まだまだ氷艶の余韻に浸り語ろうと思っていたら、

こんなビッグニュースが、今ここで投下されるっていう大ちゃん劇場の展開の速さ

あかんついていけない、ヒーハー、ゼーゼー。

 

どうりで・・・

今回の氷艶はすっかり俳優になったなあ、これからどんどんこっちの方の仕事をするんだろうなあ、オファーが殺到するわと思いましたが、

まさかもうこんな話が決まっていたとは。

でも、遅いくらいだよね。とっくに映画くらいでていてもよかったわよ。

まさに満を持してという感じ。大ちゃん、俳優さんにもリスペクトをもっているから、

生半可にやりたくなかったんだろうな。

もう十分いっぱしの俳優さんだと、氷艶を見ての記事で書いてきたけど、

この氷艶に臨むにあたり、これを含む今後を見据えてもいたのでしょう。

映像の仕事をたくさんしてきている大野さんと共演できたことは凄くよかったと思う。

 

実は、さっき大野さんが立命館大で2020年に講義なさったときの映像を見たんだけど、

よくいる若手俳優、ていうわけじゃなかったんだなと。

10年にデビューということですが、12年にミュージカルエリザベートに出演されてミュージカルの魅力に取りつかれ、

絶対にミュージカルに戻ってきてやるという気持ちで精進なさっていたそうで、

留学後ミュージカルでご活躍されているのは、まさに本人が切望していた道だったのですね。(生来のテナーサックスにも恵まれていらっしゃるし。でも私、あのルックスにあの声、ちょっと意外でした。あれなら女性役もできちゃうよね。)

それで、今あのご実力なんだと腑に落ちました。NHKで映像でご活躍されていたイメージのほうが強かったので

映像の人とばかり思っていたので・・・蜷川さんの舞台で女性役をやったり、朝ドラで漫才師の役をやったり、

大河西郷どんで西南戦争を主導した中村半次郎を熱演したり、ミュージカル調のギンで女装しての主演、映画猫忍の主演など、様々な役に挑戦してご実力を磨いてきたからこその演技力だから、歌の道から入ってきた人ではないので、とにかくご経験が豊富でいらして、共演によって大ちゃんが学ぶところはたくさんあったと思います。

ハリウッドが目標とのこと。もうロンドンの舞台で主演されて、すでに夢をかなえてしまった感じですがご本人はまだまだと。意外にも舞台ではまだ通用すると思っておらず、映像を狙っていたそうなんですが・・・自己評価より周りの評価はずっと高いようで、次はNYで舞台だし、もう世界を舞台にご活躍される未来が開けているので、そんな人とここで共演できたのは、本当にラッキーでしたね。ここを逃したら、なかなかご一緒出来ないステージにいってしまわれていたかもしれない。

(余談だけど、テレビで見たら、大野さん、若いころとちょっと印象変わってたわ。なんかふっくらしたような。それが幼い感じをもたせてトキオにぴったりだった。

 

今回の氷艶について、輔オタとして、大ちゃん主演と言えるのか論争が起きていて、

あー、そう感じている人もいたんだなあとあらためて。

実はうちの息子も言ってました。

彼は初演しか見てないので、曰く

「高橋大輔空気だったな」

おい!!なんちゅうーことを!!!

