JR東日本は8日、現在製造を進めている新幹線の試験車両『ALFA-X(アルファエックス)』の先頭車両を、日立製作所笠戸工場で公開しました。


アルファエックスは10両編成。


両端の車両(1号車、10号車)は比較検証のため、それぞれ形が違います。


昨年12月12日に公開された1号車の『鼻(ノーズ)』の長さは16mで、現在の東北新幹線の主力である『E5』系(15m)より少し長め。


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昨年12月に公開された1号車。


一方、今回公開された10号車の鼻は約22mあります。


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今回公開された10号車。


1両が丸ごと鼻といった感じで、客室はほとんどない模様。


新幹線が高速でトンネルに突入すると、トンネル内に圧縮波が形成され、反対側の出口からパルス状の圧力波を放射する現象があります。


これを抑えるために、先頭形状をなめらかにする必要があったとのこと。



1号車を川崎重工業が担当し、10号車を日立製作所が担当するという、2つの先頭車両を別々のメーカーが製作した理由は「さまざまな要因を総合的に勘案した結果」とのこと。




両端の車両で形が異なる新幹線の試験車両は今回が初ではなく、JR東日本が2005~2009年に走行試験を行った『FASTECH(ファステック)360』(※8両編成)も1号車と8号車が違う形でした。
(※1号車はストリームライン、8号車はアローラインと呼ばれた)


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1号車。


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8号車。

『ファステック360』時速360kmで営業運転できる車両を実現するために開発されたもの。

8号車のデザインはE5系開発の原型になりました。

ファステック360でも高速走行時に起きる現象を解明することが目的でしたが、走行試験を結果と費用対効果を考慮して、E5系の営業最高速度は時速320kmに決定しました。


今回のアルファエックスは試験最高速度を時速400km程度としており、時速360kmの営業運転の実現に再チャレンジするとのこと。




安全に♪♪