセオ」にも挑戦してみました。ベトナム風お好み焼きorクレープお味はどれもフツー。これといった感動はありませんでした。お会計はビール2本込みで465,000VND=2,651円でした。《お隣りの「カントリーサイド・レストラン」は美味しかった!》翌日、「Met」の隣りの「Countryside Restaurante」に入ってみました。こちらのお店は、我々が入った時は空いていましたが、後から続けざまにお客さんが入って来て賑わい始めました。従業員の対応もフレンドリーで、料理の提供も早く、味がとても美味しいのです!下の写真は、「チンゲン菜とシイタケのニンニク炒め」と「エビとカシューナッツの炒め物」ですが、あんまり美味しいので、チキンカレーも追加してしまいました。チキンカレーもココナッツの香りがして美味しかったです。値段もリーズナブルだったように思います。(ビール2本を飲んで、427,000VND=2,434円)《バインミーと言えばここ!と云われる 「Banh Mi 25」》このお店の前には、常に物凄い行列が出来ています。 Grabタクシーやバイクを乗り付けて、次から次へとお客さんが来ます。店の横隣りやお向かいに食べるための店舗が別にあります。我々はオーソドックスな、レバーペーストを塗ってポークを挟んだバインミーと、お鍋仕立てのバインミーを頼んでみました。お味の方は、二人で「あれっ?」と顔を見合わせてしまうくらいフツーの味でした。ダナンで食べた 2 Ladies Kitchen のバインミーの方が、バゲットの香ばしさと言い中の具の美味しさと言い、断然上だと意見が一致しました。 チョイスが悪かったのかこの店が何故こんなに人気があるのか正直理解できませんでした。後日訂正「おかしいな? そんな筈はないな。」と思い、もう一度リベンジしてみました。今度はレバーペーストと豚肉のBBQと野菜が入った一番高いのを注文してみました。(と言っても45,000VN(256円)ですから、数十円の違いですけどね。) すると今度は「うん!これは美味しいね。」ということで意見が一致しました。前回はきっと、お腹の空き方が違ったのかもしれません。《ハノイ名物 プリンの名店「Kem Caramen」》店構えはこんな感じ。店内に入ってビックリ! だだっ広い店内に、お風呂で使うプラスチックの低い腰かけが雑然と散乱しています。一瞬息をのむ光景!出てきたのは見た目もフツーのプリン。 お味もフツーで、特に取り立てて騒ぐほどのことはないように思いました。SNSで人気のバインミーとプリンのお店に行ってみましたが、SNSの評判は必ずしも・・・だな~・・・と感じてしまいました。後日追加記事《意外に美味しかった道端の安食堂》雨上がりの涼しい夕方、思い切って道端に座って食べるB級ローカル食堂にチャレンジしてみました。これが意外に美味しかったのです! というか、通りがかりにお客さんが食べているのを見て、「あれは旨そうだ!」と思ったので挑戦してみたら、やっぱり凄く旨かったという次第です。 その写真がこちら↓お店の様子はこんな感じ↓ 座ってしまえば、バイクの排気ガスや埃も気にならない・・・。あんまり美味しかったので、後日テイクアウェーしてホテルでゆっくり食べました。揚げパンみたいなヤツも試食こちらは特に美味しいという程のものではありませんでした。7.ドン・スアン市場(Cho Dong Xuan)見学私は世界中何処の国へ行っても市場を覗くのが好きです。ホテルから徒歩8分の距離にドン・スアン市場がありましたので行ってみました。二つの棟を繋いだような大きな建物の中に、衣料品、雑貨類、食品類を扱う店が犇めき合っており、周囲には野菜や鮮魚・精肉を売る店が並んでいます。市場中央にある噴水吹き抜けの2階に飾られたベトナムとロシアの国旗とベトナムカラーのTシャツがコラボして真っ赤っかな世界!商品を謎のグルグル巻きにするオバサン 日本に輸出でもするのかな?この人は大量の衣料品を買い付けてる。 どこかで売り捌くんだな。かと思えば、やる気全く無しの居眠りオバサンもいたりして・・・。いや重労働の果ての疲れかも・・・見物していると色々と面白い市場の様子でした。我々は既に衣料品はダナンのロッテワールドで購入済みだったのでスルーし、前から探していたショルダーバッグとお土産のカシューナッツの真空パックを、値切り交渉を楽しみながら購入しました。この売場でショルダーバッグを買いました右が今まで持っていたショルダーバッグ 左が今回買った一回り大きなショルダーバッグ。ナッツ売場のオバサン と 購入したカシューナッツ両方とも私の指値まで負けさせることに成功! 交渉ではトランプにも負けません!場外市場の魚屋さんには、大きな活きのいい魚が売られていました。サメかな? バシャバシャ跳ねていました。後日の追加記事このドンスアン市場は安いので、もう一度行って、壊れかけていたナップサックを新調しました。今日も私の言い値で買えました。350,000⇒250,000VND(1,425円)。その時の写真がこれです。↓ オバサン値切っちゃってゴメンなさい。市場への道中を、YouTuberよろしく動画で撮影し、編集もしてみましたが、良い映像を残すことは出来ませんでした。普段何気なく見ているYouTuberの映像ですが、流暢な語り口、性能の良いカメラや録音機器、ビデオ編集の手間など、見応えのある動画を完成させるためには大変な努力が必要なことが良く分かりました。_