Tell me why 39 | 01-maiのニノ & 3児の母ちゃん blog

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嵐・二宮和也❤︎に関するつぶやき〜

夢で会えたお話。
妄想のお話。


結局一睡もしないままソファで朝を迎えた。
1時間後には久保っちが迎えに来る。

スゥ………

ハァ…………。


もう何度目かもわからないくらいの、深呼吸のような大きな溜息…。


『1回帰んなきゃ。』


そう呟き立ち上がる。


ゴミを捨てようとゴミ箱のそばまで行った時、手のひらサイズの長方形の紙が捨てられていることに気がついた。


おもむろにそれを拾い上げると、俺は自宅へと帰った。





.

『おざっす。』


「おはようございます。二宮さん、今日なんですけど……………」


久保っちが今日のスケジュールを話してたけど、俺の耳にはほとんど入ってこなかった。
それよりもさっき拾った“名刺”のことが気になって、それで頭がいっぱいだった。




「………で、以上です。」


『ねぇ久保っち。頼みあんだけど。』


「あ、はい。えーと……」
久保っちはスケジュール帳にペンを向けて、こちらを見た。


『こいつちょっと、締め上げてくんねぇかな。』
アコんちで見付けた名刺を手渡しながら言うと、


「え⁉︎」
と驚きながら受け取り、名刺を見た。


「これって…。この間の。」



『そ。俺たちの記事書いた奴。最近アコの周りウロチョロしてたらしいのよ、そいつ。んで……いなくなっちゃったの、アコ。』

その後出発した車の中で、久保っちに事の経緯を話した。





「そうだったんですね。分かりました。最善を尽くします。」


『すんません、余計な仕事ふやしちゃって。よろしくお願いします。』

深々と頭を下げながら言った。

頭を下げてアコが戻ってくるなら、いくらだって下げるよ。こんな頭。
誰にでも。何度でも。

だから頼むよ…戻ってきて。




.


仕事だけは、気持ちを切り替えてやった。…というか、どうにかこなした。


待ち時間や移動中は……。

ゲームをしても、いつもなら余裕でクリアできる箇所でつまづいてばかりいて、イライラしてやめた。
移動中は、どこかにアコがいるかもしれない…と外ばかり眺めていた。


アコがどうなったのか、他のメンバーも気にしてくれているのが分かったけど、まだ話す気にはなれなかった。

そんな俺を察して、メンバーは何も聞かずそっとしていてくれる。
そして、俺のフォローを自然にしてくれる。

本当に申し訳ない。けど、この人達に甘えることで俺は、自分をどうにか保っていられた。





.


アコが突如姿を消した日から数日…。


俺は、
仕事を終え一旦帰宅する。

明日の支度を済ませ、アコの家で過ごす。

翌日仕事へ行く。

このサイクルで過ごしていた。


ココにアコの荷物があるうちは、アコが戻って来る可能性があるわけで。

ま、戻って来るとしても、俺がいないであろう時間帯を狙うだろうけど。
万が一って可能性を捨てられないわけ。




1人で過ごすこの部屋は、空き箱みたいに軽くて…俺の心もスカスカで…
この部屋ってこんなにも広かったかな…


お前が電話くれた時、何もかも捨てて駆けつけてたら、こんなことになってなかったのかな…

誰よりも守ってやりたかった…ずっと守るって決めてたのに…



ごめんな…アコ。