シバターを援軍につけた平本蓮(右)が、対談で朝倉未来(左)を批判

RIZINで活躍する格闘家の平本蓮(24=剛毅會)が、“戦うYouTuber”シバターと自身のYouTubeチャンネルで対談し、朝倉未来(30=トライフォース赤坂)から「訴える」と発言されたことについて語った。

平本は昨年末のRIZIN大晦日大会の梅野源治戦でシバターにセコンドを依頼した縁で、新年会を開くことになったと説明。そして平本は「訴訟される先輩のシバターさんに、告訴される準備を相談させていただこうと思っています」と対談の趣旨を語った。

今回の動画でシバターは平本に「年始から朝倉未来に『訴える』と言われたのは、どこまでガチなの?」とストレートな質問。平本は「ガチで言っているんじゃないですか? 多分、試合はしないって言ってて。でも僕からしたら、『ドミネーター戦で勝ったら大晦日に遊んでやってもいい』と言われていたんで、僕が勝ったんでやらせてもらえるのかと思ったら、『コンプレックスで終わってやろうかな』という展開になっていて……」とやらない方向に行ってしまったことを嘆いた。

平本はシバターとの対談で正当性を主張(『平本蓮 &平本丈 公式チャンネル』サムネイルより)

そして2人は、海外選手のトラッシュトークネタを話題に取り上げた。「コナー・マクレガーがハビブ・ヌルマゴメドフに宗教や家族のこととかでトラッシュトークを言って、バス襲撃事件とかあったわけじゃない(※『UFC 223』記者会見でマクレガー陣営が選手バス襲撃事件。ハビブが先に手を出した)。捕まってはいるけども、ハビブはマクレガーのことを訴訟しますとか言ったら、お笑いですよ」とシバター。平本は「実際にハビブは喧嘩を買って、試合になってマクレガーをテイクダウンして殴りながら『よし、しゃべろうぜ』と言ってパウンドするわけです。カッコいいじゃないですか」と続いた。

シバターは過去に自身の訴訟で3年間裁判で争い30万円の支払いを言い渡されたといい、今回も同じような額で終わるのではと予想した。平本は「格闘家なんだから殴って黙らせればいいのに」と主張。シバターは「傍聴席がプレミアチケットになるね。でも、できれば試合でやってほしいけどね」と言いつつ、「告訴状が届くから、動画で紹介すればいい」と、とんでもない提案をする。平本も「写真撮って、Tシャツにして販売します。それを裁判費用にします」とブラックジョークで返した。

最後に平本は、「那須川天心と武尊は絶対に試合をすると思っていたんで、幕が閉じたら新たにストーリーを作っていかないといけないなって思った時に、MMAだなと。それでK-1抜けてRIZINに来る前に、朝倉未来が出てきてくれた。散々言い合って遊んでくれると言ったのに、今度は訴えるって。俺は勝ってきたし、盛り上げたし。どうしたらいいの?」と主張し、「でもエンターテインメントを分かっているんで、大晦日にやってくれるんじゃないかな。それまでにチャンピオンになっておきます。そのためにも、次の斎藤裕戦は死ぬ気で勝ちに行きます」と対戦実現にわずかな期待をかけるという。

行き過ぎたトラッシュトークはUFCでも問題になったように、悲劇を生む危険性もあり、そのサジ加減や線引きはたしかに難しい。だが平本と斎藤戦は朝倉未来が絡むことで、より注目が増しているのは事実。はたして、訴訟も含めて、どんな結末になるのだろうか。