5/6の『NEWS23』をご覧になられましたでしょうか。
放送内容は、しばらくはこちらで見ることができるそうですので
お見逃しされた方は
是非ご覧ください。
昨晩の放送内で神戸金史さんが
語られたコトバは以下のとおりです。
----------
(植松被告の言うことは)一見分かりやすく聞こえるかもしれませんけれども、
『浅はかで、薄っぺらいな』
という印象は、僕は全く変わっていません。
人間の一生にはいろんなことが起こりうるのに、『人生の深い洞察に欠けている』という印象なんですね。
私の長男がいろいろできることは増えてきているわけです。
家族にとっていかに大切な存在かは、お分かりになったかと思うんです。
しかし彼は、『かけた労力と釣り合っていない。
だから、幼いころに安楽死させるべきだった』と、僕に言ったんですね。
本当に驚きました。
長男と暮らす中で私は、
すでに障害を持っている人と、
これから障害を負う人、
その2種類しか世の中にはいないじゃないかなあ、
と思うようになったんです。
誰しも心の中に差別の心、
内なる優生思想というものは持っていると思うんですけども、
それを全面的に認めてしまうと、
社会は人間らしさを失ってしまうんじゃないか、と思います。
それこそ『心を失った社会』になってしまうんじゃないでしょうか。
----------
神戸さんは、ショウガイをおもちの息子さんがいらっしゃいます。
自閉症の娘をもつ私は、
放送の中で語られた神戸さん
の一言一言に、
ズッシリと熱いこみ上げるものがありました。
こんな戦後最大の悲惨な事件が二度と発生させない為にも、
私達は
〈心を失った社会〉
には絶対にさせてはならない!
私達社会は、たった2パターン!の
ショウガイを持つ方と
これからショウガイを負う方
しかいない!
だからこそ、
お互いが助け合い、共存する社会に
ならなくてはいけない!
たまたま悲惨な事件をおこしたこんな人が いた!
ではなく、
私達は、
こんな悲惨な事件をおこさせるような
社会には、絶対にさせないぞ!
と、強い思いで、過ごしていかなければ!
と思う親父でした。
自閉症の娘がニコニコと安心して
暮らせる社会になるよーに!