はじめっから「ゆずのライブに来た感半端ない」とほくほくしていたのに、

数日してこんなこと言ってて、私はW主演としか思ってないので

ああ、初演しか見てないとそんな風に思ったのかな、と思いましたが、

そういうわけではなく、彼は過去の氷艶を見ているので、

大ちゃんの身体パフォーマンスに感動して大ちゃんファンになっているので、

そういう意味で、要は、阿国の舞や台輔のような代表作がなかったと。

確かに、これらは名だたる芸能人でもこれ見たさに足を運んだくらいの名作、

大ちゃんを大ちゃんたらしめたサイバースワンに匹敵する名パフォーマンス。

でも今回の大ちゃんのチャレンジは、一ミュージカル俳優として舞台に立ち続けることだったと思うので。

そんなあれもこれもいくつもいくつもできんろじゃろ。

あ、もう一つ、スケートのスピードを生かした集団での表現で物語を語る演出をほどこすこと。

それも、大ちゃんのチャレンジポイントだったんじゃないかな。

滑走屋を立ち上げる時それをすごくいっていて、自分の個人のパフォーマンスより、

集団でスピードを生かした様々なパフォーマンスを見せることに今気持ちがいっている気がする。

あと、新しい才能の育成。それは、多分カンパニーづくりに向けて、ということだと思う。今芸術家大ちゃんの気持ちはそっちなんだと。

でも、氷艶というと、そうした大ちゃんの名パフォーマンスを求めてしまうのですよ、輔オタは。

うちの息子、輔オタなんで。

そして、彼が見たのが初演だけだってってのがちょっとまずかったかな。

初演では、大ちゃんは何らかの理由で、スケートパフォーマンス時に、彼独特の超能力がいまいち出てなかった気がする。彼独特の超能力とは、何かを凄い勢いで届けてくるあれです。超能力。2日目見たときはかなりよかったし、千秋楽のテレビではやっぱり凄いなって感じだった。

 

今回は、大野さんが凄すぎて注目がかなり彼に集まってしまった感あり、

こういう私も、氷に乗って20日足らずの彼の演技、歌、そしてスケート、スケートを履いたままのダンスパフォーマンスにとにかく驚かされてしまい、今まで氷艶で大ちゃんに驚かされてきたけど、今回の驚きポイントは大野さんと友野くんとこうしろうくんに持ってかれた感あり。彼らが凄すぎた。でも、それは大ちゃんが望んだことだと思う。こういう感想を私たちがもったことは、大ちゃんの狙い通りなんだと思う。それできっと喜んでいると思う。

ただ!現地では私の目は大ちゃんにくぎ付けだったけどね。だってオタだもん。拓朗さんごめんなさい、でも大ちゃんがいると私は大ちゃんしか見ないんです。でも、テレビでは拓朗さんにくぎ付けになってるから。こんなこともやってる!!って、テレビでは拓朗さん凄いポイント探しにやっきになってます(笑)

そういえば、冒頭のカケルとのやりとりのとき、もう泣いてたよね。

「だってカケルは、君が殺した」っていわれたとたん、みるみる大きな目が涙でいっぱいに・・・大野さん、ほんと凄いなって思った。

そんな俳優さんが、次も氷艶にでたいといってくれていること。

そして、今回の氷艶をリポートする様々なメディアの記事が、ゆずさんの楽曲・パフォーマンスや大野さんを絶賛していること。

だって、氷艶で共演した人が、評価が上がって、人気がでて、ってなったら、皆大ちゃんと共演したい!!ってなるじゃない。それって大切なことだと思いませんか?

特に大野さんは、間違いなく注目が集まったと思う。前述の映像も今回の注目を受けて再度ユーチューブにアップされたんじゃないかな。他にも、SNSに大野さんの関連がいくつも上がってますよね。間違いなく株が上がっている。

プロデューサーさんと大ちゃんとの間の話し合いで大ちゃんが大野さんの名前をだして話が進んだってことは、

もう大ちゃんは作り手の側にも立っているんですよね。

たくさんの若い才能が、大ちゃんと共演したい!って思ってくれ、そして、共演した人たちが、その実力をますます認められ、評価をあげるとなったら・・・それがDカンパニーの強みになる、そうは思いませんか?

