Sセンターでの面談から2週間が経ちました。

 

今思い返せば、最初5月に人間ドックを受けてから、怒涛の2ヶ月間でした。
この間、食欲が減ってしまい体重が3キロほど減ってしまいました・・
少し腹回りがたるんでいたのでちょうど良かったです、笑

 

そして、いよいよ手術前日となり夕方頃に病院へ。
病院には、私、嫁、息子+嫁さんの両親の5名で向かいました。

入院は期間順調にいけば40日ぐらいとの事なので、1歳半の息子は嫁さん
の実家で預かってもらう事に。
※私の実母は既に他界していて、私の実家は親父が一人暮らし中でしたので
  術後から3か月ぐらいは義理のご両親にはとても助けて頂きました。

 

親父には内分泌腫瘍うんぬんの細かい話しをしても理解できないので
「おなかの手術するけど切ったら大丈夫やから」とだけ説明をしておきました。
それでも最初はかなり驚いてましたが・・

 

病院に着いてからしばらく経った後、19時頃に主治医の先生に呼ばれ個室へ。
息子は白衣の先生を見た途端に注射と勘違いで号泣してしまったので義母と
個室の外へ。手術内容の最終説明がありました。

 

・病状
 非機能性膵神経内分泌腫瘍、約1センチ
 膵臓がんとは違うが、膵臓がんのステージにあてはめればステージ1
 5年生存率は97%

 

・膵頭十二指腸切除手術の内容
 この病院では膵臓と胃を繋ぐ術式を採用している
 胃を10分の1ほど切除し、小腸と繋ぐ
 リンパは全て切らずに一部残すつもり
 肝臓と小腸を繋ぐ
 手術時間は6,7時間ほどの見込み、などなど

 

・合併症
 膵液漏などもろもろの発生率と対処方法
 死亡例は全国平均は3%だが、この病院では0.5%(200回に1回)
 7年前に1件死亡例が発生したが、それ以来は無い

 

聞けば聞くほど気が滅入る内容のはずなのですが、先生はいつも通り余裕
の軽いノリで説明していたので、なんとなく安心感が。
最後にお願いしますと伝え、個室を後に。
その後、少し会話をしてから、義理の両親と息子は嫁さんの実家へ戻り私は自宅へ。

 

そして、翌日、義母と息子を車でピックアップし、手術2時間ほど前に病院へ。
会社の上司にだけは状況を事前に説明し、この週は1週間丸々休むことに。

手術1時間ほど前には先生が病室に来られて、おはようございます&頑張りま
しょうと、エールをもらいました。心強かったです。


それから手術30分前になり、皆で歩いて手術室へ。ここで嫁さんとバイバイ。
家族は手術待合室へ。ここには10組ほどの家族が待機してました。

 

ここからがとてもとても長かったです。

義母と交代で息子の面倒を見たり、食事を済ませたりしながらひたすら時間
が経つのを待っていたのですが、ひたすら時計と睨めっこ状態。

他家族は早々に手術が終わり、放送で呼ばれている人もいてうらやましい。

 

そして予定時間の7時間が経つ頃には、他家族は全て手術が終わっていて
待合室は私達の貸切状態になってしまいました。
だが、まだ手術終了のアナウンスが入らない・・
何かあったのでは!?と一気に徐々に不安に。

あまりにも長すぎたので、義母と息子には先に私の自宅へタクシーで戻って
もらい、その後も私一人で待機してました。

 

結局、予定時間を2時間半オーバーし、手術終了のアナウンスが入りました・・
手術室の入口に向かい、ベッドで意識朦朧としている嫁さんに「お疲れさん!
頑張ったな!」とだけ伝え、嫁さんは「鼻水が・・」と呟きながらすぐ集中治療室

へ運ばれていきました。

 

その後、先生と面談室に。
先生も汗だくでかなりヘトヘト状態です。

切った臓器を見せてもらいながら
「順調に終わりました」
「リンパは綺麗だったので、全ては切らずに残した」
「腫瘍が固いので、もしかするとG2かも」
「腫瘍は病理検査に回します、分析に1か月半はかかると思う」
などの話がありました。

 

この時、なぜ手術時間が長かったのか聞くのを忘れてしまったので、理由は
今でも謎のままです。

 

翌日には嫁さんとの面会可能との事なので、この日はすぐ自宅へ戻りました。
息子も相当疲れていたのか、私とリビングでゴロゴロしている内にすぐに
寝てしまいました・・いつもは寝室で抱っこしないと寝れないのですが・・
待合室周辺を楽しそうに歩き回っていたのですが、いつもと違う雰囲気を
子どもなりに感じていたのかもしれません。

 

次回は手術翌日からの様子を書きたいと思います。