イライラ・不快感・欲求不満・・・
気分が落ち着かず、感情の抑圧を伴う・・・
ストレス・・・あなたは、どう対処していますか?
ストレスとは
ストレス(英: stress)とは、生活上のプレッシャーおよび、それを感じたときの感覚である。オックスフォード英語辞典では、苦痛や苦悩を意味する distress が短くなった単語とされる。ストレスの概念は一般に、1930年代のハンス・セリエの研究に起源を持つとされる。
ストレスの原因はストレッサーと呼ばれ、その外的刺激の種類から物理的ストレッサー(寒冷、騒音、放射線など)、化学的ストレッサー(酸素、薬物など)、生物的ストレッサー(炎症、感染)、心理的ストレッサー(怒り、不安など)に分類される。ストレッサーが作用した際、生体は刺激の種類に応じた特異的反応と刺激の種類とは無関係な一連の非特異的生体反応(ストレス反応)を引き起こす。
引用元:ストレス(生体)-Wikipedia
外部からのさまざまなストレッサー(原因)によって心や体に負担がかかることで、身体に歪みが生じることを「ストレス」と言い、心や体が不調を引き起こします。
ストレスが多いのは、現代人の特徴かもしれません。生活習慣や人間関係、疲労の蓄積と運動不足など、ほとんどが日常的なストレッサー(原因)によるものです。
ストレスの対策:「A B C」3項目
A.8つのツボ:➀百会 ➁風池 ③神門 ④内関
⑤膻中 ⑥心兪 ⑦太衝 ⑧湧泉
B.思考の切替:自律神経の調整
C.予防と対策:生活習慣の見直し
A.ストレスに効く「8つのツボ」
➀百会(ひゃくえ)
位置:頭頂部の正中線上、両耳と鼻の延長線が交わるやや凹んだ所。
効果:全身の調整、ストレス、疲労、倦怠感、頭痛、めまいなど。
➁風池(ふうち)
位置:耳の後ろの骨と、後頭部のくぼみの中間にあるツボ。
効果:不眠、めまい、立ちくらみ、肩こり、頭痛、のぼせなど。
③神門(しんもん)
位置:手関節掌側、横紋の豆状骨下の陥凹部分。
効果:心気の出入口、ストレス、不眠、心痛、動悸、精神疾患など。
④内関(ないかん)
位置:手首の横紋の3横指肘側の、腱と腱の中央部分。
効果:気血の出入口、ストレス、不眠、循環器系疾患、乗り物酔いなど。
⑤膻中(だんちゅう)
位置:両乳頭を結んだ線の中央部分にあるツボ。
効果:呼吸器・循環器系の疾患、ストレス、動悸、息切れなど。
⑥心兪(しんゆ)
位置:背中の第5胸椎の両側、真ん中から親指幅1本半外側の部分。
効果:ストレス、不眠、食欲不振、倦怠感、むかつき、虚弱体質など。
⑦太衝(たいしょう)
位置:足の第1指と第2指の間、第2中足骨の根元部分。
効果:ストレス、不眠症、冷え性、のぼせ、めまいなど。
⑧湧泉(ゆうせん)
位置:足裏、第2指と第3指の間から下に、土踏まずとの際部分。
効果:体調の調整、疲れ、だるさ、冷え性、こむら返りなど。
ツボの押し方と注意点
写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。
最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。
ちょっと痛いけど・・・くらいの力加減でツボを刺激します。
ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。
ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。
皮膚の弱い方は、押しすぎに注意しましょう。
いつもと違う、症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。
心兪のツボは、自分では押すのが難しいので、ドライヤーやブラシなど
身近なものを使って、温めたり刺激をしてください。
B.思考の切替:自律神経の調整
思考の切り替え:喜怒哀楽 ⇨ 怒哀から喜楽へ
姿 勢:座位又は胡坐(上半身の力を抜き、下腹から足にかけて力を入れる)
手 順:思考の切り替え
➀目を閉じて、今あるストレスを、頭の中でゴミ袋に入れる。
➁ゴミ袋を思い切り遠くに投げつけ、ゴミ袋が小さく見えなくなるまで
イメージする。
③次に、楽しかったことや嬉しかったことを、頭の中でいっぱいにする。
④腹式呼吸に切り替える
鼻から息を吸う:下腹・丹田(おへその下)を膨らませながら息を吸う。
口から息を吐く:下腹を引っ込めながらゆっくりと息を吐く。
吸うときの倍くらい時間をかけて吐く。
1回の吐く時間:10秒~30秒、1回/3セットを目安。
効 果:ストレス、精神安定、自律神経の調整などリラックス・リセット効果。
思考をストレス・怒哀から解放し、喜楽に切り替えリセットする。
脳には、扁桃体という情動(思考)に関与する場所があります。
C.対策:生活習慣の見直し
ストレスの対策は、ストレッサー(原因)の改善と規則正しい生活習慣で自律神経の調整を図ることが重要です。ご自身の生活全般を見直してみましょう。
➀規則正しい生活
早寝早起き(体内時計の調整)と朝の日光を浴びる習慣作り。朝の日光は、
ビタミンDの生成(丈夫な骨)と感情ホルモン「セロトニン」の分泌を促進。
➁食事と運動
バランスの良い食事で、ホルモンバランス・体質改善を図る。
軽めの体操とツボ押し、血流改善で体内の疲労物質を取り除く。
③呼吸と入浴
腹式呼吸で、自律神経の調整(精神安定、ストレス、冷え性の改善)を図る。
半身浴(38℃~40℃)、みぞおちまで20~30分、血流と疲労回復の効果。
ストレスが多いのは、現代社会の特徴かもしれません。忙しい環境の中での人間関係、TV・パソコン・携帯の使用、お酒・コーヒー・煙草など嗜好品、偏食での摂取
過多、現代社会は、便利になっているにもかかわらず、ストレスの多い環境です。
ストレス発散には、運動や散歩をしたり、動物とふれあったり、読書や大好物を食べたり・・・休養をとり、楽しみを増やし、心と体をリフレッシュすることですが、根本的には、ストレッサー(原因)を改善することです。
ツボ押しで、あなたの「不快な症状」が改善しますように。
週刊haruto