お疲れ様でした。 | やっぱり石川さんが好き。

やっぱり石川さんが好き。

プロ野球・横浜DeNAベイスターズのファンです。
好きな選手は石川雄洋内野手です。←16年間の現役生活、お疲れさまでした!

 朝目を覚まして、いつもの様にパンを食べながらダラダラTwitterを見ていたら、衝撃の内容が目に飛び込み、一気に目が覚めた。

 

 

いやいやいや……この前インスタライブもしてたし、夢アワードにも出てて現役続行したい…とか言ってたし。

寝起きの私には瞬時に事を理解するのが難しかったです。

 

現実は甘くない。

当然分かってはいたけど、いざそれが現実になると、言葉も出ませんでした。

 

そもそもなぜ私が一人のプロ野球選手の引退に対してこんなに絶望しているかというと、困難ことがあったからです。(注:ここから先は自分語りなので苦手な方はブラウザバックしてください)

 

 

私は元々野球というスポーツにまったく興味がなく、生きていました。

身の回りに野球好きの友達がいたり、祖父が高校野球好きだったりするくらいです。

 

そんな私も2014年くらいにひょんなことから高校野球を見始め、地元福島の聖光学院をよく応援していました。

 

その高校野球好きが2016年の夏ぐらいにプロ野球に移り始め、2016年秋ごろには完ぺきにプロ野球ファンとなっていました。

 

ちなみになぜベイスターズファンになったかというと、地元福島の星・中畑清が監督をしていたからというだけの理由です。

 

その時のプロ野球熱はまだ薄いもので、三浦大輔の引退試合を見ても、

(三浦ってそんなすごいピッチャーだったんだ…)

 

と、思うくらいでした。

(三浦の投球よりエリアンのバックホームの方が印象にあるという…😅)

ホントに、今考えればもっと噛みしめながら見とくんだったなと思います。

 

話が少し脱線しました。

ベイスターズを好きになったのは上記の通りで、次は、なぜ石川雄洋という男をすきになったのかです。

 

2017年のシーズン開幕後、私は好きな野球選手を作ることにした。

普通は自然に好きになるものなのかもしれないが、私は作ろうとした。

 

その当時のベイスターズの人気選手といえば筒香、山崎康、梶谷、桑原といったところか。

ただ、ここはあえて人気選手は構想から外そうと考えた。

 

その中で基準にしたのが、「個人応援歌のカッコよさ」だった。

そして候補に挙がったのが白崎、下園、荒波、そして石川の4人だった。

 

そして最終的にどういう理由で決めたか明確に覚えてないが、その4人から私は石川を選んだ。

 

そして来る2017年9月3日

この日は私にとって人生初の野球観戦。

 

横浜スタジアムで行われる横浜対巨人の試合。

この試合がカード3戦目、3位横浜は4位巨人に2連敗しており、CS争いにも関わる大事な試合。

 

この日に初めて私は石川のユニフォームを買った。

そして試合にも勝った。

この試合、石川は一軍に登録されていたものの、出番はなし。

「ま、レギュラーじゃないしそんなもんだよね…」

 

まだ石川ファン度50%くらいの私は、こんな感じで軽く考えていた。

 

その後石川はどこかのタイミングで抹消。

チームは4位巨人との激しいCS争いを制し2年連続でCS進出。

甲子園も雨に味方され勝ち抜き、マツダでも冴えるラミレス采配、選手個人の活躍もあり優勝した1998年以来の日本シリーズ進出。

日本一は惜しくも逃したものの、チームはこの年大きな躍進を遂げた、

 

ただ、石川の出番はなかった。

 

この年後半、セカンドには若い柴田とこの年ヤクルトから移籍した田中浩が主に起用され、石川の出番は明らかに減少していました。

この時だけ、アンチ柴田、アンチ田中浩でした。(ホント一瞬だけですよ!)

 

そして2018年。

この年の主なセカンドは大和の加入によりセカンド転向となった倉本、または柴田や田中浩といった併用でした。

 

石川が呼ばれない。

たしかにこの年は二軍でも目立った結果は残せてないし仕方ないのかな。とは思いましたがもしこのまま戦力外になったらどうしよう…そう思いました。

 

石川が一軍に呼ばれるまでの間、『石川ロス』を解消すべく、YouTubeで石川の応援歌を聴きまくったり、過去の石川のプレーを見まくりました。

 

そうしていると、石川へのファン度が上がっていきました。

顔もかっこいいし、気迫のこもったプレーはするし、まさに泥臭い。そんな選手だと思いました。

 

石川のやらかしも何回も見ました。

石川がショートでスタメンで出ている頃のベイスターズのチーム状況は最悪。

私はそのころは野球を見ていなかったでわかりませんが、アンチも多くいるんだろうな…そう勝手に思いました。

 

出番は急にやってきます。

2018年、好調だったロペスがケガにより抹消。その代役として呼ばれたのが石川でした。

 

GET THE FLAGシリーズでの広島戦で代打として初登場。

ショートゴロに倒れたけど、あの大歓声はテレビ越しにも伝わりました。

 

この年はその昇格から二軍に落ちることはなく、一軍に帯同しました。

 

そして2019年。

チームは4月に10連敗を記録。

この年唯一の試合観戦となった4月27日も9回追い上げましたが不調の宮崎が倒れ試合終了。

 

その2日後、奇跡が起きます。

 

4月28日の二軍戦で石川がホームランを打ち、その翌日に一軍昇格されます。

そして29日、いきなり「2番・セカンド」でのスタメン出場。

 

「まじかぁぁラミちゃんん!」

私はそう思いました。

 

この試合も劣勢で進むも8回に大和のタイムリーで同点、そして初昇格していきなり2安打の石川に打席が回ってきます。

この日3安打目はライトへのホームラン。

 

これが決勝弾となり、チームの連敗は10で止まりました。

さすがというかなんというか…

持ってる男だなと思いました。

 

夏には1000本安打も決め、久しぶりに1番も打ったりと「確実にチームに必要な戦力だな」そう思いました。

 

しかし、CS前の9月に故障で抹消。

チームは初の本拠地CSを開催しましたが、石川の姿はありませんでした。

 

そして運命の2020年。

背番号を42に変え、心機一転また活躍してくれる!そんなシーズンだと思ってました。

 

3月初めに「石川を一軍に呼ぶ」

そんな報道もあり「今年は開幕一軍か?」とワクワクしました。

 

そんな中、新型コロナウイルスが世界中で大流行。

プロ野球にもコロナが響き、開幕延期。

石川の一軍昇格も白紙に終わりました。

 

そして開幕しますが、調子が上がらない。

セカンドだけでなくファーストやセンターを守ることもありました。

 

それでも1軍に呼ばれることはなく、シーズン終盤に石川の対談報道、目を疑いました。

それでも石川を拾ってくれる球団がるならどこでも…と思いましたが2021年3月19日、現役引退の報道。

 

その日は私はメットライフドームでのオープン戦に観戦に行く日でした。

そして佐野の打席で石川のユニフォームを掲げました。

 

「なぜ佐野の打席で?」

それは、チームキャプテンであり背番号7、石川が現役時代に掴めなかった栄冠を、佐野には何としても掴んでほしい…そう思って掲げました。

 

最後になりますが改めて16年間の現役生活、お疲れさまでした。

またいつかベイスターズのユニフォームを着て、何らかの形で栄冠を掴んでくれれば…とひそかに願います。

 

 横浜一筋 感動をありがとう

 

2021年3月19日