体(身体)が・・・だるい、食欲がない、めまいがする・・・

 

 

 

夏バテ(暑気中り)・・・あなたは、どう対処していますか?

 

 

 

 

 

 

夏バテ(暑気中り)、3回シリーズ

 

 

A. だるさ B. 食欲不振 C. めまい・立ちくらみ

 

 

今回は、C. めまい・立ちくらみ に効くツボを紹介して行きます。

 

 

 

夏バテとは

 

夏バテ(なつバテ)とは夏の暑さによる自律神経系の乱れに起因して現れる様々な症状。暑気中り(しょきあたり)、暑さ負け夏負けと呼ばれることもある。

人体は、高温・多湿な状態では体温を一定に保とうとしてエネルギーを消費し、かなりの負担がかかる。通常は負担に耐えることができるが、特に負担が強い場合や、長引いたりすると体に溜まった熱を外に出すことができなくなる。この状態が続いてさまざまな症状が現れるのが、夏バテである。原因として挙げられるものには、自律神経のバランスの乱れがある。前述の通り、暑くなると体は体温を保とうとするが、汗をかいたり血管を広げたりして体温を逃がそうとするのは、自律神経の働きによる。

冷房の無かった時代は猛暑による体力低下・食欲不振など、いわゆる「夏やせ」と呼ばれる症状が主であったが、空調設備が普及した現代では気温と湿度の急激な変化により自律神経のバランスが崩れ、起こることが多い。ストレスや冷房による冷え、睡眠不足なども原因となる。「夏バテ」という名称から夏のみの病気であると思われがちだが、気候の変化が激しい梅雨や初夏にも起こりやすい。

 

引用元:夏バテ- Wikipedia

 

 

 

 

 

 

夏バテは、高温多湿による発汗異常や寝不足による自律神経の乱れが

主な原因です。

 

 

東洋医学では、夏バテの症状を気虚・瘀血・水滞など「気・血・水」が

乱れて変調した状態と捉えています。

 

 

気の乱れ(不足・滞り・上昇):疲れ、食欲不振、胃もたれなど。

血の乱れ(不足・滞り・出血):めまい、貧血、手足のしびれなど。

水の乱れ(不足・滞り溜まり):むくみ、のどの渇き、発汗など。

 

 

 

夏バテ(暑気中り)に効くツボ

 

 

C. めまい・立ちくらみ ⇨ ➀百会 ②角孫 ③翳風 ④風池

 

              ⑤天柱 ⑥中渚 ⑦心兪 ⑧太谿 

 

 

百会(ひゃくえ)

 位置:頭頂部の正中線上、両耳と鼻の延長線が交わるやや凹んだ部分。

 効果:めまい、疲労、倦怠感、頭痛、肩こり、鼻詰まりなど。

 

角孫(かくそん)

 位置:耳全体を前に折り、耳の一番上が頭に当たるところ。

 効果:めまい、頭痛、頭重感、立ちくらみなど。

 

翳風(えいふう)

 位置:耳たぶの後ろの骨の前、小さなくぼみの中のツボ。

 効果:めまい、肩や首のこり、耳の痛み、歯の痛みなど。

 

 

 

 

 

 

風池(ふうち)

 位置:耳の後ろの骨と、後頭部のくぼみの中間にあるツボ。

 効果:めまい、肩や首のこり、頭痛、鼻づまり、のぼせなど。

 

天柱(てんちゅう)

 位置:首の骨の両側にある太い筋肉(僧帽筋)の外側のくぼみ部分。

 効果:めまい、疲労、倦怠感、目の疲れ、頭痛、頭部の疾患など。

 

 

 

 

 

 

中渚(ちゅうしょ)

 位置:手の甲の薬指と小指の間、指が止まる骨の間の凹み部分。

 効果:偏頭痛、めまい、立ちくらみなど。

 

 

 

 

 

 

心兪(しんゆ)

 位置:肩甲骨内側の第5胸椎の両側、真ん中から親指幅1本半外側の部分。

 効果:心機能の調整、めまい、のぼせ、胸痛、虚弱体質など。

 

 

 

 

 

 

