花粉症 = くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみ・・・etc
花粉症・・・あなたは、どう対処していますか?
花粉症とは?
花粉症(かふんしょう、英: hay fever、中略 )とはI型アレルギー(いちがたアレルギー)に分類される疾患の一つ。
植物の花粉が、鼻や目などの粘膜に接触することによって引き起こされ、発作性反復性のくしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみなどの一連の症状が特徴的な症候群のことである。
枯草熱(こそうねつ)とも言われる。日本においては北海道の大半と沖縄を除いてスギ花粉が抗原となる場合が多い。
主な症状は、くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみとされ、一般に花粉症の4大症状と呼ばれる。耳鼻科領域においては、目のかゆみを除外したものを3大症状と呼んでいる。
引用元:花粉症 - Wikipedia
東洋医学では、花粉症の症状を「気・血・水」の水の巡り、体内の水分バランス
の崩れ=「水毒」の状態と考えています。
水毒とは、必要な所に水分が少なく、特定な所に水分が溜まった状態のことです。
鼻水や鼻詰まり、目の症状も、水分の増減や滞りによって引き起こされる症状と
捉えています。
花粉症に効くツボ!
花粉症の症状が改善できるように、3つに分けて説明して行きます。
1⃣ 目の症状 ⇨ ①攅竹 ②睛明 ③四白 ④太陽
2⃣ 鼻の症状 ⇨ ⑤印堂 ⑥迎香 ⑦巨髎 ⑧禾髎
3⃣ 目鼻の症状 ⇨ ⑨合谷 ⑩手三里 ⑪足三里 ⑫肺兪
ツボとは、体の不調やゆがみを、正常な状態に戻す「調整点」のことです。
1⃣ 目の症状(目のかゆみ、涙目)
①攅竹(さんちく)
位置:眉毛の外側、左右それぞれにあるツボ。
効果:目の機能を調整。眼精疲労、視力低下、涙目など。
②睛明(せいめい)
位置:目頭の骨のくぼみ(目と鼻を結ぶ位置)部分。
効果:目の様々な症状、花粉症、疲れ目、かすみ目、鼻の症状など。
③四白(しはく)
位置:目の下、目のくぼみ(眼窩)下端の下方のくぼみ(眼窩下孔)部分。
効果:眼精疲労、頭痛、めまい、顔の痙攣など。
④太陽(たいよう)
位置:眉毛外側と目尻外側を結んだ中間から、親指の幅1本分外側。
効果:目の様々な症状、眼精疲労、目の痛み、目の充血、かすみ目など。
2⃣ 鼻の症状(鼻水、鼻詰まり)
⑤印堂(いんどう)
位置:左右の眉の間、中央にあるツボ。
効果:鼻の様々な症状、鼻水、鼻詰まり、鼻炎、頭の重だるさなど。
⑥迎香(げいこう)
位置:鼻の両端、小鼻の根元の横にあるツボ。
効果:鼻の様々な症状、鼻水、鼻詰まり、鼻血、息苦しさなど。
⑦巨髎(こりょう)
位置:鼻の両脇、瞳孔からまっすぐ下にさがったところのツボ。
効果:鼻炎、鼻水、鼻詰まり、鼻かぜ、目の疾患や歯の痛みなど。
⑧禾髎(かりょう)
位置:口と鼻の間、鼻孔の外側の下方にあるツボ。
効果:鼻の様々な症状、鼻炎、鼻水、鼻詰まり、鼻血や歯の痛みなど。
3⃣ 目鼻の症状(不快な症状)
⑨合谷(ごうこく)
位置:人差し指と親指の骨が合流する部分から、少し人差し指側。
効果:痛みの万能のツボ、特に首から上の症状、鼻水、のど、頭痛など。
⑩手三里(てさんり)
位置:肘を曲げた時のしわの3横指手首よりの部分にあるツボ。
効果:鬼邪のツボ。不安解消、気分転換、胃痛、口腔内の症状など。
⑪足三里(あしさんり)
位置:脚関節の外側、膝の皿の下から4横指下の部分にあるツボ。
効果:無病長寿のツボ、体力の回復と向上、全身の調和と活力など。
⑫肺兪(はいゆ)
位置:肩甲骨の内側、第三胸椎(背骨)から両側に親指1本半外側。
効果:肺の機能を調整。花粉症、風邪、鼻炎、呼吸器疾患など。
ツボの押し方
写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。
最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。
ちょっと痛いけど気持ちいい!くらいの力加減でツボを刺激します。
ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。
ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。
左右対になっているツボは、左右同じように押しましょう。
1日3セットを基本に、動作はゆっくりと気持ちいい範囲で行ってください。
肺兪のツボは、自分では押すのが難しいので、ドライヤーやブラシなど
身近なものを使って温めたり刺激をしてください。
注意点
・ツボ押しの前に、必ず「手洗い・うがい・洗顔」をしてください。
・あなたの「花粉症」の症状を、正しく把握し対処してください。
・病気や外傷がある場合は、ツボ押しや運動の前に医師へ相談しましょう。
スギ花粉症
スギ花粉症は日本で最も多い花粉症で、日本ではおよそ2500万人が患っていると考えられている。
日本のスギ花粉は2月から4月まで飛散するため、スギ花粉症の患者はこの時期に急増する。
引用元:スギ花粉症- Wikipedia
実践したい花粉症対策
➀外出時
帽子・メガネ・マスク等で完全防備をする。
外出前に花粉情報をチェックしておく。
②帰宅時
衣服(頭から足元まで)や持ち物についた花粉を玄関前で払い落とす。
特に足元は忘れずに行う。
③帰宅後
手洗い・うがい・洗顔、出来れば帰宅後すぐ入浴して、全身の花粉を洗い流す。
洗顔は、目と鼻孔も忘れずに行う。
④掃除
室内にはかなりの花粉が侵入しています。こまめな掃除を行いましょう。
掃除は、毎日の拭き掃除を行うと効果的です。
⑤寝具と加湿器
洗濯物や布団を外に干さない。毎日、枕や寝具回りの花粉を拭き取る。
加湿器や空気清浄機を活用する。
花粉症の症状は、風邪の症状に似ていますが、
花粉症の特有な症状は、くしゃみ(立て続けに出る)、鼻水(透明でさらさら)
鼻詰まり(息苦しくきつい)、目のかゆみや涙目です。
いつもと違う、症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。
花粉症の症状(くしゃみや鼻詰まりなど)が続くと、体力を消耗してしまいます。
花粉症対策をしっかりと実行し、出来るだけ「体や室内」を花粉から守る工夫を
心がけてください。ストレス・睡眠・食事にも気を付け養生することが大切です。
ツボ押しで、あなたの「花粉症」が改善しますように!
週刊はると