風邪 = 頭痛、発熱、さむけ、くしゃみ、鼻水、せき・・・etc
風邪の時、あなたなら・・・どう対処しますか?
風邪とは?
風邪(かぜ、common cold,中略)とは、ウイルスによる上気道感染症であり、主な影響は鼻に現れる。 喉、副鼻腔、喉頭も影響を受ける可能性がある。症状はたいてい感染後二日以内に発生する。
症状としては、咳、咽頭痛、くしゃみ、鼻水、鼻閉、頭痛、発熱、嗄声などが現れる。患者の多くは回復まで大抵7-10日間を要し、一部の症状は3週間まで続しうる。
最も一般的な予防法は、手洗いの実施、洗っていない手で目・鼻・口を触らない、病人と同じ空間に居ない事である。いくつかの根拠はマスクの使用を指示している。
引用元:風邪 - Wikipedia
東洋医学では、風邪の引きはじめの中心は、風門、風池、風府の3つのツボです。
風邪の邪気が、背中の風門から入り、首の風池にたまり、後頭部の風府に集まり、
風邪を悪くして長びかせる。
風邪は万病の元(風邪は百病の長)です。あなどってはいけません。
風邪に効くツボ!
風邪の症状が改善できるように、3つに分けて説明して行きます。
1⃣ 風邪の引きはじめと寒気 ⇨ ①風門 ②風池 ③風府 ④大椎
2⃣ はなの症状 ⇨ ⑤睛明 ⑥迎香 ⑦飛揚 ⑧崑崙
3⃣ のどの症状 ⇨ ⑨天突 ⑩中府 ⑪孔最 ⑫合谷
ツボとは、体の不調やゆがみを正常な状態に戻す「調整点」のことです。
1⃣ 風邪の引きはじめと寒気(さむけ)
①風門(ふうもん)
位置:肩甲骨の内側、第二胸椎を挟んだ両側、中心線から親指の幅1半外側。
効果:微熱、頭痛、せき、鼻水、鼻づまり、くしゃみなど。
②風池(ふうち)
位置:耳の後ろの骨と、後頭部のくぼみの中間にあるツボ。
効果:頭痛、首のこり、鼻水、鼻づまり、風邪の諸症状。
③風府(ふうふ)
位置:後頭部、中心線上で髪の生え際から親指の幅1本分上のくぼみ部分。
効果:頭痛、頭重、鼻水、鼻づまり、発熱、寒気など。
④大椎(だいつい)
位置:首を前に曲げた時、最も突出する骨(第七頸椎)の下のくぼみ部分。
効果:頭痛、頭重、鼻かぜ、首のはり、寒気など。
2⃣ はなの症状(鼻水、鼻づまり)
⑤睛明(せいめい)
位置:目頭の骨のくぼみ(目と鼻を結ぶ位置)部分。
効果:鼻水、鼻づまり、鼻血、花粉症、いびきなど。
⑥迎香(げいこう)
位置:鼻の両脇、小鼻の根元のすぐ横にあるツボ。
効果:鼻水、鼻づまり、鼻血など鼻の様々な症状。
⑦飛揚(ひよう)
位置:外くるぶしから親指の幅7本分上にあるツボ。
効果:鼻水、鼻づまり、めまい、のぼせなど。
⑧崑崙(こんろん)
位置:外くるぶし上端とアキレス腱の間にあるくぼみ部分。
効果:鼻水、鼻づまり、発熱、頭痛、足の痛みと冷えなど。
3⃣ のどの症状(せき、たん、のどの痛み)
⑨天突(てんとつ)
位置:胸骨の上端中央のくぼみ部分(左右鎖骨の内側のくぼみ部分)
効果:せき、たん、のどの痛み、声がれ、のどの様々な症状。
⑩中府(ちゅうふ)
位置:前胸部、鎖骨の外側のくぼみ部分にあるツボ。
効果:せき、たん、息切れ、のどの痛み、鼻水など
⑪孔最(こうさい)
位置:肘を軽く曲げて出来る横じわから4横指下の手首側にあるツボ。
効果:せき、たん、のどの痛み、鼻づまり、頭痛など
⑫合谷(ごうこく)
位置:人差し指と親指の骨が合流する部分から、少し人差し指側。
効果:痛みの万能のツボ、のどのはれ、頭痛、歯痛、下痢、便秘など。
ツボの押し方
写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。
最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。
ちょっと痛いけど気持ちいい!くらいの力加減でツボを刺激します。
ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。
ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。
左右対になっているツボは、左右同じように押しましょう。
1日3セットを基本に、動作はゆっくりと気持ちいい範囲で行ってください。
注意点
・あなたの「風邪」の症状を、正しく把握し対処してください。
・病気や外傷がある場合は、ツボ押しや運動の前に医師へ相談しましょう。
・いつもと違う、症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。
・風門のツボは、自分では押すのが難しいので、ドライヤーやブラシなど
身近なものを使って温めたり刺激をしてください。
・寒気(さむけ)の改善には、背中とおへそ回りを温め、ふくらはぎの運動を
取り入れると効果的です。(ふくらはぎの運動=かかとの上下げ、足踏みなど)
知っておきたい、「風邪」と「インフルエンザ」の違い!
風邪(普通感冒) インフルエンザ
・発症:緩徐 ・発症:急激
・症状:上気道症状 ・症状:上気道症状に加え、全身症状
咳、鼻水、咽頭痛など 倦怠感、関節痛、筋肉痛など
・発熱:37℃台が多い ・発熱:38℃以上
・原因:様々なウイルス、細菌 ・原因:インフルエンザウイルス
風邪は散発的ですが、インフルエンザは季節性で12月から3月頃に流行します。
風邪は、発症後の経過がゆるやかで、発熱も軽度、くしゃみやのどの痛み、鼻水や
鼻づまりなどの症状がみられます。
インフルエンザは、高熱を伴って急激に発症し、関節痛、筋肉痛など全身症状が強く現れます。また、肺炎などを合併して重症化することがあります。
参考・参照サイト
インフルエンザ - Wikipedi、インフルエンザQ&A|厚生労働省
風邪は万病の元(風邪は百病の長)、様々な病気を引き起こす原因です。
決して、たかが風邪と軽く見たり、あなどってはいけません。
風邪は、肺炎や扁桃炎や脳症などを引き起こす、こわい風邪もあります。
風邪を引いて、くしゃみやせきが続くと、体力を消耗してしまいます。
無理をせず安静にして、バランスの良い食事を摂り、養生することです。
いつもと違う、症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。
ツボ押しで、あなたの「風邪」が改善しますように!
週刊はると