突然の「しゃっくり」、止めたくても止まらない、どうしよう・・・

 

 

 

しゃっくり・・・あなたは、どう対処していますか?

 

 

 

 

 

 

しゃっくりとは

 

しゃっくり(噦り、吃逆、嗝、英語; hiccup)とは、横隔膜(または、他の呼吸補助筋)の強直性痙攣および、声帯が閉じて「ヒック」という音が発生することが一定間隔で繰り返される現象で、ミオクローヌス(myoclonus:筋肉の素早い不随意収縮)の一種である。

しゃっくりは明確な原因がなくても起こるが、飲食物や会話などの刺激がきっかけになることがある。まれに横隔膜の炎症や肝臓癌・腎臓病・脳腫瘍といった疾患によって引き起こされることもある。

しゃっくりに対しては数多くの民間療法があるが、紙袋を口に当てて呼吸するといった方法は血中の二酸化炭素濃度を高めることでしゃっくりを止めようとするものである。

また、酢を飲む、水を飲む、舌を引っ張る、目をこする、動かないといった行為で迷走神経を刺激することも効果がある。

また、両方の指を耳の穴に入れて、両方を強めに30秒〜60秒ほど押さえ続けると止まる場合がある。耳の奥には、脳からお腹の臓器へ繋がる迷走神経があり、この迷走神経に間接的に刺激を与えると、しゃっくりが止まる効果が期待できる。

 

引用元:しゃっくり - Wikipedia

 

 

 

 

 

 

しゃっくりは、

胸とお腹を隔てている筋肉、横隔膜がけいれんして起こる症状です。

暴飲暴食(食べすぎ、飲みすぎ、冷たい・辛いものなどの刺激物)、

精神的ストレスや胃腸などの疾患によって出現します。

 

 

東洋医学では、しゃっくりの症状を「気・血・水」のバランスの崩れ、

胃気が弱り、元気が滞り、「気・血・水」が変調し、下がるべき気が

上逆した「気逆」の状態と捉えています。

 

 

 

しゃっくりに効くツボ

 

 

しゃっくりが緩和できるように、3つに分けて説明して行きます。

 

 

1⃣ 頸部(首)のツボ ⇨ ➀天突 ②気舎 

 

2⃣ 胸腹部のツボ   ⇨ ③巨闕 ④日月 ⑤中脘

 

3⃣ 背部と前腕のツボ ⇨ ⑥膈兪 ⑦内関

 

 

 

 

 

 

1⃣ 頸部(首)のツボ

 

 

天突(てんとつ)

 位置:胸骨の上端中央のくぼみ部分(左右鎖骨の内側のくぼみ部分)

 効果:しゃっくり、せき、のどの痛み、声がれ、のどの様々な症状。

 

気舎(きしゃ)

 位置:のどぼとけ下のくぼみの外側にある小さなくぼみ部分。

 効果:しゃっくり、肩や首のこり、ぜんそく、のどの痛みなど。

 

 

 

 

 

 

2⃣ 胸腹部のツボ

 

 

巨闕(こけつ)

 位置:胸骨下端から親指幅3本分下の部分。

 効果:しゃっくり、胸やけ、吐き気、胸痛、消化器系の疾患など。

 

日月(じつげつ)

 位置:左右乳頭から真下の第7肋骨と第8肋骨の間の部分。

 効果:しゃっくり、腹痛、胸痛疲、倦怠感、ストレスなど。

 

中脘(ちゅうかん)

 位置:胸骨体下端とおへその中間(おへそから親指幅4本分上)部分。

 効果:しゃっくり、胃痛、胸やけ、吐き気、倦怠感など。

 

 

 

 

 

 

3⃣ 背部と前腕のツボ

 

 

膈兪(かくゆ)

 位置:背中の第7胸椎の両側、真ん中から親指幅1本半外側の部分。

 効果:しゃっくり、胸のむかつき、食欲不振、倦怠感、虚弱体質など。

 

 

 

 

 

 

内関(ないかん)

 位置:手首の横紋の3横指肘側の、腱と腱の中央部分。

 効果:しゃっくり、循環器系疾患、気血の出入口、乗り物酔いなど。

 

 

 

 

 

 

ツボの押し方と注意点

 

 

写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。

最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。

 

ちょっと痛いけど・・・くらいの力加減でツボを刺激します。

 

ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。

ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。

 

皮膚の弱い方は、押しすぎに注意しましょう。

いつもと違う、症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

⑥膈兪のツボは、自分では押すのが難しいので、ドライヤーやブラシなど

身近なものを使って温めたり刺激をしてください。

 

 

 

しゃっくりの対処法

 

 

一杯の水

 コップの水を手前からではなく、コップの向こう側から飲む。

 

耳の穴

 左右の耳に指を入れ、耳の奥を30秒~1分ほど押す。

 

紙袋呼吸

 紙袋を口に当て呼吸、血中の二酸化炭素濃度を高める。

 

 ハンカチやタオルで舌をつかみ、30秒ほど引っ張る。

 

ツボ押し

 ツボ押しで、しゃっくりを緩和させる。

 

*効果には個人差があります。自己責任のもとお試しください。

 

 

 

 

 

 

突然の「しゃっくり」、止めたくても止まらない、どうしよう・・・

いきなり声帯が収縮し、吐く息が通るたびに、「ひくっ」という音が・・・

 

 

ツボとは、体の不調やゆがみを、正常な状態に戻す「調整点」のことです。

 

 

しゃっくりが続いたり頻繁に起こる場合は、他の病気も考えられます。

症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

 

 

 

 

 

ツボ押しで、あなたの「しゃっくり」が改善しますように。

 

 

 

週刊haruto