他者をも輝かせる高橋大輔、だから、彼は芸術史に稀な芸術家なのです。

って、すっかり大ちゃんの術中にはまった私は、来月はたっぷり拓朗さんのNHK作品を見まくり、氷艶で使われたゆずの曲の原曲を聞きまくろうと思っています。歌詞もネットで見まくっているところ。

こんな素敵な曲をたくさん書いていたんだと知り・・・有名どころしか知らなったので・・素晴らしいアーチストですね、本当に。すっかりファンになってしまいました。

大ちゃんのおかげで、大野さんやゆずさんのライブパフォーマンスまで生で見れて、もう最高に幸せです。

それこそが、大ちゃんの狙いだったんじゃないのかなあ。

氷艶は和でないと、なんて、必要ですかねえ?別に日本文化でなくてもいいんじゃん?

そんな足かせあったら可能性が狭まるじゃないですか。

大ちゃんが見せたいと思うことをやればいいんじゃないのかな。

私は大ちゃんが見せてくれるものは何でもおいしくいただく派なんだなと、今回自分で思いました。

とにかく、素晴らしい体験だった、それは間違いない。

今までに比べたら地味だったかもしれないけど、大ちゃんの個人的パフォーマンスも、芝居と歌で十分驚きをいただきましたし、情感たっぷりのアイスダンス、ラストのソロは素晴らしかった。特に近年あまりソロを見れてないので、嬉しかったなあ・・・・

毎回大ちゃんのショーには息子を連れて行っているけど、

高いお金かかっても、いつも連れてきてよかったって思う。もちろん、今回も!!

 

さて、滑走屋も氷艶も、再演して~再演して~っていってたけど、

大ちゃんって基本同じことなかなかやらないよね。

LOTFは2があったけどね。

結局無理かもね。

 

そうそう、実は、氷艶のビデオ見ていて、新しい発見をしました!

ラストのbeautifulが始まる時、インストルメンタルでさわりが流れて、

5人くらいのアンサンブルスケーターがちょこっと滑る場面があるんだけど、

その5人の向かって右はじのスケーターがものすごく美麗なツイズルをしていて、うわっ、誰これ?ってなって、

必死に解析(?)したところ、衣装その他から木科くんだとわかりました!!

一人ひとり違う衣装でこういう時は助かる~~~~!!!ありがとう~~~~

あれ、絶対カメラ意識してここの木科君がしっかり映るようにしていたよね!!さすが日テレ+!!

木科選手のシングルプロ、何年か前見たことがあったんだけど、

こんなに素敵なスケートをする選手になったんですね~~、こんな面があるなんて、知らなかった、今後注目していきたいです!!

気になっていた中野ようじさんも今回は新しい魅力をたっぷり見せてくれたし。

歌にセリフに愛嬌たっぷりのバックフリップに、大活躍でした!!

あと、かなさんのソロはもとより、バレエのシーンもとても素敵だった。

本当に、スケート靴でバレエしてましたね。それに、突然のコンテンポラリーソロも素敵だった!

皆の魅力を知ってほしいという大ちゃんの声が聞こえてきそう。

でも全編にわたって作品を支えたのは、やっぱりずっとでずっぱりだった大ちゃんの確かな演技力!

あの大野さんと二人ででずっぱりで共演して全く遜色なく、ごく自然に役者としてそこにいた。立派に役者さんとして立ったんです。

今までになかったことです。これ、凄いことですよ!

 

いまなら、映画って言われても、何の心配もないかなと思える。

この氷艶を見ていなかったら、めっちゃ心配したかもだけど。

舌足らずの大ちゃんどこいった?って感じ。もう昔の話ね。

きっと芝居の世界でも大ちゃんの何かを伝えてくる超能力は凄い武器になると思う。

彼を世界的に有名にした表現力(私思うに超能力)は、スケートでなくても、それが同じ表現芸術であれば必ず生かされる。

どんなものを届けてくれるか、今から楽しみで仕方ない!!

大ちゃん、ガンバ!

 

最後に、インスタライブで大野さんが言っていたことでまだ書いてないことを

「アスリートっていい。いい人たちで、向上心、全員から刺激をもらえた。全員大好き。幸せでした。」