こんにちは!ニューヨークでは、雪が時たま降ったり積もったりといった感じで流石に寒いですね。あまり陽も見れず、気も晴れない季節です。さて、今回はアメリカで初めてTax Returnを申し込んだので体験記として残させていただきます。
Tax Returnとは?
Tax Returnは日本でいう確定申告に近いものです。アメリカではFederal ReturnとState Returnの両方を申し込む必要があります。
Federal Returnの方が紛らわしかったので、まずはFederal Returnについて体験を記します。
Federal Return:自分のステータスを確認する
Federal Returnを申し込むにあたり、まず自分が以下のどちらに該当するかを考える必要があります。
- A U.S. resident
- A nonresident alien
Nonresident Alienの定義
IRSのサイト(https://www.irs.gov/individuals/international-taxpayers/taxation-of-nonresident-aliens)によると、
"An alien is any individual who is not a U.S. citizen or U.S. national. A nonresident alien is an alien who has not passed the green card test or the substantial presence test."
と記載されています。
Substantial Presence Testとは?
以下の2つの条件を満たす必要があります。
- 31 days during the current year, and
- 183 days during the 3-year period that includes the current year and the 2 years immediately before that, counting:
- All the days you were present in the current year, and
- 1/3 of the days you were present in the first year before the current year, and
- 1/6 of the days you were present in the second year before the current year.
さらに、この183日間の計算方法に関しても、一部のビザでは滞在期間がexemptされるなど、自分の該当を考える必要がありました。詳細はIRSのサイトに記載されています。
前年度や前々年度にアメリカに滞在していたかなども考える必要があるとのことで、I-94で自分の渡航履歴も今一度再確認しました。
私の場合:Dual-Status Individual
自分の場合、Substantial Presence Testにpassしている状態であったため、2025年中にA nonresident alien → A U.S. resident扱いに変化しています。
このように同じ年に状態が変化している場合、Dual-Status Individualと定義されます。
Dual-Statusの場合の提出書類
以下の2種類の書類を提出しなくてはなりません。
- 「Dual-Status Return」
- 「Dual-Status Statement」
さらに、この場合e-fileはできず、paperで郵送しなくてはならないので手間がかかります。
具体的には、Resident用のForm 1040とNon-Resident用のForm 1040-NRを両方用意し、一方を「Dual-Status Return」、他方を「Dual-Status Statement」(補助資料)とします。
どちらをどちらにするか?
どちらをどちらにするかは、アメリカに来た人か、アメリカを出た人かで定まります。
自分の場合、年の途中からアメリカでの居住が始まり、年末はアメリカ居住の状態でした。
そのため、私は以下のように指定しました。
- Resident用のForm 1040 → 「Dual-Status Return」
- Non-Resident用のForm 1040-NR → 「Dual-Status Statement」
書類の準備:TaxActを使用
ここまでは分かったのですが、どのように書類を用意すればいいのでしょうか。
税理士に頼むという選択肢もあったのですが、ちょっとお金もかかりそうだったので、自分でやってみることとしました。
IRS推奨のWebサイト
Webサイトを使用して書類を作成していくことができるのですが、IRSのサイトでもいくつかのサイトが実際に推奨されておりました。自分の収入などによって推奨サービスも変わっていたので注意が必要です。
私はTaxActというサイトを使用してみました。
TaxActでの作成手順
サイトには以下のように推奨されておりました。
- Form 1040とForm 1040-NRの2つを別個に作成
- 印刷
- 印刷物の冒頭に「Dual-Status Return」「Dual-Status Statement」などと記載
ここまで来たら、あとは勤務先から送られてきたW2の情報を埋めていく作業になりました。
- Dual-Status Returnの方にはW2の情報を埋める
- Dual-Status Statementの方には、アメリカでの収入は入国前はなかったため、ただ質問内容に答えていくのみ
費用とサイン
最終的に、2つの文書で50ドルほどかかりました。
印刷物にはDual-Status Returnのみサインすれば良いとIRSには記載があったため、それに順じました。
郵送:FedExを使用
コピー物の冒頭に先に記載したとおり、「Dual-Status Return」「Dual-Status Statement」とそれぞれ記載し、FedExで郵送しました。
⚠️ 注意:送付先住所の確認
FedExのようなprivate serviceを使用する場合の住所先がIRSに別個に記載があり、TaxActに記載されていた住所と違ったため、注意が必要かと思われます。
サイトの記載を妄信せず、実際にIRSのサイトで送信先の住所を確認することをおすすめします。
IRS公式の送付先住所
IRSサイトから引用すると、
Private delivery services should deliver returns, extensions and payments to the following submission processing center street addresses only:
- Austin - Internal Revenue Submission Processing Center, 3651 S IH35, Austin, TX 78741
- Kansas City - Internal Revenue Submission Processing Center, 333 W. Pershing, Kansas City, MO 64108
- Ogden - Internal Revenue Submission Processing Center, 1973 Rulon White Blvd., Ogden, UT 84201
使用可能なFedExサービス
さらに、FedExの中にも、下記のように使えるものが記載されていました。
- FedEx First Overnight
- FedEx Priority Overnight
- FedEx Standard Overnight
- FedEx 2 Day
- FedEx International Next Flight Out
- FedEx International Priority
- FedEx International First
- FedEx International Economy
ややこしいですね...
State Return:ニューヨーク州の場合
次に、State Returnに関してです。
ニューヨークでは、e-fileを基本推奨しているようです。しかし、TaxActでState Returnのみをe-file提出することは困難でした。
E-fileの要件
New York Stateのサイト(https://www.tax.ny.gov/pit/efile/efile_mandate_for_individuals.htm)には以下のように記載されています。
Who must e-file
You're required to electronically file your return if you meet all three of the following conditions:
- you use software to prepare your own personal income tax return; and
- your software supports the electronic filing of your return; and
- you have broadband Internet access.
「your software supports the electronic filing of your return」に該当するか自分の場合は微妙で、今回の自分の状況だと、ここは困難でした。
郵送での提出
そのため、ひとまず郵送してみることにしました。
You may send your income tax return and tax payment using a private delivery service instead of the U.S. Postal Service. If you use any private delivery service, send the forms to:
NYS TAX DEPARTMENT
RPC - PIT
90 COHOES AVE
GREEN ISLAND NY 12183-1515
上記のアドレスにU.S. Postal Serviceでないprivate delivery service(FedExなど)を使用する場合には送るように書かれておりました。
こちらもTaxAct記載の住所とは異なっておりましたので、ご自身の使用する郵送サービスに基づいて確認されるといいと思います。
まとめ
最終的に、すべてFedExで郵送したのですが、うまくいっていることを願います。
締め切りは4月中旬とのことで、少し早い段階で終わらせることができたので、不備があった場合にも対応できると願っています。
来年からはe-fileで済むと思われるので、もう少し楽になることを祈っています。
※ あくまで2026年02月08日時点での体験記ですので、適宜情報をアップデートしていただけると幸いです。