しかたのないこと・・



さっさと立ち上がって



なにも見なかったことにして



なにも感じないようにして



いつものように



振り向かないで 歩くだけだよ










ああ・・



振り向いてしまったね










そこから 甍は見えますか



その先の 巻層雲を感じることができたなら



あと少しでおしまい








なにもかもが 凍えた中で



うっかり芽吹いたものも



眠りにつくんだ・・・