ただ……君を抱きしめたら……よかったんだ
ただ……それだけだったんだね……
君の傷を癒すには
ただ……抱きしめて……
離さなければ……よかったんだね……
そうだったんだね
頑張れでは……ダメだったんだね………
そうなんだね……
ただ…ただ………
君の手を取り……
側にいればよかったんだね……
私の宝物……
幸せのカケラを見落としていたのは
私
ごめんね……
ごめんね……
ああ……
神さま
彼女の傷を……
どうか私に……塗りつけてください
ごめんね
ごめんね
抱きしめればよかったんだ……
神さま
彼女の傷を
どうか私に……ください
どうか……
神さま
彼女の傷を
……私にください……
どうか神さま……
彼女を私に……
彼女の戦う力を
私から奪ってプレゼントしてください
抱きしめた
彼女の温もり
このあたたかさを
私は忘れません
だから
連れて行かないでくださいね
……もう一度
彼女の温もりを抱きしめながら……
闘いますから……
負けないから
……この温もりを守ります……