さまざまな事件・事故が次々に起こり、何日かに亘って報道され、忘れられていきます。私は事件が気になるタイプで、殺人に至った理由をいつも知りたいと思ってしまいます。

男女の問題で起こる殺傷事件は、スタート時点でほぼ同じだった当事者間の熱量が、継時的に変化してかけ離れてしまうことがきっかけで起こるのかなと思います。刑事ドラマでおなじみの、いわゆる痴情のもつれです。もつれるのは、熱量の違いによる双方の気持ちかと思われます。

桶川女子大生ストーカー殺人事件(1999年10月)は覚えていますか。桶川という場所も分からず現場の賑やかさも不思議でした。行ってみて、都内の女子大に通う便利な鉄道路線と駅があることにも納得し、現場となった商業施設マインの駐輪場も実際に見ました。当時の上尾警察署の無気力捜査ぶりも思い出し、改めて怒りが湧きました。絶対に許せません!

お金やモノが目的ではない場合、当事者の気持ち・認識・愛情、初めはほぼ同じだったからこそ関係も始まったのだけれど、どちらも同じままでは続かないという辺りは、どうにもならない、誰においても難しい問題なのかと思います。