こんばんは。
今日は人間性の話をしようと思います。
まず私は今まで5年間ずっと飲食業に携わってきました。

私は完璧に現場の人間でしたので率直に言うと現場では特に忙しいお店ほどまわすのが早い人の方が偉いみたいな感じがあります。

もっといいますと、
仕事ができる人ってどんな人だと思いますか?
オペレーションが早い人。物覚えが良い人。
教えるのがうまい人。など上がると思います。
ですが、飲食店でいうならズバリ
いかに早く効率よく回せるか
これに尽きると思います。というより多くの人がそう思っていると思います。
実際私もつい最近までそう思っていました。
その結果ただ、営業をスムーズに回せるだけで偉くなったと勘違いする人間が出てくるんですよね。で、少なからず高慢になります。私がそうでした。


そもそも何年も飲食やっててなんとなく体に染み付いている私からしたらなんでできないのが不思議なんですよね。
それに加えて変に昭和気質なところもあったので、できないんやったら自分の時間使ってやるの当たり前やん。とか、一回教えたらメモって次の出勤までにそれ覚えてきて1人でできるようにしてとか、、。
ほんまに自分の考え方を一方的に押し付けてそれを拒否されるとキレてました。まさに人罪ですよね笑
でも当時は自分なりに一生懸命にやってるつもりでした。ただそれがうまいかないと自分の指導不足なのにもかかわらずよく不機嫌になっていたりしたものです。ほぼ毎日イライラしていました。

長くなるのではしょりますが、いろんな出来事があり、考え方を変えようと思いました。
まず、何故自分はイライラするのだろうと掘り下げた時にその人に期待していたからだったんですね。自分ができるから相手もできるでしょ?みたいに思ってて。

私は感覚タイプなので1〜10までいちいち説明されるとうんざりします。そんなのわかってるしもっとぱっぱ説明して!ってなってしまいます。なので自分が教える時も、要点だけ教えてました。いわば3.6.9だけ説明してあとは常識的に考えてなんとなくわかるでしょ?みたいな感じでした。
それで下の子ができないとなんで?ってなってました。

でもそもそも常識ってみんな一人一人違うものなんですよね。

「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションである」

有名なアインシュタインの言葉です。そんな偏見を人様に押し付けでた自分がなんと愚かだったか今になってわかります。


話を戻しまして期待をしなくなったらすごく楽になりました。これは、前述した通り期待しない分丁寧に教えることに徹しました。そのおかげでなんでそんなことするん?って言う珍行動をとる子も大分減りました笑

また、私が仕事のことで悩んでいた時にある言葉を教えてもらいました。
  人財  人在  人罪
これらは全て読み方は同じ じんざい  です。
ですが意味はそれぞれ違います。
人財は   とても貴重な存在。
              会社にとって宝のような人。
人在は   ただ会社にいるだけの人。
人罪は   会社にいることがマイナスになる人。

「どうせ働くんやったら人財になりたくない?」って言われたのを覚えてます。

会社が私に求めてるのは1人だけ
仕事ができる人がいることではなく、
それをみんなに浸透させること。
また、みんなが働きやすい環境を
作っていくのも私の仕事
それが私のミッションなんだと
気づけました。


これからの時代どんどん仕事が機械にとられていくでしょう。ですが人のやる気をつけさせるとか、この人のために、会社のために一生懸命にやろうって言う意思を持ってもらうのってその子の心に直接語りかけて得られるものだと思うんですよね。
それは機械には真似できないと思います。
その人財を育てていく力こそこれからの会社で求められていくでしょうし、その力を持っている人は重宝されます。逆にいつまでもオペレーション人間はあっという間に淘汰される時代になると思います。そのことを今のうちに気づけてよかったなと思います。