前回の投稿から長らく期間が空いてしまいましたが、7月より、アメリカで医師として働くことが決まりました。internal medicine residentとして勤務予定です。私の病院はH1b visaを提供しており、STEP3にも合格していましたので、H1b visaを取得しました。
2025年6月10日に東京のアメリカ大使館でH1Bビザの面接を受けました。RFE(追加書類要求)やタイムラインの厳しさなど、想定外のことも多かったでしたが、同じような状況の方の参考になればと思い、体験談を共有させていただきます。
4月:書類準備期間
4月15日
病院側からビザ申請に関するメールが届き、必要書類を揃えるよう指示を受けました。
4月21日
すべての書類を病院に送付しました。準備で特に注意が必要だと感じたのは以下の点です:
- 学位証明書にはACADEMIC EQUIVALENCY EVALUATIONが必要でした
- 成績表の英訳も求められました
- 事前にECFMG certificate申請時に取得していた医師免許証の英訳公証が後に重要な役割を果たしました
5月:I-129申請とDS-160作成
5月20日
病院から連絡があり、The California Service CenterでI-129 Petition for Nonimmigrant Worker(H1B)がPremium Processing Programの下で受理されたとの通知を受けました。Receipt Numberをもとに、DS-160フォームを作成しました。この際、petition fee($205)の支払いが必要でした。
5月25日頃
面接予約を取ろうとしたところ、例年は空きがあると聞いていたのですが、すでに6月末まで予約が埋まっている状況でした。
6月:緊急面接と予想外の展開
緊急面接申請
通常の予約が取れないため、緊急面接を申請しました。本来は病院からの書類が必要とされているようでしたが、私は取得せずに申請してしまいました。運良く受理されましたが、原則通り病院からの書類を用意される方が安心かもしれません。
緊急面接が受理された当初でも6月17日頃が最短でした。しかし、その後Jビザ廃止のニュースがあった日から面接枠に空きが出始め、より早い日程での予約が可能になり、最終的に6月10日で予約を取ることができました。
緊急面接申請について感じた注意点:
- 緊急面接申請は原則1度のみ有効のようです (一度承認されて、その後面接を受けられなかった場合はその限りではないのかもしれません。)
- 病院からの書類が原則は必要と思われます
6月3日
急に「緊急面接の変更」という文面が「面接の変更」という文面に変更となりました。applicant statusはemergencyのままだったので疑問に思い電話したところ、緊急面接の変更期限が到来していることが判明しました(こちらからは事前に確認できませんでした)。緊急面接が受理されても変更可能期間には限りがあるということが分かりました。延長をお願いしましたが受理されませんでした。
6月5日頃
面接予約自体の変更ができなくなってしまいました。電話では「2日前まで変更可能」と言われていたのですが、実際は異なっていました。
6月6日
H1Bビザがついにapproveされました!しかし、I-797の書類はapprove後に病院に郵送されるため、面接に間に合わない状況でした。(病院側がコピーのPDFをメールで送ってくれるよう努力してくれましたが、間に合いませんでした)
RFE(追加書類要求)について
6月に入ってからReason for Evidence(RFE)という追加書類の提出を求められました。これがビザ承認の遅れの原因となりました。
提出したのは、以前ECFMG certificate申請時に取得していた医師免許証の英訳公証でした。事前に取得していなかったら、タイムライン的に厳しかったかもしれません。
幸い、病院側がRFEもPremium Processで処理してくれました。Premium Processでは15カレンダー日以内に返信がくるとされており、実際に追加書類は2-3日程で受理され、H1Bもapproveされました。
面接当日の様子
日時・場所: 2025年6月10日 12:45予約、東京アメリカ大使館
持参書類:
- 5cm×5cmの眼鏡なしの背景白、正面から撮影した証明写真
- 過去10年以内のパスポート
- 現行パスポート
- 病院から送られてきた大量の書類(必要だったかは不明)
- I-797
- DS-160
- 予約確認書
(詳細な持参書類については予約確認書に記載されていますので、ご自身の予約確認書をご確認ください)
面接の流れ: 予約時間ちょうどに到着しましたが、すでに多くの人が並んでいました。面接自体は約5分程度で比較的短時間でした。
質問内容:
- 卒業大学について
- 専門科
- どこで働くのか
- その他基本的な質問 (印象に残っていないです)
結果: I-797の書類が間に合わなかったため、1枚の紙 (221 g)を渡され、後日メールでI-797とともに指定のアドレスに送るよう指示されました。
面接後
6月12日(木) I-797のapproval noticeの書類が届きました。早速指定されたメールアドレスに提出しました。
6月13日(金) Statusが「Refused→Processing」に変わる。
6月17日(火) Statusが「Approved」に変わる。
6月18日(水) Statusが「Issued」に変わる。
Issuedになってから1-2営業日でAyobasという機関に送られてくるとのことでした。ネットで調べると、直接受け取りは予約に時間が少しかかるようなので、レターパック受け取りとしました。
少しでも早く発送してもらえるよう、「Issued」となった時点で、Ayobas Premiumのページでレターパックの支払いを済ませておきました。
体験から感じたことと注意点
予約について
- 例年の傾向に頼らず、早めの予約を心がけた方が良さそうです
- 緊急面接申請は慎重に検討することをお勧めします(1度のみ有効のようです)
- 面接日程の変更には制限があることを理解しておいた方が良いかもしれません
- 6回目以降の日程変更はpetitionを再度支払う必要があるとのことでした
書類準備について
- 医師の場合、医師免許証の英訳公証は事前に取得しておくと安心です
- Premium Processは追加料金がかかりますが、タイムライン短縮には非常に有効だと感じました(病院側が手続きを進めてくれました)
- RFEの可能性も考慮してスケジュールを組んでおくと良いかもしれません
I-797について
- I-797にはA-Cといった段階が存在するようです(私の場合はH1B approve前のものでCと記載がありました)。Approval Noticeがあることが大事そうです。
- 面接時に最新のI-797が手元にない場合でも、後日提出で対応してもらえました
最後に
今回の経験で感じたのは、ビザ申請は想定以上に複雑で時間がかかるということです。特に医師の場合は、医師免許証の英訳公証など、事前に準備できるものは早めに取得しておくと安心だと思います。
また、Premium Processは費用がかかりますが、タイムラインが厳しい場合は非常に有効な選択肢だと感じました(私の場合は病院側が対応してくれました)。
同じような状況の方の参考になれば嬉しいです。ビザ申請、応援しています!