すくい上げた指のすきま


スルスル流れ落ちる







惜しくも無い それ








ふける感情外の時 


通りすがりの雑音に


波動を合わせまいと


意識を飛ばす







無下にはできまい







サトリの人はわたしを促し


不服を面に出すことを


まなこで叱った