旧民法の家制度による家族の安定は、
勤勉な労働者と
忠実な軍人を 国家に提供するのに役立った。
妻や子の自由は束縛されているし、第一に人間としての平等も保障されていない。
『旧民法の家制度の結果』として、
『国家主義と軍国主義に向かったことの非は十分に認
識されねばならない。』
1947年の民法改正 「家」制度の廃止による家父長制の撤廃、男女平等思想の尊重による男女の同意に基づく結婚の前提、家族内における個人主義の尊重など、民主的・近代的な家族制度が導入された。
戦後の「核家族」 夫と妻が一夫一婦制のもとで結婚し、子どもが生まれて一緒に生活する。多くの女性は専業主婦を望んでいたので夫の経済力が大切であったし、妻は良妻賢母であろうとした。
20世紀末〜21世紀に入ってから、結婚・家族の姿に大きな変化が現れます。。。
( 橘木俊詔ータチバナキトシアキ著 「男性という
孤独な存在」 第2章 日本の結婚・家族の歴史より )
『 妻が楯突いてばかり』との記述が、ある方のブログにあって唖然としました。。。家父長制は、2022年の今も、一部の男の人たちの心に残っているのかも知れません。
というか、ご両親の価値観を、なぜかそのまま受け継いでいる人がかなりいるのがわかり、信じられない思いです。
改正された現在の民法でも、例えば妊娠中絶や無戸籍など、重大な問題が山積しています。道遠し。。。