術後三日目(平成23年6月2日木曜日) | はやママのブログ「神経内分泌腫瘍術後14年目」

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神経膵内分泌腫瘍、10万人に5人の病気になり、手術から現在に至るまでの記憶を残します♪
最近は病気に関係の無いことが多く出てきます。
術後9年目突入です。
なお、アメンバーはblogのやり取りがある又はメッセージを頂いた方に限ります。


朝から身支度を整え、さあ病棟へ!!
ベッドからベッドへの移動も看護師さん任せ(笑)
自分で移るなんて無理!!
身体が浮いた瞬間、傷口が剥がれるかと思ったー(  TДT)
痛かった~。
病棟に上がったら個室かと思いきや…まさかのリカバリー!!まだそのレベルなんですね…。
酸素もしてたし微熱も続いていた気がする。
酸素は段々邪魔になってきて勝手に外していたいけない患者(笑)

とにかくしんどくて、自分の身体が自分の身体じゃないみたい。動いたら傷口開くんじゃないかと思う。

とりあえず携帯電話をONにして母親にメール。速攻長男の写真を送って貰った。
やっぱり我が子は可愛い。何度も見てしまう。
お守り代わりに持ってきた、100日祝いの家族写真を見て頑張った!!

あっ。あと、ICUから戻って来たらスタッフさん達がお帰りー大変だったねーと声をかけてくれたのが嬉しかった。

とにかく精神的にしんどい。正気なんだけど、不安と痛みと動けない悔しさで、夜中じゅうイライラ…腕をバシバシ布団に叩きつけてた。
朝までが長い。
お願いだから、全身麻酔もう一度かけて(  TДT)と真剣に言おうと思った(笑)
夜はずっと『蛍の光』が頭の中をめぐり、自分には明るい未来はないと本当に思った。

夜中、トイレに行くのに、看護師さんも忙しいだろうからモニター位自分で切って…と思い、切った瞬間看護師さんが、二人して大丈夫ですか!?と駆け込んで来た。
きっと私がおかしくなったのだろうと思ったよね。
ごめんなさい。
その一件からちゃんとナースコール押してからモニター切りました(笑)

今まで見てきた患者さんは、大抵直ぐに歩いておしっこの管も抜いて普通に歩いていたけど、皆しんどかっただろうな。
大丈夫って言っても絶対に大丈夫じゃなかったんじゃない!?
あぁ…早期離床と言ってももう少し患者さんの立場に立って考えなきゃ駄目だったなと反省もした。

笑い話が出来るようになった頃、研修医の先生に、『こんな大きな手術じゃなくても、盲腸位やっときなよー!!患者さんの気持ち良くわかるよー』といっておいた(笑)

この手術は私の看護観を改めて考えさせられた。
いい機会だったかな!!
でももう二度とやりたくないけどね。
手術なんてごめんだー笑い泣き