大学2年の春休み、約２週間の一人旅をしました。当時は旅の記録は残すまでもなく、記憶に確かに残るものでしたが、生活に追われるうちに不確かとなってしまいました。
連絡船で北海道を出て１泊目は柏崎の『山梅』という旅館でした。〇〇年後に柏崎を訪れた前回は駅前の風景に記憶がなく、検索で『山梅』と名前がつく会社があるだけでした。
〜
〜今回は夫が調べて駅は東柏崎だったのではという意見で、その駅を訪ねると当時の感じが残っており、会社の地所を訪ねると、何と廃業になった『山梅』が残っていました。 〜
〜一人旅２日目の朝は近くの海岸を散歩して小石状の砂に触れ、高校生の砂浜ランニングを眺めました。その日は名古屋から犬山に出る予定で午前の列車に乗り、夕方に名駅地下街の喫茶店で休みました。コートのポケットからさらさら砂がこぼれて、思えば遠い柏崎海岸の朝の砂でした。
初めての一人旅、初日の宿の柏崎市は、その後1978年に蓮池さん夫婦が北朝鮮に拉致された現場となったり、1984年「柏崎・刈羽原発」が（いつの間にか）運転開始したり、1990年「柏崎少女監禁事件」が起きていたりで、もう散々でした。
