よく早食いは良くないとか、ご飯は20回噛んで食べようとか聞きますよね。 それは何故か?まずは「満腹」のメカニズムを知っておきましょう。
■「お腹が減った」というのは摂食中枢から発せられる指令です。
そして、「満腹だー」というのは、満腹中枢からの指令。 つまりは、満腹中枢が「お腹いっぱいになったよ」と言ってくれない限り、 空腹感はおさまらず、いつまでも食べてしまうことになるわけです。
■さて、では満腹中枢が「満腹だ」と感じるのはいつか?
人間はご飯を食べると血液中にブドウ糖が増え、 血糖値とインスリン濃度があがります。 これを満腹中枢が察知し、満腹ラインに達すると「満腹だ」と指令を出します。 ここで初めて、人は「あぁもうお腹いっぱいだ」と感じることができるのです。
しかし、食事をし始めてから満腹中枢が血糖値などを察知するまでに、 15~30分はかかると言われています。 つまりは、その間にいくら食べても、満腹中枢は「お腹いっぱい」という 指令は送ってくれない=いつまでも満腹にならないわけです。
さらに悪いことには、こういった早食いを繰り返していると、 空腹感と満腹感が曖昧になってしまい、空腹でないのに食べたくなる、 いつまでたっても満腹感が得られないなど、過食の原因になり、 同時に、胃袋も大きくなるので、どんどん食べてしまい太る原因になります。
■今より少し体重を落としたいなら、ご飯はゆっくり食べましょう。
今、10分くらいで食べ終えてしまう人なら、ゆっくり30分くらいかけて、 ご飯を食べるようにするだけで、ずいぶん食べる量が減ると思います。 また、ゆっくり良く噛んで食べることで、消化や吸収も良くなりますよ。
満腹中枢が正しく働き、しっかりとした満腹感を得られるようになれば、 なんとなくの空腹感もなくなり、ずっと快適に食生活が送れるでしょう。