ここだけのはなし


それからちょくちょく彼の家に行くようになり2回目くらいの割と早く

「どうぞ」

と合鍵をもらった


「いいよ。いるときにくるから」

「来てほしいから、いないときも」

「ありがとう」

そんなやり取りをした



彼は照れ屋で不器用なところがあり、外で自分から手を繋ぐことはなかったけどこちらが手を差し伸べると握ってくれた


寒い日はポケットの中で手を繋いだ 


私は末端冷え性で手足が冷えるので、いつでも温かい彼の手はホカロンのようだったクマムシくん