冷え性 = 血行障害、手足の冷え、便秘、肩こり、腰痛・・・?

 

 

 

冷え性、あなたは・・・どう対処されていますか?

 

 

 

 

 

 

 

冷え性とは

冷え性(ひえしょう)または、冷え症は、特に手や足の先などの四肢末端あるいは上腕部、大腿部などが温まらず、冷えているような感覚が常に自覚される状態のことである。しかし、病態として統一的な定義は確立していないため、西洋医学的には漠然とした概念として捉えられている。

血行障害(Poor blood circulation)、特に末梢血管などでの障害により生じることがある。一般的な特徴として、身体全体には寒さを感じず、四肢など部分的に冷えを感じることが多いが、全身の冷えを訴える例もある。特に冷えの訴えの多い部位は足(脚)と手で、冬季と就寝前に強まる。

冷え性に伴う慢性的な血行障害が原因で、胃痛、便秘、しもやけ、腰痛、神経痛、肩こり、肌あれなどが起きうる。

引用元:冷え性 - Wikipedia

 

 

 

 

 

 

東洋医学では、体を構成し循環している「気・血・水」という概念があり、

冷えの原因は、「気・血・水」の乱れによって起こると考えられています。

 

気が不足している、血がとどこおっている、水分がたまっているなど、

いくつかの状態が重なりあって、冷え(冷え性)が引き起こされています。

 

冷えも万病の元です。あなどってはいけません。

 

 

 

冷え性に効くツボ

 

ツボとは、体の不調やゆがみを正常な状態に戻す「調整点」のことです。

 

血海(けっかい)

 位置:膝関節の内側、膝の皿の上から親指の幅2本分上のツボ。

 効果:冷え症、のぼせ、むくみ、頭痛、動悸など。

 

陰陵泉(いんりょうせん)

 位置:脛骨内側顆(むこうずね)、脛骨内側の骨際のくぼみ部分。

 効果:冷え症、手足の冷え、腹痛、下痢、食欲不振など。

 

 

 

 

三陰交(さんいんこう)

 位置:下腿部の内くるぶしから4横指上の部分にあるツボ。

 効果:女性の特効穴、冷え性、生理痛、膝の痛み、むくみ、不感症など。

 

復溜(ふくりゅう)

 位置:下腿部の内くるぶしから3横指上の部分にあるツボ。

 効果:冷え性、手足のむくみ、生理痛、耳の痛み、歯の痛みなど。

 

太谿(たいけい)

 位置:下腿部の内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみ部分。

 効果:冷え性、こむら返り、立ちくらみ、めまい、頭痛など。

 

 

 

 

足三里(あしさんり)

 位置:脚関節の外側、膝の皿の下から4横指下の部分にあるツボ。

 効果:無病長寿のツボ、冷え性、胃痛、頭痛、のぼせ、食欲不振など。

 

太衝(たいしょう)

 位置:足の親指(第1中足骨)と第2中足骨の間にあるツボ。

 効果:冷え性、不眠症、腹痛、めまい、腰痛など。

 

 

 

 

気海(きかい)

 位置:おへそから親指の幅1本半分さがった所(丹田)のツボ。

 効果:冷え性、生理痛、不妊症、精力減退、下痢など。

 

関元(かんげん)

 位置:おへそから親指の幅3本分さがった所(丹田)のツボ。

 効果:冷え性、生理痛、不眠症、むくみ、胃炎など。

 

⑧気海と⑨関元は、丹田のツボです。丹田は、気のたまる場所です。

 

気衝(きしょう)

 位置:鼠径部、恥骨から親指の幅2本分外側にあるツボ。

 効果:冷え性、不妊症、男女の生殖器系疾患など。

 

 

 

 

志室(ししつ)

 位置:手を腰に当てた時、親指部分が触れる高さにあるツボ。

 効果:冷え性、腰痛、足腰のしびれや痛み、疲労、不感症など。

 

次髎(じりょう)

 位置:おしりの骨盤中央仙骨部の2番目に触れるくぼみ部分にあるツボ。

 効果:冷え性、腰痛、生理痛、頭痛、足のむくみなど。

 

 

 

 

 

ツボの押し方

 

写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。

最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。

 

ちょっと痛いけど気持ちいい!くらいの力加減でツボを刺激します。

 

ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。

ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。

 

左右対になっているツボは、左右同じように押しましょう。

1日3セットを基本に、動作はゆっくりと気持ちいい範囲で行ってください。

 

 

注意点

 

・あなたの「冷え」の症状を、正しく把握し適切に対処してください。

・病気や外傷がある場合は、ツボ押しや運動の前に医師へ相談しましょう。

・いつもと違う、症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

 

 

 

 

 

冷え性対策

 

冷えの原因は、遺伝・疾患・生活習慣などさまざまな要因で、ホルモンの変動と

自律神経のバランスが崩れ、血流が滞り、全身に熱が送れなくなっている状態です。

 

冷えの改善には、生活習慣を見直し、体質改善を図り、基礎代謝を高めることです。基礎代謝を高めることで、体の内部で熱をつくる働きが高まり、体全体が温まり冷

えの改善につながります。

 

①生活の見直し:不規則な生活リズムの改善 ⇨ 自律神経の改善

        睡眠不足、夜型生活の改善

②食事の見直し:偏食の改善 ⇨ 体質改善と血流改善

        体を温める食材を摂取、朝食抜きや塩分の摂取注意

③運動の見直し:適度な運動 ⇨ 基礎代謝と血流改善

        定期的なツボ押し、ストレッチ、ウォーキングなど

 

 

 

 

 

 

冷えも万病の元(風は百病の長)、さまざまな病気を引き起こす原因です。

決して、たかが「冷え」と、あなどってはいけません。

冷えは、肩こり・腰痛・便秘・倦怠感などを引き起こす原因です。

 

冷えは、無理をせず、生活習慣を見直して、バランスの良い食事を摂り、

適度な運動を取り入れて、体質改善を図る(基礎代謝を高める)ことです。

いつもと違う、症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

 

 

ツボ押しで、あなたの「冷え」が改善しますように!

 

 

 

 

 

 

週刊はると