手首が・・・肘が・・・肩が・・・痛い!

 

 

 

手(上肢)の痛み、あなたはどう対処していますか?

 

 

 

 

 

 

手(上肢)とは

 

手(て)は、人体の左右の肩から出ている長い部分、あるいは手首から指先までの部分である。

日本語(大和言葉)の「」はもともと肩から出ている長い部分全体を指していたわけである。(中略) 

医療と手とは、古くから密接な関係がある。もともと、癒す人(ヒーラー、医療者 等)が、病んでいる人の患部などに手を当てることは、医療の原点であった。ここから日本語の「手当て(てあて)」という表現が生まれた。

また、現代でも、医療全般に(例えば通常医療のリハビリテーションの場でも代替医療の場でも広く)手によるマッサージは行われており、血行をうながしたり、滞留したリンパ液等の移動を促すことで、治癒を促す効果がある、自然治癒力を高める効果が期待できるとされている。

 

引用元: - Wikipedia

 

 

 

東洋医学の数千年に及ぶ「ツボ療法」は、肩こり・腰痛・ストレスなど、

 

 

日常の不快な症状の改善や痛みの緩和に役立ちます。

 

 

手(上肢)には、たくさんのツボが点在しており、手軽にツボ押しが可能です。

 

 

ツボとは、体の不調やゆがみを、正常な状態に戻す「調整点」のことです。

 

 

 

手(上肢)の痛みに効くツボ

 

 

手(上肢)の痛みを、3部位(肩・肘・手首)に分けて説明して行きます。

 

 

1⃣ 肩 部 ⇨ ➀肩井 ②肩髃 ③臂臑 ④臑会

 

2⃣ 肘 部 ⇨ ⑤肘髎 ⑥曲池 ⑦手三里 ⑧少海

 

3⃣ 手 首 ⇨ ⑨太淵 ⑩大陵 ⑪陽谿 ⑫陽池

 

 

 

 

 

 

1⃣ 肩 部 

 

 

肩井(けんせい)

 位置:首と肩先の真ん中にあって、肩の筋肉の中心にあるツボ。

 効果:肩や首のこりの特効ツボ、頭痛、眼精疲労、過労など。

 

肩髃(けんぐう)

 位置:腕を真横に挙げた時、肩の付根の前のくぼみ部分。

 効果:肩関節の痛み、五十肩、頚肩腕症候群、上腕神経痛など。

 

臂臑(ひじゅ)

 位置:上腕骨外側、三角筋の先端の内側部分。

 効果:肩の関節痛、五十肩、腕や手の神経痛、頭痛など。

 

臑会(じゅえ)

 位置:腕を真横に挙げた時、肩の付根の後ろのくぼみから親指幅3本分下。

 効果:肩の関節痛、上腕神経痛、発熱、頭痛など。

 

 

 

 

 

 

2⃣ 肘 部 

 

 

肘髎(ちゅうりょう)

 位置:肘を曲げると出来るしわから、肩に向かって親指幅1本分上のツボ。

 効果:肘の痛み、腕の症状全般、テニス肘など

 

曲池(きょくち)

 位置:肘を曲げると出来るしわの外側部分にあるツボ。

 効果:腕の症状全般、肩や首のこり、五十肩、歯痛、冷え性など。

 

手三里(てさんり)

 位置:肘を曲げた時、しわの3横指手首よりの部分にあるツボ。

 効果:肘の痛み、上腕神経痛、めまい、胃痛、胸やけなど。

 

少海(しょうかい)

 位置:肘を曲げた時、肘の内側のしわの部分にあるツボ。

 効果:肘の関節痛、テニス肘、頭痛、めまい、心胸痛など。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3⃣ 手 首 

 

 

太淵(たいえん)

 位置:手関節掌側、横紋の外側の陥凹部分。

 効果:手関節障害、発熱、無汗、咽喉痛、胸背痛など。

 

大陵(たいりょう)

 位置:手関節掌側、横紋の腱と腱の中央部分。

 効果:手関節障害、手掌熱、不眠、胃痛、嘔吐など。

 

陽谿(ようこく)

 位置:手関節の背面、親指を張って出来る横じわの陥凹部。

 効果:手首痛、頭痛、目痛、歯痛、咽頭痛など。

 

陽池(ようち)

 位置:手関節の背面、中央部よりやや小指側の陥凹部。

 効果:手関節痛、頚腕障害、目の疾患、肩こり、難聴など。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツボの押し方と注意点

 

 

写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。

最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。

 

ちょっと痛いけど・・・くらいの力加減でツボを刺激します。

 

ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。

ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。

 

皮膚の弱い方は、押しすぎに注意しましょう。

 

急性的な疼痛や痛みに特徴がある特異的疼痛をのぞき、筋肉がこわばって

緊張状態が続いている疼痛には、ツボ押しやマッサージは効果的です。

 

いつもと違う症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

 

 

 

 

 

手(上肢)のセルフケア

 

 

手(上肢)の痛みは、大きな関節周辺(肩関節・肘関節・手関節)に日常生活や

運動などによって、負荷がかかり痛みが発症しやすい部位(場所)です。

 

日頃から運動やストレッチを取り入れ、各関節周辺の血液循環や筋肉の筋緊張の

緩和が痛み発症の予防に繋がります。

 

無理なく、継続できる運動やストレッチを取り入れましょう。

いろいろな方法がありますが、背伸びストレッチが簡単で効果が期待できます。

 

 

 

 

 

 

背伸びストレッチ

 

 

姿 勢:座位又は仰臥位、立位の場合はふらつきに注意。

 

手 順:両手を上に向けて万歳のポーズ(両指を組んでも可)。

    肩を引き上げて伸ばし、顎を上げて筋肉の伸びを意識して深呼吸。

    10秒~15秒×2~3回、1日3セット。

 

効 果:手(上肢)の疲れや痛み、肩こり、腰痛、ストレスの予防と改善。

 

 

 

 

 

 

東洋医学では、体を構成し循環している「気・血・水」という概念があり、

体の不調の原因は、「気・血・水」の乱れによって起こると捉えています。

 

 

気が不足している、血が滞っている、水分が溜まっているなど、幾つかの

状態が重なりあって、不快な症状が引き起こされています。

 

 

手(上肢)には、たくさんのツボが点在しており、手軽に押し揉みができます。

 

 

ツボ押しとストレッチを、あなたの身体の健康管理にお役立てください。

 

 

 

 

 

 

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