足首が・・・膝が・・・股関節が・・・痛い、重い、怠い!

 

 

 

足(下肢)の痛み・・・あなたは、どう対処していますか?

 

 

 

 

 

 

脚・足(下肢)について

 

脚の各部位の名称としては脚末梢端には足が付属し、接地部足底から上に向かい、足、足首、脛(スネ)、膝(ヒザ)、腿(タイ)までを含み脚と呼んでいる。便宜上、日本語で同じ音を持つ「足」という漢字を当て、踝以下接地部を指して区別のために使い分けて呼ぶ。

足は時として第二の心臓とも呼ばれ、立位時重力に従って下方向へ体液が流動することによって引き起こされる体液停滞むくみを、足の血管周辺の筋肉の運動によって上部へ押し返し再び循環系に戻すことを行っている。

また手と同様に中医学における経絡(ツボのこと)が多くあるとされ、また足の不具合が体の他の部位の様々な病因となることがあるとされる。足が頭部より低温になる頭熱足寒になると冷え性など様々な健康上の不具合が生じる場合があり、足が頭部より高温になる頭寒足熱の方が良いとされている。

 

引用元: - Wikipedia

 

 

 

東洋医学の数千年に及ぶ「ツボ療法」は、肩こり・腰痛・ストレスなど、

 

 

日常の不快な症状の改善や痛みの緩和に役立ちます。

 

 

足(下肢)には、たくさんのツボが点在しており、手軽にツボ押しが可能です。

 

 

ツボとは、体の不調やゆがみを、正常な状態に戻す「調整点」のことです。

 

 

 

足(下肢)の痛みに効くツボ

 

 

足(下肢)の痛みを、3部位(股関節・膝・足首)に分けて説明して行きます。

 

 

1⃣ 股関節 ⇨ ➀衝門 ②陰廉 ③承扶 ④環跳 

 

2⃣ 膝 部 ⇨ ⑤血海 ⑥曲泉 ⑦梁丘 ⑧委中 ⑨陽陵泉

 

3⃣ 足 首 ⇨ ⑩解谿 ⑪丘墟 ⑫崑崙 ⑬照海

 

 

 

 

 

 

1⃣ 股関節

 

 

➀衝門(しょうもん)

 位置:下肢の鼠径部の中央部分、動脈の拍動を感じる場所。

 効果:股関節痛、足のむくみ、下腹部痛、のぼせ、冷えなど。

 

②陰廉(いんれん)

 位置:恥骨から外側に親指幅2本分外側、そこから親指幅2本分下の場所。

 効果:股関節痛、腰腹部の冷え、下肢の痛み、下腹部痛、腰痛など。

 

 

 

 

 

 

③承扶(しょうふ)

 位置:お尻の筋肉の横じわの中央部分。

 効果:股関節痛、大腿部の肉離れ、下肢の痛み、便秘、坐骨神経痛など。

 

④環跳(かんちょう)

 位置:下肢の大腿骨先端から少し後方部分に下がった場所。

 効果:股関節痛、下肢の痛み、足のむくみ、冷えなど。

 

 

 

 

 

 

2⃣ 膝 部

 

 

⑤血海(けっかい)

 位置:膝の皿の内側上端から親指幅2本上の部分。

 効果:膝の痛み、頭痛、めまい、むくみ、不眠など。

 

⑥曲泉(きょくせん)

 位置:膝を軽く曲げると出来る横じわの内側部分。

 効果:膝の痛み、下痢、月経痛、すねの痛み、鼻血など。

 

 

 

 

 

 

⑦梁丘(りょうきゅう)

 位置:膝の皿の外側上端から親指幅2本上の部分。

 効果:膝の痛み、腰痛、大腿部の痛み、下痢、胃痛など。

 

⑧委中(いちゅう)

 位置:膝関節の後ろ側に出来る横じわの中央部分。

 効果:膝の痛み、足の痛みやしびれ、こむら返り、腰痛など。

 

⑨陽陵泉(ようりょうせん)

 位置:膝の下の突出した骨の前下方のくぼみ部分。

 効果:膝の痛み、こむら返り、膝の血行促進、坐骨神経痛など。

 

 

 

 

 

 

3⃣ 足 首 

 

 

⑩解谿(かいけい)

 位置:足首の前部中央のくぼみ部分。

 効果:足首の痛み、ねんざ、関節炎、冷え症、むくみなど。

 

⑪丘墟(きゅうきょ)

 位置:外くるぶしの前下方のくぼみ部分。

 効果:足首の痛み、こむら返り、しびれ、引きつりなど。

 

⑫崑崙(こんろん)

 位置:外くるぶしの後方のくぼみ部分。

 効果:足首の痛み、ねんざ、関節炎、冷え、しびれなど。

 

⑬照海(しょうかい)

 位置:内くるぶしから親指幅1本下の部分。

 効果:足首の痛み、冷え症、不眠症、目の充血や痛みなど。

 

 

 

 

 

 

ツボの押し方と注意点

 

 

写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。

最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。

 

ちょっと痛いけど・・・くらいの力加減でツボを刺激します。

 

ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。

ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。

 

皮膚の弱い方は、押しすぎに注意しましょう。

 

急性的な疼痛や痛みに特徴がある特異的疼痛をのぞき、筋肉がこわばって

緊張状態が続いている疼痛には、ツボ押しやストレッチは効果的です。

 

いつもと違う症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

 

 

 

 

 

足(下肢)のセルフケア

 

 

足(下肢)の痛みは、関節周辺(股関節・膝関節・足関節)に日常生活や

運動などによって、負荷がかかり痛みが発症しやすい部位(場所)です。

 

日頃から運動やストレッチを取り入れ、各関節周辺の血液循環や筋肉の筋緊張の

緩和が痛み発症の予防に繋がります。

 

無理なく、継続できる運動やストレッチを取り入れましょう。

いろいろな方法がありますが、拮抗筋ストレッチで効果が期待できます。

 

 

 

 

 

 

拮抗筋ストレッチ

 

 

拮抗筋とは、動作・運動時に反対の動きをする筋肉のことです。

屈曲⇔伸展、前屈⇔後屈、外転⇔内転など。

 

足(下肢)の場合

大腿前面(大腿四頭筋)の拮抗筋は、大腿後面(ハムストリングス)です。

 

姿 勢:立位又は長座位、立位の場合はふらつきに注意。

    勢いを付けずに筋肉の伸びを意識して深呼吸。

    5秒~10秒×2~3回、1日3セット。

 

手 順:A.立位、片足ずつ膝を曲げて、下肢の前面のストレッチ。

    B.立位、片足ずつ足を前に踏み出して、下肢の前面のストレッチ。

    C.長座位又は立位、上半身を前に倒して、下肢の後面のストレッチ。

 

効 果:足(下肢)の疲れや痛み、腰痛、ストレスの予防と改善。

 

 

 

A.主に大腿四頭筋のストレッチ

 

B.股関節周り、主に腸腰筋のストレッチ

 

C-1.下肢後面のストレッチ

 

C-2.下肢後面のストレッチ

 

 

 

東洋医学では、体を構成し循環している「気・血・水」という概念があり、

体の不調の原因は、「気・血・水」の乱れによって起こると捉えています。

 

 

気が不足している、血が滞っている、水分が溜まっているなど、幾つかの

状態が重なりあって、不快な症状が引き起こされています。

 

 

足(下肢)には、たくさんのツボが点在しており、手軽に押し揉みができます。

 

 

ツボ押しとストレッチ、あなたの身体の健康管理にお役立てください。

 

 

 

 

 

 

週刊haruto