太谿(たいけい)

 位置:内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみ部分。

 効果:立ちくらみ、排尿障害、冷え症、こむら返り、頭痛など。

 

 

 

 

 

 

ツボの押し方と注意点

 

 

写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。

最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。

 

ちょっと痛いけど・・・くらいの力加減でツボを刺激します。

 

ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。

ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。

 

皮膚の弱い方は、押しすぎに注意しましょう。

 

 

めまいは、回転性(目が回る)、浮動性(浮いたような感覚)、立ちくらみなどの

症状に分けられます。

顔や手足のしびれ・ろれつが回らない・激しい頭痛が伴う場合は、脳の異常が考え

られ命にかかわります。早急な受診と適切な治療が必要です。

 

 

夏バテに伴う「めまいや立ちくらみ」は、自律神経が乱れ血圧が不調になり、脳に流れる血流が不足して発症するとされています。

安静が一番、その場で安静です。上記のように、しびれ・ろれつ・頭痛などの症状がなければ、しばらく休み様子をみて受診してください。

 

 

いつもと違う症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

 

 

 

 

 

夏バテ予防対策

 

 

全身のだるさ、食欲不振、めまいなどの夏バテの症状改善には、生活環境の

見直し、特に安眠できる環境と食養生など、休養と食事で自律神経の調整を

図ることが大切です。

 

 

休養:身体(体と心)を十分に休養(自律神経の調整)させる。

    休養できる環境作り、生活習慣の見直し。

 

 

睡眠:必要な睡眠時間は、7~8時間、個人差あり。

    睡眠不足は、免疫力や自然治癒力が低下、安眠できる環境作り。

    夏バテ ➀ から 

    安眠・快眠に効くツボ ⇨ a.安眠 b.合谷 c.失眠

 

a.安眠(あんみん)

 位置:耳たぶの後ろ、骨の出っ張りから1横指下の部分。

 効果:不眠、不安、ストレスなど。

 

 

 

 

 

 

b.合谷(ごうこく)

 位置:人差し指と親指の骨が合流する部分から、少し人差し指側。

 効果:鎮静作用、万能のツボ、歯痛、頭痛、顔痛など。

 

 

 

 

 

 

c.失眠(しつみん)

 位置:足裏、かかとのふくらみの中央部分。

 効果:不眠、不安、ストレスなど。

 

 

 

 

 

 

入浴:半身浴(38℃~40℃)の活用、みぞおちまで20~30分浸かる。

    血流改善、疲労回復、安眠、リラックス効果。

 

 

運動:ストレッチ、軽めの体操、マッサージ、ツボ押しなどを活用して

    血流改善で体内の疲労物質を取り除く。

 

 

食事:バランスの良い食生活、ビタミンやミネラルの栄養補給。

    胃腸に優しい消化吸収の良いものをよく噛んで摂取する。

    夏バテ ② から

    食養生 ⇨ 冷たい・脂っこい食材は避け、胃腸を冷やさないように

          注意し食養生する。

    昔から「梅干し」は、医者いらずと言われ、有機酸が多く含まれており、

    食欲増進・整腸作用・疲労回復に効果が期待できる食材です。

    また、山芋・人参・生姜などは、胃腸を丈夫にする作用があり、

    大根は消化を助け、南瓜は血流促進に効果が期待できる食材です。

 

   ・食欲増進:梅干し

   ・整腸作用:山芋、人参、生姜

   ・消化補助:大根

   ・血流促進:南瓜(カボチャ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏バテから、熱中症に要注意です。こまめな「水分補給と塩分摂取」をお忘れなく!

 

 

 

 

 

 

東洋医学では、体を構成し循環している「気・血・水」という概念があり、

体の不調の原因は、「気・血・水」の乱れによって起こると捉えています。

 

 

気が不足している、血が滞っている、水分が溜まっているなど、幾つかの

状態が重なりあって、不快な症状が引き起こされています。

 

 

ツボとは、体の不調やゆがみを、正常な状態に戻す「調整点」のことです。

 

 

ツボ押しを「夏バテ解消」に、あなたの健康管理にお役立てください。

 

 

 

週刊haruto